柚のかくし味 by 柚


2004-01-24 水面の氷は幻のごとく消えていた

今日も雪の舞うお濠端を歩いたけど、ウソのように水面の氷は溶けてなくなっていた。すでに幻になってしまった氷面は、もう見られないのだろうなあ。昨日あれを見ることができたのは、ほんとうにラッキーだった。

そういえば、今朝、出かける前になんということもなく、テレビをつけたら、「真剣10代しゃべり場」の放送があっていた。提案者は18歳の高校生。女子生徒会長だ。「女のリーダーは嫌われるの?」というのだが、強力な男子生徒が「女はリーダーになんかなるべきではない」という論争を繰り返していた。提案者は自分こそ、リーダーに相応しい。夢は社長になることだっていっていた。「女子のくせに」といわれるのがいちばん、いやだと。聞いていて、変わらないなあと思った。男と女の論争は50年の間、少しも変わっていない。こんな若い子たちが、男がリーダーで女はサブでいいと平気な顔でいうのだ。いまだに。それが男の子だけでなくて、女の子も言う。この構図も同じ。いまはまだ学校という閉鎖的な空間での話だが、ここには、家庭での状況も反映されているにちがいない。彼らの家庭での会話が見えるような気がする。

土曜日だというのに遅くまで仕事をした。映画の紹介を12本も書いた。書いているうちに映画を見たくなった。どれもけっこう面白そうなのだ。「かげろう」や「アドルフの画集」「ひめごと」「悪霊喰」「赤い月」など、2月公開の映画ばかり。一段落したら、ぜったいに映画見に行こう。


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