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台北の温かさ

  • 2026-08-02 (Sun) 08:46
  • 総合

20260802-1785628580.jpg 土曜日未明。実は午前1時過ぎに目覚めてしまった。金曜日は歩きに歩いたため、スマホの歩数計は軽く2万歩超えを記録。疲労困憊だったため熟睡できるものと期待していたが、あにはからんや途中で目覚めた。時計をみるとまだ午前1時過ぎ。なぜこんな時刻に? 水音がそれも結構な水音がずっと耳元でしていたからだ。部屋の洗面所を確認したほどだ。その後もずっと気になり、眠ることができなかった。窓はない、水音は酷い、最低なホテルだなや! それでも明日日曜日にはチェックアウトすると思えば、たいして怒りもわいてこないから不思議だ。
 その土曜日。昔よくのぞいていた朝飯屋に行くつもりだったが、台北入りしてからの疲れがたまっていたのと、土曜朝も営業しているのか分からず、加えてそのお店にたどり着けるか自信がなかったので断念、休息に当てることにした。それで朝飯は近くの食堂で食べた。この朝も鹹豆漿(シェントウジャン:しょっぱい豆乳スープ)と卵焼きの蛋餅(ダンピン)、それにもう一皿を頼んだ。調理場で働いているおばちゃんたちはこちらが日本人とすぐに分かるようで、戸惑う私を前に笑いながらてきぱきと料理をトレイに並べてくれる。私のような日本人の中高年の客が珍しくないのだろう。少しなら中国語を解することができるのだが、厨房のおばちゃんたちには立ち向かえない。鹹豆漿(シェントウジャン)は美味かった。
 この日は洗濯をしたかった。台北は暑さも尋常ではなく、シャツや下着、靴下、ハンカチなどの洗濯が急務。以前の旅ではシャワー室で適当に洗い、干して、それを着ることが多かったが、窓なしの部屋では干す作業がはかどらない。汗をたっぷり吸い込んだ衣服はやはりきちんと洗いたいところではある。
 ホテルにランドリーサービスがあれば問題ないが、私が泊まるレベルのホテルではそうしたサービスはない。コインランドリー店もあるにはあるが、いろいろと操作が小難しそう。それでホテル近くの裏通りにある洗濯店をのぞいた。おばちゃんが出てきて「やってあげるよ。えーと、料金は・・・」と応じてくれた。こういうところは台北(台湾)の人たちは実に親切だ。洗濯・乾燥を頼み、ごくリーズナブルな料金を支払い、午後5時に再訪すると、きれいに畳んだ洗濯物が待っていた。
20260802-1785628626.jpg 明日日曜日は台北から花蓮に移動する。たかだか1週間の旅ではせいぜい二箇所が限度だろうと思い、台北の他には台南を訪れる予定を組んでいたが、そそっかしい性分ゆえ、ホテルのチェックアウトを日曜にして、台南入りは月曜にしていた。日曜の宿がない。それでお気に入りの花蓮に駆け足で入ることにした。台北―花蓮―台南のルートは理想的な台湾の旅とは呼べないだろうが、まあいいか。台北から花蓮まで電車でどれぐらいかかるのだろうか。調べたが忘れてしまった。確か美味い駅弁を車中で食った記憶もある。車窓の風景も楽しめるかもしれない。道中読もうと持参した台湾の食がテーマの小説もまだ読みかけだ。
 昨日は睡眠が足りてなかったと思い、早めにベッドに入ったが、その前に開いたパソコンで、また熊本で震度5弱の地震が起きたと報じられている。こんなあてのないお気楽な旅にあっていいのだろうか。心穏やかでいられるはずがない。

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