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トランプ氏終わりの始まり!?

  • 2026-11-05 (Thu) 14:54
  • 総合

20261105-1793858223.jpg 世界の日々のニュースに注目してフォローすることは少なくなった。気が滅入るだけということもある。この日(水曜朝)は違った。米議会の中間選挙。事前の予想通り、上下両院ともに野党民主党が勝利し、共和党のトランプ政権には手痛い打撃を与えたようだ。傲岸不遜のトランプ大統領に辟易していた私としても歓迎すべき朗報。
 水曜夜の就寝前まで見ていた米CNNテレビの見出しは “Democrats retake Congress in rebuke to Trump” (民主党が上下両院で勝利し、トランプ大統領に一撃)。この時点では上院(定数100)は民主党が54議席、共和党は44議席で、民主党が過半数を抑えていた。下院(定数435)でも民主党が231を獲得し、過半数(218)を余裕で突破。共和党は139議席。テレビの中継カメラは各地で民主党関係者が狂喜乱舞するのを映していたが、彼らの喜びはよく理解できた。
 米議会でトランプ大統領の専横が減じることになるのは大歓迎だが、日本を含めた世界は手放しで歓喜してばかりもいられない。トランプ政権の苦境はいいとして、世界に目をやると、一昔前には想像もできなかたような惨状にある。
 ロシアのウクライナ侵攻は一向に鎮静化の兆しが見えない。ロシア軍の無慈悲な民間施設攻撃により、ウクライナの市民の死傷は目を覆うばかりだ。プーチン政権の人道に反する残虐行為がいつか断罪される日が到来するのだろうか。イスラエルとイランの対立に根差す中東危機は泥沼の戦争に悪化することが懸念される。足元のアジアでも中国の共産党政権はますます好戦的な姿勢を強めている。日本では新型の軍国主義が台頭しつつあると政権上層部がことあるごとに非難しているのも理解に苦しむばかり。
 ところで、上記の通り、久しぶりにCNNにチャンネルを合わせた。民主党の当初の予想を上回る圧勝にCNNのアナや専門家も表情が明るいように思えた。彼らもトランプ大統領の政治姿勢にうんざりしていたのではないか。願わくは主導権を奪取した米議会が、ロシアや北朝鮮に秋波を送り、中国の強権的な姿勢にも理解さえ示している印象のあるトランプ大統領に厳しく対処し、独断的軍事行動を抑え、きな臭くなる一方の国際政治情勢に理性と和解の気運を醸してくれることを切に願いたい。
 木曜朝、出勤間際にパソコンを開くと、米ニューヨーカー誌の配信がメールボックスに入っていた。愛読しているジャーナリストのスーザン・グラッサー氏のコラムも含まれていた。見出しにさっと目を通した。“Finally, the Beginning of Trump’s End”(遂にトランプ氏の終わりの始まり)とあった。残念ながら、トランプ大統領の政治権力が終わる確かな兆候を明示したコラムではなかったが、読んでいて、トランプ氏の常軌を逸した威光もさすがに終わりに近づきつつあるのではないかと思えてもきた。
 トランプ大統領が残る二年間の大統領在職中、どのような断末魔の施策に打って出るのか、出ないのか。そして2028年の次回大統領で共和党はトランプ氏に代わる誰を大統領候補に立てるのか。対向する民主党はどう迎え撃つのか。、トランプ氏に今回ノーを突きつけた米国民には敬意を表したいが、そもそも二度も彼を最高権力者の座に選んだ人々だ。あまり期待しない方がいいかもしれない! 

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