って今さら何を、と思われましょうが。
いっちょまえに「つわり」の長いトンネルから抜け出して、やっと食の世界をぐるりと見渡せる余裕がでてきたのだよ。すると、気がつきました。長い間、果物とトマトと塩味炭水化物しか食ってねえ。
そこで、いきなり妊婦に重要な栄養素のひとつ、鉄分摂取のため、オットエンジェルに命じ、福岡大丸で「ビーツ」を買ってきてもらう。こいつはサトウダイコンという地中海の植物で、「飲む輸血」とゆー、つわり真っ最中なら言葉だけでおえっぷとなりそうな強者だ。
これでボルシチを作る。
朝から、豚の三枚肉、セロリ、玉ねぎ、ビーツ、ニンジン、ニンニクをかたまりでぐつぐつする。ビーツはまな板の上で包丁ごと流血沙汰になるので、あまり深く考えずに調理する。写真の通り、スープの色は赤を通り越して、業界用語で言えば特色だ。強烈すぎる。
お昼過ぎに、全てを取り出して、一口サイズに切る。ここで、時間があれば、スープだけを冷蔵庫で冷やして、三枚肉から浮き出るアブラを固め、すくって捨てる。さっぱりします。切った材料とスープを鍋にもどして、塩胡椒で味を付ける。ジャガイモと芽キャベツはここで煮始める。すべてが柔らかくなったらいただきましょう。
あればサワークリームを添えると本格派。なくても、本当に深い味。
2カ月の栄養不良を取り戻すべく、本領発揮だぜ。むぐぐ。
Posted by ツマエンジェル at 2007-03-30 21:38:25 [ 新しい命、さよならの命 ]
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