第七詩集

宇宙の片隅から

「詩集 宇宙の片隅から」
清沢桂太郎

A5判上製、112ページ 
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-86385-215-0 C0092

装幀 宮島亜紀
装画 佐藤ゆかり「Mother」

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著者プロフィール

清沢 桂太郎(きよさわ・けいたろう)
1941年 千葉県市川市に生まれる
1961年 大阪大学理学部生物学科入学
1967年 大阪大学大学院理学研究科修士課程生理コース終了
1969年 大阪大学大学院理学研究科博士課程生理コース中退、理学博士
      植物細胞生理学・生物物理化学・溶液化学を研究 
所属  「PO」の会・関西詩人協会・日本詩人クラブ
     
既刊詩集 第一詩集『シリウスよりも』 (2012年 竹林館)
     第二詩集『泥に咲く花』 (2013年 竹林館)
     第三詩集『大阪のおじいちゃん』 (2014年 竹林館)    
     第四詩集『ある民主主義的な研究室の中で』 (2014年 竹林館)
     第五詩集『風に散る花』 (2015年 竹林館)
     第六詩集『臭皮袋の私』 (2016年 書肆侃侃房)

もくじ

プロローグ 青柿

紫陽花に
おれはおれ
コップ一杯の水にも
同位体は互いに異なる存在 ―同位体の混合溶液の凝固点
砂糖水や食塩水は零度以下で凍る
真夏日だ 猛暑日だ
十二月一日
道を継ぐ者
数息観
生きながら死人となりて 
病院への通い道
イヌビエのさびしさ
老いの恋ごころ
風鈴
若き日の告白
小さな池
物理学的時間
私は宇宙の星々と同じ家族
冬至へ向かう日々の中で

エピローグ 地上の星を

あとがき

十二月一日

小春日和の日々が続いた
十一月の三十日
その年はなぜか
夕刻冷たい風が吹き荒れ
十二月一日 
冬が来た

隣家との境をなす生垣の奥で
藪鶯が鳴いている

郵便受けに
喪中のハガキが一通
入っていた