- 2026-04-17 (Fri) 15:03
- 総合
英語で書かれた(短篇)小説を読む教室をズームで催すようになって久しい。私にとっては教えるという感覚はなく、ともに英語表現の面白さとか日英両言語のずれなどといったことを一緒に考える楽しいひとときとなっている。幸い、受講生(徳島在住の女性二人)からはもうやめましょうかという声はなく、近く読む作品も決めた。ドイツ在住の作家、多和田葉子さんの風変わりな『献灯使』。そう「遣唐使」ではない。その英訳本 “The Emissary”を読む。私は次にノーベル文学賞を受賞する日本人作家は多和田さんではないかと思っている。根拠はないが・・・。
ところで、受講生の一人から「最近韓国語に興味を覚えていて、いい勉強法をご存知ありませんか」と尋ねられた。私はNHKラジオの講座を定期的に聴くことを勧めた。放送時間が常人にはとても付き合えない時間帯に変更されたことはこのブログでも書いたばかりだが、聴き逃し配信サービスの「らじる☆らじる」を使えば、好きな時間に聴取できる。
かく言う私も惰性で韓国語と中国語の講座を聴き続けている。本来なら、もうすでに中級程度の学力を身につけているはずなのだが、目標をそこまで高く設定していないからか、父として、いや遅遅として進んでいない。それでも、刺激は十分にある。スマホのラジオから流れてくる語彙や表現を聴いて、その意味合いがぱっとひらめけばご機嫌になる。こういう時には根が単純だといい。分からなければネットですぐに調べることになる。
中国語に関して言えば、音を聴いて声調を含めたピンイン表記を正確に思い浮かべるのは(音感の鈍い私には)至難の業。中国語の講座では番組の最後に講師の先生が四文字熟語を読み上げ、さあ、日本語ではどういう熟語になるでしょうかという宿題が出される。一度だけ聴いてぱっとひらめくのはまれ。何度も音を真似てネットや辞書で調べるのだが、なかなか正答にたどり着けない。今週最後の熟語は難問だった。その音を敢えてカタカナ書きすると「ジンティエン・ドンディ」。冒頭の「ジン」が厄介だった。日本人が普通にローマ字表記を試みると「jintien」となるかと思うが、実際は「jingtian」。鼻音(ng)を正確に聞き分けるのはなかなか難しい。
どうやっても分からず、仕方ない、どこか天神の書店にでも出かけ、NHKの講座のテキストを立ち読みでもして、正解を学ぼうかと考えた。(最寄りの書店は中国語講座のテキストはすぐになくなってしまう!)買えば680円。せこい!と自分でも嫌な気分に陥りながら、しばらく悪銭苦闘、いや悪戦苦闘していたら、やっと見つけた。「jingtian dongdi」(惊天动地)。嗚呼、そういうことか。日本語だと「驚天動地」。天を驚かし地を動かすほどの大事件や出来事に際して使われる四文字熟語だった。
英会話の講座も早朝、寝ぼけ眼で聴き流しているが、時々、はっとすることがある。自分が知らない語彙・表現がひょっこり姿を見せる時だ。最近ではsightsee にどきっとした。脳内が寝ている時なのであやふやだが、おおよそ次のうなやり取りが流れていた。空港での旅行者とパスポート検査の係官との会話。”What brought you here, sir?” “To sightsee.”
おお、そうか。「観光です」と答える時、“Sightseeing.” や ”Tourism.” と答えるべしと教えていたが、動名詞でなく不定詞を使った “To sightsee.”でもいいようだ。
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