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家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!
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花を飾っていたので、毎朝誰も起きてない時間に、元気がなくなってしまったものを畑に戻して花瓶を整えていた。もう残りも少なくなってきた今朝は、息子が食事中に畑に向かってぽいぽいしていたところ、部屋に戻ると息子は目に涙をいっぱいためて「なんですてると?」と来た。

すまぬ、息子。おかあさんが気を抜いていた。

畑にぽいすると土になるんだよ、と説明するも「かなしい」と首を振る。

仕方ないので、皿に好物のパンを追加して事なきを得た。

得た、のか?
多分。
でも、彼は今朝、オトナという名の階段を一つ上がったような気がする。

どうすればよかったのだあああ、オトナという役のアタシ。
心もとない事この上ない、40歳のとある朝。

hana

で、そのちょっと前の話になるけど歓迎遠足の朝は弁当を作るので、朝食はドーナツです。

どゆこと?

説明しよう。

弁当のときは珍しく唐揚げとかするおいら。そのために新しい油をおろすので、そういうことならドーナツだ!いそいそ。

しかし、今日のは失敗だ〜。粉の配合がうまくいかず、油を吸いすぎた。

donuts

でもこの人はハイテンションで食べてくれた。

ハッハッハ。とうとう出たか。
いたずらを叱ったところ、「おかあさん、すかん」ときたもんだ。
すかさず、「はっさくがおかあさん好かんでも、おかあさんは、はっさくがどあああああい好きよ」と言ってやったぜ。40年も生きてるんだから、そのくらい余裕なんだぜ。

でもちょびっと、ぐっすん。

taisofuku

写真は、歓迎遠足の朝、年少さんに上がったので初めての体操服だ。

昨日、オットエンジェルとはっさくが動物園に出かけた後、おいら愛用のボールペンがないことに気がついて、そうだはっさくがさっき遊んでいたなといろいろあやしいところを探したけどないので、オットエンジェルに電話。

おいら 「はっさくにかわって」

オットエンジェル 「うん」

はっさく 「なに〜?」

おいら 「おかあさんのペンどっかやったろ」

はっさく 「うんとね、てーぶるのうえ」

おいら 「どこのテーブルね」

はっさく 「ごはんたべるてーぶる。はみがきのはこのなかにいれた」

ふむ。

出かける前に遊んでいた歯磨き粉の空き箱に他のペンと一緒に入っていました。

電話で普通に話ができるようになっていることに驚いた火曜のお昼前のできごとでした!

TEL

年少に上がったはっさくくん。今朝から風邪でダウンしております。今、お布団の中でぐっすり。

実は「風邪で寝る」っていうのが初めて。今までは風邪でも熱でも普通にぴんぴんしてたからね。風邪で保育園お休みしても全然寝てくれないから仕事もできず、往生したもんだ。今日はこんな感じでパソに向かえるってのが驚き。赤ちゃん時代は終わったってことかなあ。

それにしても、この1ヶ月、新しい環境で張り切って過ごしていたので、疲れが出たかな。

こっちの心配をよそに、どうなることかとやきもきしていたのですが、はっさくはしっかりと新しいクラスで新しいお友達を作ったり、年長さんにちょっかいを出したり、先生にいたずらをしたりしているみたい。環境にソッコーで慣れる力は母親譲りか。

はっさくを2年間見てくれた先生は、はっさくたちを年少に送り出して4日後に、退職していかれました。大人たちはそっちの方がショックで、大慌てでお別れ会の準備をしたものでした。はっさくはと言うと、担任が変わるということはわかっても、先生がもう保育園にはいないという事実にはまだピンと来てないらしく、先生はまだ赤ちゃんクラスにいると思っているみたい。ま、いいか。年少さんに慣れた頃に、先生を訪ねて遊びに行こうぜと、大人たちの間で旅行の話で盛り上がっています。

kaze

写真は、こないだ昼寝していたときのもの。今は五分刈りみたいになっとります。

ここ数週間、ワタクシメのムネがきゅうんきゅうんと鳴りっぱなしで、セツナイを通り越して正直キビシーです。

今日、はっさくが保育園の年少に進級しました。

年少になるにあたって、先生は子どもたちの混乱を避けるため、何ヶ月も前から心の準備をしてくださっていました。おかげで、子どもたちは「年少さんになる」ということを「すばらしいこと」、「おにいちゃんになる」ととらえることができていました。「年少さん」に憧れて、早くなりたい、春はまだかと、秋口から心待ちにしてきました。

でも、桜も咲いていよいよというここ数日で、はたと気がついてしまったのです。年少さんになるということは、大好きな先生とさよならするということを。

金曜の時点では、「先生にありがとうって言いなさい」と言っても、ふざけて変な顔でおどけるばかりでした。土曜と日曜、彼はいつもとちがっていました。物思いにふけって、じっとしている瞬間をいくつも見ました。日曜の夜、食事中に突然、「はっさく、あしたね、ヨーコせんせいにバイバイするっちゃん」と言いました。何か、何かがはっさくの中で決まったんだと思いました。

今日、朝の登園は旧クラスでとなっていたので、先生にもう一度会える。はっさくは朝、クラスの入口で、きちんと先生に手をふりました。笑って「さよなら」と言いました。先生は「まだバイバイせんでいいとよー。あとでみんなで上クラスに行こうね」。そう言って、先生ははっさくを抱っこしてくれました。

たまらん。

39にもなって人前で泣けるか。これからこんなことがいくつあると思ってるんだ。そのたびにわしの小さなムネは張り裂けそうになるというのか。

昨日の夜寝る前に盗み見た、暗闇をじっと見つめるはっさくの横顔。これから彼は、彼だけの人生を一人で戦っていくのだ。わしが傍らでいくらムネを痛めても、それははっきり言って彼の知ったことじゃないのだ。それが多分、母親ってもんなのだ。

ああ、キビシー。
やっぱりわしは、わしの戦いに挑もう。そうじゃないとやってらんない。なんか、さみしくて、やってらんない。

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赤ちゃんによっては、3ヶ月頃から絵本を読むとじっと聞いてる、なんて話をよく聞きますが、はっさくはマッタク、でした。その後も、のりもの絵本くらいなら、という程度でしたが、ココ最近ずいぶん物語の絵本を読むようになってきました。

あ、もちろん「読んで」って言ってくるんですけどね。

ehon

同じ本をもう何百回と…。覚えてしまうくらい、読むのですけど、そうするとはっさくも覚えてしまって、私が読むのといっしょに読んでくれます。「今いそがしいけん」とほっておくと、ひとりでブツブツと読んでいます。ちゃんと大体の線で読めてるのがおもろい。

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晴れの日です。
3歳、すこやかに楽しくおもしろく、大きくなってくれてありがとう。

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それにしてもなかなか手こずりました〜。
この着付け中の舌出しが証明するのは「緊張している」ってこと。緊張したり集中すると舌を出します。

まずは杉田写真館で撮影したのですが、スタッフのおじさんが全身を使って笑かそうとしているのにガッツリ固まっているはっさく氏。じじばば2組も苦笑する中、おじさんの「あれ〜?笑わないなあ〜困ったなああ〜」という声がスタジオに悲しく響く……。

そしておでかけ。大人の徒歩なら10分もかからないお櫛田さんへ。しかし、はっさくの袴がずり落ちまくり、それにつまずいてこけまくり、しかし今は何でも「自分でする!」の季節の彼のかんしゃくが冷泉町にこれまた響く……。

櫛田神社では一時たりともじっとしないので撮影不可能!っていうか、この時点で「なんか今日みんなに写真写真って言われすぎてもうイヤ!」モード突入いたしました。そりゃそうか……。

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「なんなんだよう、もう!」

それにしても、このあとのお食事会で久々に伺った「石堂橋白つぐ」は、いやあ、相変わらずいいお店です。移転して個室もできてますよ。

私が小さい頃から通っていた福岡市東区の貝塚公園ゴーカート。3歳になったら乗れる一人乗りとあって、公園に行くたびにうらやましそうに恨めしそうに眺めて動かなくなってしまうので、貝塚公園から遠ざかっていたのですが。やっと3歳になり、満を持して行ったらば。

ものの20秒でギブアップ。

やはり、アクセルを踏む、ハンドルを握って左に曲がるなら左に回す、右に曲がるなら右に回す、という一連の動作は相当難しいようです。大人が横に付いて歩かなければならないので、速度はそのくらいのものだし大丈夫と思っていたけど、ハンドルやアクセルの意味が分かってない人にとってのこの速度というのは想像以上に速かった。

仕方ないので、遊具コーナーのジャングルジムへ。
高い岩山の上のジャングルジムなので、相当な高さですが、もろともせず。高所恐怖症ではないんだね、キミは。

gym

自分の身体より大きな鉄の枠を一つひとつ上手に移動してました。見ていると、一つ手をおいて、足をおいて、「あ、こりゃ無理だ」と思ったらまた最初からやり直し。途中で投げ出す事もせず、きちんと頭を使って、前に、上に進んでいました。

できることと、まだできないことのリストを日々書き換えながら、大きくなっております。

tosen

わお!
ある夕方、ちょっとおかずが足りないなと、保育園の帰りに近くのお惣菜屋さんをのぞいたら、はっさくさん、初めてのくじ引き、そしてご当選おめでとうございます〜〜〜!わーらーえーる〜。抽選ボックスの入口の尖ったびろびろしたやつにビビっていたが、なんと結構良さそうなものを当てとるじゃないか、キミィ。

数日後、引き換えに行ったら、またこれが結構なお品で。

tosen

真鯛の干物やサザエのボイル、蛸も丸ごとボイルされたのとか、なんか色々入ってる〜〜〜!たーのーしーい〜。

tosen

記念に!
変な顔!

もちろん、さっそくお魚三昧の夕べとなりました!
刺身で食べるような真鯛を干物にしてあるので、これがまためちゃくちゃウマかった〜!

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