柚のかくし味 by 柚


2005-01-05 本作りのこと

仕事始めである。怠惰な正月も終わり。それでもいろいろ考えた。これからの本作りのこと。こんな時代だから、できることを。それだけ。自分の仕事。考えることはたくさんある。心に決めたことも。

 本を読む

 映画を見る

 旅をする

 山を歩く

 詩を書く

 手紙を書く

 ホームページを更新する

など、やったつもりだけど必ずしもできなかったことをやる。

 そして、本を書く。

これこそが今までできなかったこと。さて、何が書けるのか。年の初めに考えたことである。

昨年末にはばたばたと本を出した。「ホームベジタリアン」「サラリーマンパパの育児は楽しい」そして、「午後の大回廊」。

まったく資質の違うこの三冊の本は、幾分今後の出版についての暗示であるように思う。先の二冊は、生き方の提案。著者は男性と女性。それぞれ、自分というものをよくもっている。最後の一冊は詩集。

本を作るのは実に楽しい。これからいったい何冊作れるのだろう。

今読んでいるのは、カワカミさんの家作りの原稿。そのこだわりが実にいい。自分らしい素敵な暮らしとは、いかにこだわって生きるかと同じである。

前記三冊も自分の生き方を明確に示している。

「ホームベジタリアン」のコンドオさんは、その柔軟な暮らしぶりにきっと多くの女性が共感するだろう。

「サラリーマンパパの育児は楽しい」の中根さんもまた、少し視点を変えるだけで夫婦の関係もわが子との関係も、何もしないよりずっと楽しめると書く。新しい父親像の提案だ。

「午後の大回廊」の渡辺さんは、わが人生も午後にさしかかったと感じ、それを詩に書くことで自分の人生を肯定しようとしている。


2005年
1月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

侃侃諤諤

2005-08-23
韓国で料理を食べて思った

2005-08-15
戦後60年の節目に

2005-03-22
地震のこと、続報

2005-03-20
地震な一日

2005-02-16
きみに読む物語

2005-01-27
懐かしい写真

2005-01-19
地球の裏側

2005-01-10
成人残念会

2005-01-07
コーヒーとの出会い

2005-01-05
本作りのこと

2004-12-18
ライターでなく、もの書き

2004-12-17
日のあたる道

2004-12-11
『象と耳鳴り』

2004-12-07
「蒼い記憶」

2004-11-23
さいぼう会に参加して

2004-11-18
若竹酒造場にて

2004-10-21
台風とロウソク

2004-10-16
江口章子のふるさと

2004-10-15
運命の足音

2004-09-24
夜からの声

2004-09-13
父は今日も元気

2004-09-03
日韓詩人交流

2004-08-15
お盆の最終日

2004-08-10
原爆が落ちた日に

2. 軽々と生きる

2004-08-08
被爆の街としての長崎

2. 赤の広場で歌うポール

2004-07-23
久々の小倉駅

2004-07-18
自分のなかの核

2004-07-16
田舎の夏が懐かしい

2004-06-30
「永久就職」というまやかし

2004-06-13
リバーサイドは健在なり