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英語でさるく 那須省一のブログ
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トランプ氏終わりの始まり!?
- 2026-11-05 (Thu)
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世界の日々のニュースに注目してフォローすることは少なくなった。気が滅入るだけということもある。この日(水曜朝)は違った。米議会の中間選挙。事前の予想通り、上下両院ともに野党民主党が勝利し、共和党のトランプ政権には手痛い打撃を与えたようだ。傲岸不遜のトランプ大統領に辟易していた私としても歓迎すべき朗報。
水曜夜の就寝前まで見ていた米CNNテレビの見出しは “Democrats retake Congress in rebuke to Trump” (民主党が上下両院で勝利し、トランプ大統領に一撃)。この時点では上院(定数100)は民主党が54議席、共和党は44議席で、民主党が過半数を抑えていた。下院(定数435)でも民主党が231を獲得し、過半数(218)を余裕で突破。共和党は139議席。テレビの中継カメラは各地で民主党関係者が狂喜乱舞するのを映していたが、彼らの喜びはよく理解できた。
米議会でトランプ大統領の専横が減じることになるのは大歓迎だが、日本を含めた世界は手放しで歓喜してばかりもいられない。トランプ政権の苦境はいいとして、世界に目をやると、一昔前には想像もできなかたような惨状にある。
ロシアのウクライナ侵攻は一向に鎮静化の兆しが見えない。ロシア軍の無慈悲な民間施設攻撃により、ウクライナの市民の死傷は目を覆うばかりだ。プーチン政権の人道に反する残虐行為がいつか断罪される日が到来するのだろうか。イスラエルとイランの対立に根差す中東危機は泥沼の戦争に悪化することが懸念される。足元のアジアでも中国の共産党政権はますます好戦的な姿勢を強めている。日本では新型の軍国主義が台頭しつつあると政権上層部がことあるごとに非難しているのも理解に苦しむばかり。
ところで、上記の通り、久しぶりにCNNにチャンネルを合わせた。民主党の当初の予想を上回る圧勝にCNNのアナや専門家も表情が明るいように思えた。彼らもトランプ大統領の政治姿勢にうんざりしていたのではないか。願わくは主導権を奪取した米議会が、ロシアや北朝鮮に秋波を送り、中国の強権的な姿勢にも理解さえ示している印象のあるトランプ大統領に厳しく対処し、独断的軍事行動を抑え、きな臭くなる一方の国際政治情勢に理性と和解の気運を醸してくれることを切に願いたい。
木曜朝、出勤間際にパソコンを開くと、米ニューヨーカー誌の配信がメールボックスに入っていた。愛読しているジャーナリストのスーザン・グラッサー氏のコラムも含まれていた。見出しにさっと目を通した。“Finally, the Beginning of Trump’s End”(遂にトランプ氏の終わりの始まり)とあった。残念ながら、トランプ大統領の政治権力が終わる確かな兆候を明示したコラムではなかったが、読んでいて、トランプ氏の常軌を逸した威光もさすがに終わりに近づきつつあるのではないかと思えてもきた。
トランプ大統領が残る二年間の大統領在職中、どのような断末魔の施策に打って出るのか、出ないのか。そして2028年の次回大統領で共和党はトランプ氏に代わる誰を大統領候補に立てるのか。対向する民主党はどう迎え撃つのか。、トランプ氏に今回ノーを突きつけた米国民には敬意を表したいが、そもそも二度も彼を最高権力者の座に選んだ人々だ。あまり期待しない方がいいかもしれない!
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パソコンでまた右往左往
- 2026-10-27 (Tue)
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宮崎・西都市で姪っ子の可愛い赤ちゃん、Eちゃんと戯れ、満足して帰福。アパートに帰り着き、パソコンを立ち上げ、週明けからの仕事の準備をしようとすると、パソコンが全然動かない。いつものように右上のボタンを押しても、何の変化が起きない。仕方なく、電源を落とそうとしても、これも変化なし。アナログ人間の私は困り果ててしまった。パソコンがフリーズすると右上のボタンを強く押して強制的に電源を切っていたが、そうしたことがついに祟ったのか、パソコンが故障してしまったのだろうか。
スマホで色々検索して、対処しようと試みたが、これも埒が明かない。このパソコンは2020年8月に購入したもの。当時の手帳を開くと、「世界最軽量のノートパソコンを173,580円で購入」とある。確か2020年代はこのパソコンで乗り切ろうと思ったような記憶がある。既に6年経過しているから、そろそろ買い換えの時期かもしれないが、問題なく動く間は使いたいと願っていた。それでこの不具合。ただでさえこうした電子機器に弱い私は困り果てる。
とりあえず、一夜明けて、パソコンを購入した電器店に足を運んだ。幸い、月曜日は仕事が休みになり、学校に行く必要はない。パソコン関連の売り場の担当者らしき店員さんのいる机に行き、持ち込んだパソコンを見てもらう。「この通り、スイッチを押しても電源が入らないし、スクリーンに何の変化も起きないんですよ」と説明しようとした。ところが、あら不思議、前日から電源はおろか、一切の作業ができなかったスクリーンにいつもの画像が現れた。店内でネット検索はできなかったが、どうやら回復したような感じだ。
それで自宅に戻り、再びパソコンを開いてみると、何の問題もなく、ネットにつながり、ブログの手直し(写真の差し替え)もスムーズにできた。嬉しいことは嬉しいが、前日からの不調は一体何だったのだろうか?と思わざるを得ない。またすぐに不調になるのではなかろうか。まあいい、そうなったらまたその時に考えよう。新しいパソコンに買い換えなさいと神様がシグナルを送っておられるのだろう。
◇
2027年が近づいてきて、そろそろ、準備に取りかからねばと思っていたことがあった。毎朝読んでいるキリスト教の祈祷書(divotions)を入手すること。これまでは米国出張の友人に購入を頼んだり、彼の娘さんに米国から郵送してもらったりしていたが、確か去年は自分でネット購入ができたような・・。
半信半疑、ネットで注文してみた。何の問題もなく注文が成就。待つこと二週間余で郵便受けに入っていた。“Walking in Grace 2027”。この表題に続き、Daily devotions to draw you closer to God(あなたを神に近づける日々の祈祷)とも書かれている。私は敬虔なキリスト教徒からはほど遠い世迷い人だが、毎朝、この祈祷書を読んで心鎮め、一日をスタートさせている。古里の銀鏡神社を祭った神棚にも手を合わせ、近しい人の安寧も祈願している。「八方美人」的な信仰心かもしれないが、神様にすべてを委ねており、やましい感情はない。御利益があれば良し、なくとも構わない。
日々を穏やかに過ごす心の安寧さえ与えられれば、その上、何を望むというのか!
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さいと温泉
- 2026-10-24 (Sat)
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姪っ子が赤ちゃんを連れて宮崎に里帰りするのに合わせて帰郷。赤ん坊とは今年三月以来、二回目の顔合わせ。1歳と3か月のEちゃんは可愛い笑顔を振りまいてくれた。彼女が好きなのは「いないいないバー」という仕草。これをやると大喜びしてくれる。笑いのつぼがあるのだろうか。私は毎日のようにスマホに送られて来る彼女の写真を見ては癒やされてもいる。赤ん坊がこんなに可愛いとは! 愚か者の私はこの喜びをこれまで味わうことができなかった。残念極まりない!
福岡から宮崎への帰郷は例によって九州新幹線で新八代駅へ、そこから高速バスに乗り換え宮崎駅まで。知名度の低い宮崎ゆえか、ストレスの少ない快適な帰郷の旅。窓際のイスにゆったり座り、スマホのYouTubeで将棋の竜王戦を楽しむ。まともな将棋など指せない私だが、プロ棋士の最高の戦いはよく見ている。藤井聡太竜王はどこまでも強い。スクリーン右手に流れる視聴者のコメントを眺める。普段は将棋に関するコメントばかりだが、この日は「巨人の監督に松井秀喜氏」「NHKも巨人の新監督を報じる」といった場違いのコメントが見えた。ふざけての書き込みではなさそうだ。「午後に記者会見」といったのも見える。
すぐに読売新聞のホームページにとんだが、巨人の新監督に関する報道は載っていない。親会社の読売新聞が報じていなければ、他のメディアが打ち上げた観測記事の可能性もある。でもNHKまで「参加」しているとなると、ガセネタの可能性は低い。そうこうしている内に正午近く、高速バスは宮崎駅に近づいた。慌ててスマホのラジオをNHKに合わせる。最初に大きな台風が沖縄・九州に近づいていることを報じていた。そうだろうな。いくらなんでもこれがトップニュースだろ。続いて2番手のニュース。果たせるかな巨人軍新監督人事だ。やはり、事実らしい!
私が真っ先に思ったのは、これでプロ野球の人気が少しは盛り返すかなということだった。巨人は嫌いでも松井秀喜となると印象が変わる人は少なくないと感じている。根っからの巨人ファンである私は近年はさほど熱心でもなかった。試合結果は深夜のスポーツニュースか翌日の新聞で知れば十分だった。だが、松井秀喜が現場に復帰すれば、しかも監督として戻ってくれば話は別だ。ONの頃のV9とまではいかなくとも、V3、V5ぐらいは達成して欲しい。勝利監督インタビューで例のあの少し甲高い声が聞けるのが楽しみだ。セリーグはこのところ、ソフトバンクホークスの圧倒的戦力に圧倒され、肩身の狭い思いだ。セリーグが活性化することでプロ野球人気も少しは回復するだろう。
帰郷しての宿はいつも決まっている。宮崎市内なら県病院側のビジネスホテル。故郷に近い西都市内ならさいと温泉。観光支援のふっこう割りとかで宿泊代金が格安になっていた。金曜夜は甥っ子も一緒に泊まり、私は土曜日も泊まったので実質的に3人泊で土曜の朝食分も含めて締めて7,360円。物価が総じて安い宮崎でも1人の通常1泊代金より安価だろうと思う。
今回の旅、ただ一つ残念なのは台風の北上と関係があるのか、雨に見舞われたこと。福岡を発つ時は雨は降っていなかったように思うが、宮崎はずっと雨模様。さいと温泉の露天風呂でも降りしきる雨に気持ちよく打たれた。秋深し ひできかんげき 里の風呂
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すでにストーブリーグ?
- 2026-10-18 (Sun)
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大リーグはこれから最高峰のワールドシリーズだが、私のいや、大多数の日本人ファンの大リーグシーズンは終わっていることだろう。まともにテレビに付き合う気持ちは失せてしまった。ロサンゼルス・ドジャースの三連覇も十分可能かと期待していたが、まさかその手前のナリーグの覇者の決定戦で敗退するとは、それもミルウォーキー・ブルワーズに屈辱的な4タテを食らうことになるとは思いもしなかった。昨年はドジャースがブルワーズに4タテを食らわせており、見事にリベンジされた格好だ。スター軍団とは呼べないブルワーズの殊勲を称えるべきなんだろう。
だが、それにしても残念だ。私は午前中の仕事が入っており、ろくにゲームをテレビ観戦することはできなかった。職員室でパソコンやスマホをこっそりのぞき、心の中でエールを送るしかなかったが、まさか、四連敗とは! 大谷翔平君も敗退が決まった最終戦で意地の特大スリーランホームランを放ったが、その後は好機で凡退し、チームの起死回生の勝利につなげることはできなかった。
シーズン後半は不本意な打撃が続いたのも不可解。我々素人にはうかがい知れない肉体面の故障、体調不良があったのだろう。どこかのYouTubeで翔平君が来年はホームラン70本、防御率1点以下と豪語しているのがあったが、おそらく飛ばし専門のYouTubeだったのだろう。怪我なく無事に二刀流の一年を乗り切ってもらいたいと節に願う。記録はついてくるに違いない。ニューヨーク・ヤンキースのジャッジ選手も負傷で翔平君以上に不本意なシーズンとなった。来年はそろって活躍してもらおう。
山本由伸投手についても一言。大事な第2戦で相手打線をねじ伏せることはできず、昨年のような無双ぶりを再現することはできなかった。来年は本領発揮を願う。
これで来年3月か4月の球春到来までは退屈極まりないときを過ごすことになる。あ、あと一つ書いておこう。プロ野球はパリーグはソフトバンクホークスがレギュラーシーズンに続き、プレーオフでも圧勝して、日本シリーズ進出を決めた。ホークスが強すぎるというか、他の5チームが弱すぎる。ホークスは日本を抜け出て、大リーグのどこかの地区に入れてもらった方がいいようにさえ思える。十分戦えるだろう。
セリーグはレギュラーシーズン3位のDeNAがリーグ連覇を達成した阪神に4連勝で日本シリーズに進出する。クライマックスシリーズと呼ばれるこの4連戦はほとんどまともに見ていなかったが、圧倒的に優位な阪神がDeNAに軽く一蹴されるとは。これで日本シリーズはホークス対DeNAの戦いとなったが、第一戦は24日の土曜日とか。なんと6日間も空いている。大リーグはこんな「悠長」な間延びは許さない。いろいろ事情はあるのだろうが、気の抜けたビールを飲まされているみたいな・・・。飲まないからいいけど。
ところで、レギュラーシーズンでのホークスの貯金は42。DeNAはわずか2。42対2だ。日本シリーズでDeNAが勝てば、貯金2のチャンピオンシップチームが誕生する。ホークスファンは忸怩たる思いとなるだろうなあと思って調べたら、なんと2024年の日本シリーズでも全く同じ貯金2のDeNAが貯金42のホークスを破り、日本1になっているのだとか。歴史は繰り返す?
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私もロータス・イーター?
- 2026-10-16 (Fri)
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学生時代の卒業論文は英作家サマセット・モームの文学について書いた。モームの著作は主立ったものは読破したと思っていた。それでたまたま、他の人のブログを読んでいてモームの短篇に触れたものがあったのだが、私はそれは読んだことがなかった。面白そうな作品に思えたので遅ればせながら読もうと思った。ネットで検索すれば出てくるだろう。
確かにあった。“The Lotus Eater” という短篇で邦訳もあるようだ。モームの英文は日本人にも分かりやすくそう悩まされることはない。この作品もすっと読めた。lotusは蓮(ハス)の意で、ギリシャ神話によると、その実を食べると現世の苦悩を忘れるとされたとか。ホーマーの叙事詩オデュッセイアにこの実を食べて現実逃避を図る人々が登場するらしい。転じてlotus eater と言えば「(現実を忘れて)安逸にひたる人」を意味すると辞書にある。
“The Lotus Eater”は作品名が示す通り、人生にある時点で見切りをつけ、安逸な日々を送ってきた男の物語。舞台は語り手(モーム)が友人を訪ねたイタリアのナポリ湾に浮かぶカプリ島。高級リゾート地だ。そこでイギリスの銀行を早期退職して日々を過ごす中年の男、同じイングランド人のトーマス・ウィルソンに出会う。ウィルソンは語り手に自分がなぜ、安定した銀行職を捨て、島に移り住んだかを語る。休暇でこの島を訪れ、夕日の光景に魅せられ、その場で永住を決意したのだとか。
彼が銀行勤務を始めたのは17歳の時。年金支給の資格を手にするためには30年の勤務が必要で彼にとっては47歳まで勤務することを意味した。彼は当時35歳。彼は計算した。早期退職しての年金に加え、住んでいる家などを売りに出せば、向こう25年間、60歳までは働かずともやっていけると。彼は銀行を辞し、カプリ島に移住した。夜露をしのぐ小屋に住み、食事の世話をしてくれる地元の婦人を見つけ、気ままな生活に入った。語り手が会った時は15年が経過していた。50歳となっていたが、まだ10年の「猶予」があった。
ウィルソンは語り手に言う。“I’ve had my money’s worth already. And I’ve got ten years more. Don’t you think after twenty-five years of perfect happiness one ought to be satisfied to call it a day?” (十分に元手は取った。まだ10年も残っている。25年も完璧な幸せな日々を過ごせば、もう自分の人生にお別れを告げてもいいと思いませんか?)
語り手がカプリ島を再訪したのはそれから10年以上の後のこと。あの男、ウィルソンはどうなっているのだろう。消息を尋ねるとーー。年金はとっくに枯れていた。蓄えもなく、頼れる身内もいない。小屋の家賃や婦人に支払うお金も枯渇。しばらくは地元の人々の好意に甘えていたが、やがてそれも行き詰まり、悲惨極まりない最期を迎えているようだ。
自殺未遂(?)の後に呆けたようになったウィルソンを病院に見舞った友人は彼が奇妙な表情をしていたと振り返る。強いて例えるなら、suppose, you threw up a stone into the air and it didn’t come down but just stayed there …(小石を空中に放り投げたら、その小石が空中に浮かんだまま落ちて来ない・・・そんな光景を目撃しているかのような表情)。不条理の世界に迷い込んだのだろうか。
仮に30代、40代でこの作品を読んでいたら、おそらくさらっと読み終えていたことだろう。古希を過ぎた今はウィルソンの苦悩に満ちた晩年は人ごとではない。
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ノーベル文学賞『赤の自伝』
- 2026-10-12 (Mon)
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ノーベル文学賞が発表された。村上春樹ファンは今年も落胆させられることになった。私はズーム活用の英語教室で多和田葉子氏の小説を読んできていることもあり、密かにドイツ在住の彼女の受賞を願っていたが、それも空振りに。受賞したのはこれまでその名を聞いたこともないアン・カーソン氏。カナダ出身の詩人。1950年生まれというから70代半ばの女性だ。
ノーベル文学賞のニュースを報じた読売新聞を読むと、スウェーデン・アカデミーは授賞理由について、彼女の「大胆かつ独創的な作品は古典の伝統と遊び心に満ちた対話を通じて現代文学の新しい形態を生み出した」と述べている。代表作の『赤の自伝』(1998年発表)は詩と小説を融合させた「バース・ノベル」と呼ばれるジャンルの作品で、古代ギリシャの神話を大胆に翻案したものであり、この作品で詩人としての地位を確立した。翻訳家としても活躍しており、能や俳句など日本文化にも造詣が深いという。
記事を読みながら、『赤の自伝』?どこかで目にしたような記憶が・・・と思った。赤?あれ、どこかに・・・。あった。私はその本を持っていた。この本を出版した出版社の人から頂いていた。読売新聞でもこの出版社のことが小さく紹介されていた。福岡市の書肆侃侃房。拙著を刊行した縁で詩人でもあるT社長(当時)と懇意にさせてもらっており、事務所をのぞいた際に、Tさんからこの本をもらった。ありがたく読もうとしたが、正直に書くと、なかなか読めず、積ん読にしていた。その本は寝室のベッド側の段ボール箱に放っておいた。毎朝起きると、その本が視界の端に入っていた。
それでノーベル文学賞のニュースを読んだ時に私の退化しつつある脳内に何か記憶の断片が走ったのだろうか。う、なんだ、この感覚は?と思った次第だ。改めて『赤の自伝』という活字を目にして記憶の糸がつながった。あ、いつぞや尊敬するTさんから頂いた本ではないかと。それで段ボール箱からくだんの本を取り出した。タイトルに相応しくすっきりした赤が素敵な装丁の本だ。いや、ノーベル文学賞の本をぞんざいに扱っていたとは申し訳ない!
それで週末、ベッドに寝転びながら改めて読ませて頂いた。結論から書こう。詩と小説を融合させた「バース・ノベル」とあるが、どうみても詩が勝った作品だ。私は小説なら多少なりとも我慢して読めるが、詩はどうも苦手だ。小学生の時は国語の宿題かなにかで詩作に挑戦したような記憶があるが、所詮、散文的な俗物根性の男ゆえ、どうも「相性」が悪い。ということで今回も苦労しながら、何とか読み終えた。
読み終えたとはいうものの、まっとうな読後感が書けない。ゲリュオンという背中に翼のある若者、ゲリュオンを翻弄するヘラクレス、ヘラクレスの新しい恋人アンカッシュの3人の男が登場する。3人は旅をしながらさまざまな会話を交わす。露骨な性描写こそないが、セックスや性的な関係を想起させる表現はそこかしこにある。詩であるから無駄な言葉はそぎ落としてある。だから、愚禿凡夫の私には??となることしばしば。ギリシャ神話に通じていればまた別の話かもしれないが、心穏やかなとき、再読してみよう。大学時代の恩師に印象を聞いてみたいとも思ったが、そうした恩師はすでにして黄泉の国だ。
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パソコンの不具合解消!
- 2026-10-03 (Sat)
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気がつくと早や10月。今年も残すところ3か月しかない。愚痴の一つぐらいこぼしたいところだが、虚しくなるばかりだからやめよう。
前項でパソコンの不具合について記した。結論から書くと、問題は無事解決した。お金はかかったが。パソコン家庭教師だかなんとかいう専門業者に電話して自宅まで来てもらった。これが何回目だろう。YouTubeとAbemaTVの問題点を説明して見てもらった。さすがに専門家だけあって、テキパキとキーボードを操作して、問題点を見つけ、解決してくれた。どうも有害なオンラインのコンテンツからパソコンを守るフィルタリング機能を必要以上に強めにしていたのが災いしていたようだ。なぜそのような事態に陥ったのかが分からない。自分でいろいろ操作していてハードルを上げすぎていたのだろうか。
いずれにしろ、フィルタリング機能に手をいれてもらったら、YouTubeは以前のように見れるようになったし、AbemaTVも元に戻った。このブログも「表紙」に置いていた拙著の写真が反映されない状態がずっと続いていたが、これも無事解決した。ちょっとした知識があれば独力で解決できた類の問題だったかもしれないが、アナログ人間の私には逆立ちしても無理な相談だ。
このブログは備忘録だから先方に支払った費用も記しておきたい。33,100円。20,000円ぐらいかなと見込んでいたから、少しへこんだが、不具合のあるパソコンで日々、不快指数を募らせていくことを考えればこれも致し方ないかと考えた。しばらく節度ある生活を心がけ、無駄な出費を抑えよう!
◇
この人は節度ある言動ははなから無理なようだ。トランプ米大統領。11月3日に実施される米議会の中間選挙を視野に全米各地での遊説をスタートさせたというニュースが流れている。自身に対する批判が与党共和党への逆風となり、上下両院で野党の民主党が優勢に立つ可能性がささやかれている。そうなれば政権への大打撃となり、苦しい政権運営を余儀なくされるのは必至。読売新聞によるとトランプ氏は「私が出馬していると思って欲しい。(共和党が負ければ)民主党は私を弾劾するだろう」と語っているとか。
数日前、米国に住む恩師から時々届くメールが寄せられた。ニューヨークタイムズ紙の記事でおそらく恩師がメール送信してくれなければ、ネット読者でない私は読むこと能わずの記事。“Trump’s Luck Is Finally Running Out” (トランプの運ついに尽きつつあり)という見出しを読めば、おおよそ内容は類推できる。
有権者はトランプ氏の施策にうんざりしているからこそ、共和党の上下両院の候補者が誰であれ、トランプ氏にノーを突きつけるために民主党の候補に一票を投じると論じている。もちろん、逆風の中、共和党候補が民主党候補に勝つ可能性がないわけではないだろうが、各種世論調査ではトランプ大統領に対する反感を反映した有権者の空気が強いとか。記事では下院選で民主党が勝利する可能性は73%であり、獲得議席は共和党の207に対し、228を奪取する見込み。上院選では民主党の勝利の可能性57%であり、獲得議席の配分では共和党の49に対し51と述べている。ぜひ、そうなって欲しいと願う。
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