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英語でさるく 那須省一のブログ

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Who's won after all?

 米大統領選。水曜日は朝からCNNのテレビに釘付け状態が続いた。当初は挑戦者のバイデン民主党候補が順調に票を伸ばしているように思えたが、段々と現職のトランプ大統領が巻き返してきた。これはまずいぞ! まさか、米国民は過去4年間近く大統領の言動を目の当たりにしてきてなお、トランプ氏に更に向こう4年間の舵取りを託すというのだろうか。まさか?!
 CNNのお馴染みのベテランキャスターたちは「まだ開票は終わっていません。郵便投票や期日前投票などの大半はまだ開いていません。どちらの候補者が勝利するかまだまだ分かりません」と語っている。かくしてアメリカという国に長年抱いてきた好意的なイメージが瓦解することのないことを願いながら、終日を過ごす羽目に陥った。窓の外を見やれば、青空が見える好天。香椎浜をジョギングしたいと思ったが、外出する気にはなれなかった。
 トランプ大統領に関してこの数か月の米メディアの報道に接していて、一番記憶に残っているエピソードは、CNNが先月報じた、トランプ政権を昨年1月に去った主要人物の一人、ジョン・ケリー元首席補佐官の言葉だ。彼は友人たちに次のように大統領の人物評を吐露していたという。“The depths of his dishonesty is just astounding to me. The dishonesty, the transactional nature of every relationship, though it’s more pathetic than anything else. He is the most flawed person I have ever met in my life.”
 私が興味深く思ったのは “He is the most flawed person I have ever met in my life.” という表現だ。flawは辞書を引くと「(宝石、陶器などの)傷、ひび」「(性格などの)欠点」であり、flawedは「欠点のある、欠陥のある」という意味だ。この世界の最高権力者の地位に上り詰めてもなお、the most flawed person I’ve ever met と蔑まされるとは。意味合いは異なるが、flawedは大統領がよく口にするfakeという語とそう乖離してはいないかと思う。
 というわけでテレビを見続けるのに疲れを感じていた夕刻少し前、ホワイトハウスで開票を見守っていたトランプ大統領が突然テレビカメラの前に現れ、大統領選に関するスピーチを始めた。フライングの勝利宣言でもするのかと思って見ていると、勝利宣言というより、開票作業がまだ終了していないミシガン州やジョージア州などの開票を停止して、その州の勝者を決定しろというようなことを宣っている。にわかには信じがたい発言だ。CNNの各コメンテーターも口々に憤っていたが、残る未開票の票を無視しろというのは民主主義の否定・放棄に他ならない。
 この項を書いている水曜日夜の時点で、両者の選挙人の獲得票はバイデン氏220票対トランプ氏213票でバイデン氏がわずかにリードしている。当選に必要なのは270票。開票が終了していないミシガン州やジョージア州などでは確かにトランプ氏がリードしているが、その差は縮まりつつある。未開票の郵便投票や期日前投票などの票はバイデン氏が圧倒的に有利と見られ、開票が進めばバイデン氏が最終的に逆転勝利する可能性が高いとか。必然的にトランプ氏が焦りまくり、上記の常軌を逸した発言となったと見られている。
 嗚呼、見え透いた手、子供だましの手であることか。何てこった、肩凝った、正義はありや、何をか言わんやである!

郷里の夜神楽をYouTubeで観れる時代!

20201102-1604277519.jpg いよいよ11月に突入した。今年も残りわずか2か月とは! 結局今年は中国・台湾や韓国に一度も旅することもなく終わりそうだ。当初の計画ではこの秋にソウルに住む韓国人の友人Jさん夫妻を福岡に迎え、三人で九州の秋を楽しむことにしていたが、さすがに延期せざるを得なかった。コロナ禍で雲行きが怪しくなった夏過ぎにJさんに今年の再会は見送り、来秋、ぜひ実現させようというメールを送ったところ、「是非、是非」との温かい返信が届いた。来秋までには私のまだ拙い韓国語に磨きをかけ、初対面となるJ夫人とは韓国語で基本的なおしゃべりぐらいはこなせるようになりたいと願う。加油、いやパイティン!
                 ◇
 中国語を学んでいて本当に悩まされるのは声調。音自体は時に日本語の漢字の音を手引きにしながら、大体覚えていても、声調だけはさすがにそういうわけにはいかない。例えば、環境保護という語。中国語の簡体字表記だと「环境保护」。この漢字を正確に覚えるのも難儀だが、音はさらに厄介。カタカナ書きを許してもらえば、「ファンジンバオフー」となるだろう。問題は上げ下げの声調だ。私はなぜか声調は覚えるそばからすぐに忘れてしまう。ピンイン表記だとhuánjìng bǎohù。声調はおおよそ ↗↘⤴↘ という感じ。(この上がり下がりの矢印はもっといい表記があるのだろうが、私のパソコンではこれが精一杯)。この語は短く「环保」とも表現することが可能で、その場合のピンインはhuánbǎoとなる。
 繰り返しになるが、声調を含めたピンインを正確に記憶するのは今の私には至難の業。年のせいにしたくはないが、やはり、加齢とともに記憶力は衰えているのだろうか。十代、二十代だったら、どうだっただろうと思わないでもないが、いまさらそんなことを考えても詮無きこと。60代には60代の覚え方があるのだろう。そう思いたい!
 この悩ましき声調がただ一つだけの語であれば、ほぼ確実に、いや確実にと言うのは言い過ぎかもしれないが、比較的覚えやすい。例えば「第二次世界大戦」という語。簡体字表記では「第二次世界大战」。ピンイン表記だとDì'èrcì Shìjiè Dàzhànであり、すべての声調が下がり調子の第四声であり、これなら私のような者にも大変記憶しやすい。中国語がこういう声調が同じ語ばかりならいいのにと思う! 
                 ◇
 この項を打っている日曜日の午後、首都圏に住む郷里の幼馴染みの先輩からラインメールが届いた。郷里の最新の「銀鏡神楽」がYouTubeで見れますよと。「神楽フェスティバル2020」というイベントが宮崎県内で開催され、銀鏡神楽もその一つとして舞われたようだ。
 スマホは自宅のWi-Fiで好きなだけ見ることができるようになったばかり。この項を打ちながら、懐かしい神楽を楽しんだ。独特の笛太古のお囃子に乗って古式床しく舞う神楽。古里では毎年12月14日の夜から朝にかけ徹夜で舞われる。この時期の山里の夜は冷え込む。ドラム缶で燃える薪で暖を取りながら、神楽を観たことが何度もあるが、年を重ねるごとにその良さが身体に染み入るような感覚に陥る。今年はコロナ禍で無観客での奉納となるが、YouTubeで生中継されるとか。ご興味のあるお方は「神楽フェスティバル2020」のサイトにとんで銀鏡神楽の一端をお楽しみください。

自宅のWi-Fiでスマホ!

20201028-1603858631.jpg プロ野球のパリーグでは福岡ソフトバンクホークスがいち早く3年ぶりの優勝を決めた。セリーグは首位を走り続けている巨人が足踏み状態となっている。打線も湿りがちで投手陣もひところの勢いがないように見える。このまま行くと、日本シリーズではホークスが巨人を圧倒するのではと危惧せざるを得ない。まあ、そうなっても一向に構わないが。
 プロ野球では日本シリーズはまだ先の話だが、大リーグでは一足も二足も早く、ワールドシリーズが終了した。ロサンゼルスドジャースがタンパベイレイズを4勝2敗で振り切り1988年以来の優勝を飾っている。大舞台での指揮に時に批判を浴びることもあった日系のデーブ・ロバーツ監督の嬉しさはひとしおだろう。対するタンパベイレイズの筒香選手は優勝を逸した第6戦でも最後まで出番がなく、何のために大リーグに移籍したのか、不本意極まるシーズンだったことだろう。
                  ◇
 スマホのギガが月半ばには残り少なくなる状態がもう何年も続いていた。携帯会社からは「残データ容量が少なくなり、通信速度が制限されます」という警告が何度も届く。そうなると段々とネットのアクセスに時間がかかるようになり、スクリーン上で丸い円のような矢印が回転し、いつまでたっても肝心の画面が開いてくれないので、途中で諦める。ギガをアップすればいいのだが、それは料金のアップも意味するので、早く新しい月になってくれることを願う。そういうことの繰り返しだった。
 昨夜のこと。私よりスマホのことに詳しい姪っ子とラインでやり取りしていて、「スマホのWi-Fiにパスワードを入れれば解決するのでは」とメールがあった。ふと考えた。私のマンションにはランが走っていて、パソコンはランを使っている。どの部屋にいてもパソコンでネットにアクセスができるし、印刷も即座に可能。とても便利だ。スマホにこのランを活用することなど考えたこともなかった。第一、スマホはスマホでネットに自由にアクセスできている。
 スマホのスクリーン上にある「設定」を開け、「接続」の項をチェックしてみると、パソコンで何度か目にしたことのあるネットワーク名が見えた。それをクリックすると、パスワードを求めてきた。確かテレビの背後にあるルーターのような機器にパスワードのようなものが記載されていることを思い出した。物は試しとそれを打ち込んでみると、あら不思議、ネットのアクセスが即座にできるようになった。YouTubeもサクサクと見ることが可能になっている。知らなんだ。自宅のランというかWi-Fiに接続するだけでスマホの契約ギガを気にすることなくネットが自在に活用できるとは!
 このような恥ずかしいことをあえてブログにアップしているのは、上記のような愚かなことを人生で繰り返しているのではないのかという思いがあるからだ。スマホやパソコンなど現代の先進的機器に精通している人から見たら私のようなアナログ人間は稚拙に見えることだろう。そういう人であっても、「神の道」を歩んでいる人からはなんと危なっかしい人生を生きていることよと見えるかもしれない。まあ、私はいずれにしても哀れまれる部類の人間に属しているのだろう・・・。嗚呼。

an outside chance(ごくわずかな見込み)

 昨年の6月にこのブログで次のように書いている。日本人名のローマ字表記を従来の「名―姓」順ではなく、日本流の「姓―名」順にするべく、日本政府が動き始めたと報じられている。2020年に東京オリンピックがあることから、それを機に「ファミリーネーム・ファースト」を国内外で定着させたいと考えているようだ。
 先週末の朝刊にその続報的なニュースが掲載されていた。来夏の東京五輪で日本人の名前のローマ字表記について、国際オリンピック委員会(IOC)が「姓―名」に統一することを決めたとか。日本政府はこれを機に「姓―名」表記を国内外に定着させることを狙っているという。日本は今後、欧米と異なる「姓―名」表記のグループに中国、台湾、香港、韓国、北朝鮮とともに加わることになる。
 私を含め多くの日本人が英語をしゃべる場では “My name is Taro Suzuki.” などと語っていたかと思うが、これからは “My name is Suzuki Taro.” と口にする日本人が増えていくのは必至だろう。以前にも書いたが、“Call me Taro. That’s my first name.” などと言い添える必要が増えるかもしれない。
 この変更にはまさかどこかの国から「日本は名前の表記でもナショナリズムを選択。これで右傾化に拍車か」などと批判されることはないのだろう。
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 米大統領選が一週間余に迫った。コロナ禍の中での大統領選であり、予断を許さない状況だと思うが、諸般の情勢から判断するとバイデン氏がトランプ大統領に勝利するのではと期待したくなる。ニューヨークタイムズ紙からネットで送られてくる高級誌ニューヨーカーのコメンタリー(論評)の中に興味深いものを見つけた。
 Joe Biden and the possibility of a remarkable presidency という見出しだった。リード(前文)は以下のよう・・。There’s really nothing in Joe Biden’s character or his record to suggest that he would be anything more than a sound, capable, regular President, which would obviously be both a great advance and a relief. If we could return to the days when we could forget that the White House even existed, for days at a time, that in itself would be worth waiting in line for hours to vote. That said, there’s at least an outside chance that the stars are aligning in a way that might let Biden make remarkable change, if that is what he wants to do.
 バイデン氏の政治スタイルは過去の副大統領時代を含め、堅実で実務的かつオーソドックスというイメージ以上のものは想像し難いし、そのこと自体はポストトランプ時代には朗報となる。その上でバイデン氏が新大統領に選ばれれば画期的な変革をもたらす可能性を秘めていると述べている。天空の星が奇跡を予知する配列を示す(stars are aligning)幸運に恵まれれば、彼が変革を志すごくわずかな見込み(an outside chance)があると指摘しているのだ。
 そう期待したくなる背景にはバイデン氏が大統領選でトランプ氏に圧勝する可能性があること、加えて彼は大統領就任時に78歳の高齢であり、再選ははなから望んでいないことがあるとか。周囲の評価を気にすることなく、自らが信じる政策に全精力を傾注するシナリオ。なかなか説得力のあるコメンタリーだった。

“I’m the least racist person in this room.”

20201023-1603424442.jpg 本日(金曜日)は快晴。マンション5階の窓から青空が見える。香椎浜がスロージョギングに誘っているかのようだ。最近はパソコンでAbemaTVを視聴することを覚えたので韓国語のドラマや将棋、麻雀などを楽しむ時間が激増している。この項をパソコンで打って(書いて)いる今も竜王戦の第2局が行われている。豊島竜王に羽生九段が挑戦している。AIの判定だと羽生九段が53-47で優位に立っている。羽生九段が勝利してタイに持ち込めるか。心情的には羽生九段を応援したい。嗚呼、かくのごとくジョギングにいそしむ時間が減少するにつれ、腹囲が段々と・・。
                  ◇
 遅ればせながら東区役所でマイナンバーカードを手にした。長時間待たされることを覚悟していたが、たいして待つことなくカードを手にした。アナログ人間の私はこのカードをどう活用するのか分からないのが恥ずかしい。とりあえずは引き出しに大切にしまっておこう。それでは意味ないことは承知しているが。マイナンバーカードは中国語では「个人编号卡」。この語を正しく発音するのは私にはまだ結構難解だ。
                  ◇
 今この項をパソコンで打っている折り、テレビではCNNが米統領選の候補者のテレビ討論会を生中継している。テレビ討論会はこれが最後。世論調査では苦境に立っているかに見えるトランプ氏はここでなんとか挽回したいところだろう。見ないわけにはいかない。
 コロナ対策。バイデン氏は当然のことながら、トランプ氏の無策無能を非難した。トランプ氏の反論は陳腐で聞き続けることが苦痛にさえ感じた。米国内では当初220万人が死亡との見方があったのに、私だからこそ死者20万余で済んでいるのだという開き直りを今もなお繰り返していた。こうした主張を受け入れる有権者がまだいるのだろうか。
 人種問題のくだりでバイデン氏から批判されたトランプ氏は “I’m the least racist person in this room.” と反撃していたが、こうしたことを臆面もなく公の場で豪語できる神経がまず信じがたい。両者の主張を聞いていても、特にトランプ氏の発言を聞いていても、何の新鮮味も感じなかった。彼が再選を果たして何を目指そうとしているのかに至っては全然伝わってこなかった。ただただ再選されたいのだという欲望しか見えなかった。
 討論会直後にCNNが会場そばで討論会を視聴していた10人余の有権者にどちらの候補者の発言が勝っていたかを尋ねていた。トランプ氏が優位と答えた人はゼロ、引き分けが2人、バイデン氏が優位と答えた人は9人に上った。バイデン氏の主張の方に説得力があったと考えていた人が多かったようだ。
 印象に残ったことを一つ記しておきたい。バイデン氏は有権者に直接訴えたいことがある時にはテレビカメラを直視して、有権者に語りかけるかのように話していた。対してトランプ氏がテレビカメラを直視して語りかける場面はあまりなかったように思えた。司会者を見ているかバイデン氏をにらみつけるか。彼にはあまり余裕がないように感じたのは私だけだろうか。
 バイデン氏が新大統領に選出されれば平和が到来する、世界経済が活性化するというものでもないだろうが、トランプ氏のあの顔だけはもう見たくないというのが正直な思いだ。

秋本番

20201019-1603080139.jpg 段々といやあっという間に秋が深まり、朝夕は肌寒ささえ覚える。午後になると今も時々、香椎浜まで歩き、ジョギング路をゆっくり走っているが、短パンだとちょっと寒いかなと感じるようになった。少なくとも下は長いトレーニングウエアに変更すべき時が来たようだ。何となく寂しい気もするが、致し方ない。肌寒くなったのでジョギングの帰途、コンビニに寄って冷たいパフェの類を頬張ることもあまりなくなった。残念!
                 ◇
 新型コロナウイルス。東京は依然、感染数が予断を許さない状況のようだが、九州など地方では収束の方向に向かいつつあるのではと期待したくなる。先週は郷里近くに住む幼なじみのいとこから元気かと尋ねる電話があった。コロナ禍がなければ彼の家を訪ね、酒宴の後カラオケに興じることを楽しみにしていたのだ。年内、それが果たせるかどうか。向こうはそうは案じていないようだが、やはり無理しない方がいいだろうなあ。
 海外では依然、いやこれまで以上に深刻な窮状が報じられている。フランスや英国の大都市部では夜の会食が再び禁じられたとか。夜の街は灯が消えたような寂しさだろう。劇場を含む歓楽街が夜間の営業を禁じられれば、今後ますます失業にあえぐ人々は増える一途か。世の中が不景気にならないわけがない。一日も早い収束を日々、神様に祈るしかない。
                 ◇
20201019-1603080179.jpg 週末にかけ大リーグのプレーオフをテレビの生中継で堪能した。普段はあまり見ないナショナルリーグのチャンピオンを決めるロサンゼルスドジャース対アトランタブレーブス戦は文字通り、手に汗握る熱戦だった。第5戦と第6戦、敗退に追い詰められたドジャースがブレーブスに競り勝ち、3勝3敗のタイに持ち込んだゲームは見応えがあった。ドジャースは去年まで前田健太投手が所属し、沖縄生まれの日系米人デーブ・ロバーツ監督が率いるチームだけにどうしてもドジャースに肩入れしてしまう。
 第5戦と第6戦で勝敗を分けたプレーはドジャースの右翼手、ムーキー・ベッツ外野手のスーパープレー。第5戦では3回裏ワンアウト2塁3塁のピンチ。前方に飛んで来た地上すれすれのフライを好捕(a shoestring catch)し、本塁に送球。3塁ランナーはタッチアップしてホームを踏んだが、ベッツ外野手の守備力を見誤ったか、彼がボールを捕る前に離塁してしまい、アウトの宣告、結局ダブルプレーとなった。チームメイトの一人は “That’s an unbelievable play by an unbelievable player in a big moment.” と称えた。
 第6戦では5回表ツーアウト1,2塁というピンチであわやホームランという大飛球をジャンプして外野フェンスにぶつかりながら好捕。どちらも “the play of the year” と称賛されるべき超ファインプレーだった。スポーツではギャンブルでもそうだが、ゲームの流れというものがあり、それが微妙に行ったり来たりするように思える。上記の二つのプレーはゲームの流れを間違いなくドジャースに引き寄せるものだったと思う。
 ドジャースは月曜日(日本時間)の第7戦でもブレーブスに逆転勝利し、ワールドシリーズ進出を果たした。この日もベッツ外野手はゲームの流れを決めたであろう追加点となる相手のホームラン飛球をジャンプ一番好捕し、その後の逆転勝ちにつなげた。太棒了!

mansplain

 NHKラジオの英語講座では「遠山顕の英会話楽習」という講座が聴いていて楽しく、役に立つ語彙や表現も学べるので、なるべく付き合うようにしている。先日も初めて耳にする語に出合い、え、そういう表現があるのかと勉強になった。
 mansplain という語。英語で「かばん語」(portmanteau word)と呼ばれる混成語で、「男性」のmanと「説明する」のexplainを合体させた新語だ。講座では「男説明する」という訳語だったような記憶がある。相手を見下して高飛車な態度で話すことを意味している。“You mansplain too much.” と言えば、「あなた、さっきから偉そうに何を言っているのよ」といった感じの抗議の物言いとなるのだろう。発音はexplain を念頭に、マンスプレインと発声するようだ。
 大学で非常勤講師の仕事をしていた時に、manspread という新語に出合い、学生に説明したことがある。これはman と spreadのかばん語で、バスや電車などの公共の乗り物などで股を広げて座るマナー違反の座り方を指す言葉。普通に座ればもう一人のスペースができるのにそれを不可能にする座り方だ。“I do hope the practice of manspreading on public transportation won’t be rampant in Japan.”(日本では公共交通機関で大股座りがはびこることがないように願いたい)といった使い方をするのだろう。
 manspread という語が市民権を得るような事態、つまりあちらこちらでマナー違反の座り方が目立ち、一般市民が閉口するような事態にはなって欲しくない。mansplain はどうだろう。女性からそう思われることのないように振る舞う必要はあるようだが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」ともなりたくない。「さじ加減」が難しいところか。
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 大リーグはプロ野球より一足も二足も速くプレーオフに突入している。例年なら162試合が今シーズンはコロナ禍でわずか60試合に激減したこともあり、何だか慌ただしいプレーオフになっている感は否めない。すでに敗れたとはいえ、少なくともプレーオフに進出したダルビッシュ投手(シカゴカブス)や前田健太投手(ミネソタツインズ)は前評判にたがわぬ活躍を見せた。来シーズンこそ球場で地元ファンの拍手喝采が期待されるが、ロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平君を始め、多くのプレーヤーにとって今シーズンは「失われた一年」と映っているのではないか。
 現在進行中のプレーオフでただ一人、属するチームが勝ち残っているのはタンパベイレイズの筒香嘉智選手。しかし、チームは絶好調だが、彼自身はプレーオフの試合に先発起用されていない。代打での出場機会もあまりないようだ。日本では横浜ベイスターズのスター選手として活躍していた彼にはきわめて不本意と推察される。たとえ、チームがこのまま勝ち続け、最終的にワールドシリーズで優勝し、チャンピオンリングを手にする栄誉に浴したとしても、心中は忸怩たる思いだろう。
 プロ野球出身のポジションプレーヤーと呼ばれる野手は総じて大リーグでは「冷遇」されている印象がある。かつてのイチロー選手や松井秀喜選手は例外的存在。大リーグとプロ野球。プレーのレベルにどれほどの差があるのかないのか?

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