中国よ!

山本巖ブックレットシリーズ006
「中国よ!」
山本巖

A5判、並製、110ページ
定価:本体600円+税
ISBN4-9980675-7-5 C0095

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三国時代、諸葛孔明が成算もないのに死を賭して五回もの北伐を敢行したのはなぜか。三国志を手がかりに中国の歴史という巨大な森に分け入る。

著者プロフィール

1941年北九州市門司区生まれ。早稲田大学卒。
1964年西日本新聞社入社。社会部、文化部、都市圏部、北京支局などに勤務。
熊本総局長、文化部長、編集企画委員長、論説委員長などを務める。
著書に『夢野久作の場所』『昭和史を歩く』『三国志の旅』(共著)など


「北伐の道」を往く
諸葛孔明の果たせぬ夢(書き下ろし)

 三国時代、蜀の宰相・諸葛孔明は魏を討つために5回にわたって北伐を敢行した。魏の国力は蜀の10倍であり、北伐の道は天下の難道であった。つまり、成算は最初からなかったと言ってよい。それでもなお、孔明が死に至るまで出撃を繰り返したのはなぜか。
 北伐の道をたどりながら、古代中国の知識人にとって国家とは何だったのか、乱世を生きるとはどういうことだったのか。三国志を手がかりに中国という巨大な森に分け入る。

北京・1981年-混沌の中の中国社会
 1976年に毛沢東が死去し、四人組が逮捕されて10年の文化大革命が終わった。78年には、復活した鄧小平が改革開放路線を開始した。
 1981年の北京は、いわば混沌のさなかにあった。文革の恐怖感が色濃く残る一方で、猛烈な金儲け主義も始まっていた。民主化運動が燃え広がりやがて鎮圧される。むろん、その混沌の中で民衆はしたたかに生きた。