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家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!
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年始の恒例行事である巻き寿司作りが今年なんだか納得いかない感じで終わったので、そうだ、本来の巻き寿司の日にリベンジだ!とゆーことで、二月の節分に実家で巻きまきしました。

maki

ウチの巻き寿司は青菜に卵、椎茸にかまぼこと竹輪、かんぴょう。酢飯にはかぼすを使います。市販の巻き寿司も好きだけど、ウチのに比べるとやっぱり甘すぎるなあと思うことが多いです。

maki

しかし、慌ただしい年始とちがってのんびりの日曜日、ていねいに下ごしらえをして作ったのに、なんかベストじゃない。

maki

なんでかなあ。
巻き寿司ってバラバラに作った具を最後にまとめるので、食べてみて全体のバランスがはじめてわかるのだ。普通の煮物とは全くちがう感覚で味付けします。「うまい!!!ほれぼれ…」という日もあれば「……うーん。なにかなー、なにがおかしいのかなー。わからんなあ」という日もある。今日は後者だった。

また作れってことだなあ。
大好物なので、いいのです。

私自身はなぜかあまり馴染みのない食べ物なのですが、オットエンジェルがある日突然「オレはマカロニグラタンが好きだ」と言い出したので、何度か作ってみてやっと満足してもらえるものができました。

macaroni

ソースは豆乳で、炒めた玉ねぎと、粉をはたいて焼いた鮭や芋などを入れます。マカロニはとにかく固めにゆでると「うまい」と言われ、たっぷり入れます。それも、ソースの中に隠れているマカロニのもちもちしたのと、ソースから飛び出しているマカロニのカリカリしたのが良いらしい。こだわるなあ。パン粉は載せますが、チーズはあれば載せるかなという程度。焦げ目が好きなのはおいら。

この人も、ずいぶん上手に食べられるようになりました。

macaroni

最近、「しゃしんとって」と言ってきます。

macaroni

はいはい。

macaroni

よく食べる。

この日の夕食は、マカロニグラタンに、モロヘイヤとコーンのスープ、おにぎりにトマト。夏の献立です。

わあお。オットエンジェル、40歳。初めて出会ってからもう20年を超えています。自分の夫が40……。なんか、いろいろ考えさせられてしまいます。この人といっしょに、最初いたところからものすごく遠いところまで来てしまったなあ。

はっさく氏のいる食卓では、主役を置いといてもはっさくが食べやすいかどうかで献立が決まります。だから、今年の宴のメニューもそう。

40

●人参コロッケ
●シーフードとズッキーニの豆乳マカロニグラタン
●舞茸の天ぷら
●鮭と三つ葉の炊き込みご飯のおにぎり
●シャンパン、ビール、りんごジュース

40

そして、シフォンケーキのロールケーキ。中身は豆腐クリームとフルーツモリモリ。

ちなみに、はっさくは誕生日の人が美味しいものを食べられると思っているみたいで、「今日はおとうさんの誕生日だよ」というと、「はさくもたんじょーび!」と、なんだかプリプリ怒っています。

さあ!
オットエンジェルの新しい扉、オープン!!

hatu

初めてビスコッティを焼いてみた。なのに、チャレンジャー。生姜と、ゴボウを薄い輪切りにしてじっとりとフライパンで炒めて塩したのを入れてみた。

んんん、んまい!!!

美味すぎて食べてしまったので、かろうじて残った一本を撮影。

いけまっせ、コレ。

pie

もはやアレンジしすぎて誰のレシピなのか忘れてしまっていますが、小豆のパイです。

パイ生地はトランス脂肪酸フリーの有機パーム油100%のショートニングでさっくりクッキーのような食感。中の小豆はちょっとの黒糖と黒ごま、塩にデーツをたっぷり。砂糖なしでもしっかりとした甘味が感じられます。

デーツは、中近東の果物をドライにしたものを使いました。中国のナツメに似ているのでナツメヤシとも言われます。でもナツメは砂糖漬けが売られているのに対して、デーツはドライにしただけ。それなのにナツメよりも甘いかも!ラマダン中には夕餉に食べられる、美味しくてめでたい食べ物だとか。

はっさくも完食。

dango

茹でた春菊の水気をしっかりしぼって団子粉と混ぜて丸めて、茹でて串に刺すとできあがり。きな粉をかけるのもよいですね。

すっかりヘビロテとなったこの本より。

甘酒と卵の力で膨らませます。

amazake

もうひとつの隠し技は本を読んでのお楽しみにしときましょう。

amazake

ハチミツで甘さを押さえているので、はっさくにも食べさせられます。久々のハンドミキサーだったけどね。もう十分かなあというところまで来たらあと5分くらい泡立てるくらいで、シロウトのおいらはちょうどいいみたい。

ちょっと前の話だけれど。

休日をイッパイ楽しんで帰る車中、外食の気分じゃないし、家に帰ってなんか作るのもだるいし、ああもう来週は桜も散ってるなあなんて思って、急遽最寄りのスーパーでハマグリとか買って家で七輪に火を入れて、

bbq

じゃん!

bbq

じゃんじゃん!

はっさくには初めての七輪の夕べ。超ハイテンションでオットエンジェルと火をおこしておりました。

七輪のハシの火のあたらないところにハマグリをミニカーよろしくキッチリ並べたり、まだ焼いてない厚揚げを食べようとしたり、焼き芋をすると思い込んでいたらしくそれ以上の食材のお祭り状態に焦ったのか大混乱してわあわあ泣いたりしてましたが。

やっぱりいいね、空の下のごはんってヤツは。

カノウユミコさんのレシピで里芋をすりおろしてプチクレープにしました。

crepe

こんな感じになります。もちもちして土の香りがしておいひい。レシピでは胡桃味噌を塗って食べるとあるのですが、うちのはっさくさんは焼いてるハシから「た〜べ〜る〜」と言ってきかないのでプレーンで食べることになるし、そもそもおいらの口にもほとんど入りません。

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キミは満腹かもしれないが、おっかさんは腹ぺこだよ。

またこの本より。

mushipan

カボチャの蒸しパン。
米粉と薄力粉を半々。おもしろいのは玄米甘酒とオレンジジュースでふくらませるとこだけど、ベーキングパウダーも入っている。食感はいつもの蒸しパンと異なり、ぷわぷわしていておいしいけれど、あまりBPに頼りたくないなあと思っているので、ううん、という感じかな。

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