第一歌集

Bootleg

新鋭短歌シリーズ22
「Bootleg」
土岐友浩
監修:東 直子

四六、並製、144ページ 
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-185-6 C0092
装画:スズキユカ
装丁デザイン:葛西恵

あの街で、生きていたこと。今、ここにいること。
不在の人の気配が、あたたかな充足にかわっていく。
ささやかな日常が、新鮮な情景となってよみがえる。  
東 直子

2015年6月中旬全国書店にて発売。

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著者プロフィール

土岐友浩(とき・ともひろ)
1982年8月、愛知生まれ。歌人、精神科医。京都大学在学時に「京大短歌」に入会し作歌をはじめる。2009年、瀬戸夏子、服部真里子、平岡直子、望月裕二郎、吉岡太朗の5人と同人誌「町」を立ち上げる。同誌は2011年に歌集『町』を発表し、解散。2013年より同人誌「一角」を個人発行している。2015年、連作 “WALK ALONE” 30首が第26回歌壇賞候補作品に選ばれる。

新鋭短歌シリーズ

今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
「新鋭短歌シリーズ」ホームページ http://www.shintanka.com/shin-ei/

自選短歌五首

ライラック思い描けばえがくほどさようならこの手を離れゆく

てのひらを風にかざしているようにさびしさはぶつかってくるもの

鳴き声を設定したらよさそうな亀のかたちの飛び石を踏む

まっさらなノートのような思い出が音もなく降りこぼれる僕に

ため息を眺めていたら指差したゆびが消えたら春の花々
                                 

関連書籍

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「新鋭短歌シリーズ13 オーロラのお針子」
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「新鋭短歌シリーズ16 サイレンと犀」
「新鋭短歌シリーズ17 いつも空をみて」
「新鋭短歌シリーズ18 トントングラム」
「新鋭短歌シリーズ19 タルト・タタンと炭酸水」
「新鋭短歌シリーズ20 イーハトーブの数式」
「新鋭短歌シリーズ21 それはとても速くて永い」
「新鋭短歌シリーズ23 うずく、まる」

<新鋭短歌シリーズ第1期>
「新鋭短歌シリーズ1 つむじ風、ここにあります」
「新鋭短歌シリーズ2 タンジブル」
「新鋭短歌シリーズ3 提案前夜」
「新鋭短歌シリーズ4 八月のフルート奏者」
「新鋭短歌シリーズ5 NR」
「新鋭短歌シリーズ6 クラウン伍長」
「新鋭短歌シリーズ7 春戦争」
「新鋭短歌シリーズ8 かたすみさがし」
「新鋭短歌シリーズ9 声、あるいは音のような」
「新鋭短歌シリーズ10 緑の祠」
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「新鋭短歌シリーズ12 やさしいぴあの」

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「現代歌人シリーズ3 念力ろまん」

「ひとさらい 笹井宏之第一歌集」
「てんとろり 笹井宏之第二歌集」
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