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『財閥家の末息子』

  • 2026-08-19 (Wed) 20:14
  • 総合

 福岡に戻り、ぼけっとしている。いや一年中、ぼけっとしているのかもしれないが。来週からは仕事が再開する。昔は二学期は9月からという認識だったが、昨今は学校の夏休みは8月中に終わるようだ。子供たちがちょっとかわいそうにも思える。
 寝転んでぼけっとしているので、普段はあまり使用しないスマホの機能をいじっていた。スクリーン上にアイコンが見えるABEMA。クリックするとスポーツからバラエティ、歌番組、アニメ、麻雀など、さまざまなチャンネルが目に飛び込んでくる。韓国や中国のドラマもこれでもかというほど目白押しだ。選択肢が多すぎて、だらだらとスクロールしていたら、何だか韓国のドラマに行き当たった。韓国語が流れてきて、日本語の字幕が付いていた。途中からなので、物語の筋なんかは全然分からないが、登場人物が交わす韓国語の会話が少し理解できるので、何となく見やっていた。
 そして気がついたら、またはまってしまっていた。また、と書くのは、これまでに軽い気持ちで見始めて何回か、釘付けになったことがあるからだ。もっともスマホではなく、自宅のケーブルテレビでだった。韓国ドラマは展開が容易に予想できて毒づきたくなるものもあるが、緊迫のシーンを手際よく挟み、気づいたらのめり込んでいるものもある。日本のテレビ(ドラマ)を見なくなって久しいが、日本のドラマで韓国のドラマに太刀打ちできるものがあるのだろうかと思わないこともない。あったとしても見ることはないだろうが・・。
20260819-1787137982.jpg 今回はまったのは日本語訳では『財閥家の末息子』。ファンタジー復讐劇と紹介されていた。ネット検索すると以下のように記されている。2022年末に韓国のテレビ局が放送したドラマで、巨大な財閥のスニャングループに君臨する一家の跡目相続を巡る争いが1980年代の韓国の経済危機や民主化を経ての熾烈な大統領選などを背景に描かれている。主人公はイケメンの男優ソン・ジュンギが演じる財閥家の三男の息子、チン・ドジュン。冷静沈着な若者で高圧的な叔父や叔母のプレッシャーにもめげず、やがて祖父であり、この物語の真の主人公と思えるスニャングループ会長チン・ヤンチョルの信頼を勝ち得ていく。
 このヤンチョルを演じる男優の演技が素晴らしい。韓国ドラマを見ていると。あれ、この俳優見たことあるぞと思うことがしばしばあるが、ヤンチョルを演じていたイ・ソンミンは初めて。財閥を仕切る男のプライド、金(儲け)こそ全てという考え、グループの存続繁栄しか頭にない人生哲学を見事に演じ切っていた。ヤンチョルがソウルの寿司店を訪れ、その味がいまいちだと指摘し、そもそも日本の一流の寿司店では寿司1貫にお米の量はどれほど入っているかと板前に尋ねるシーンが印象的だった。記憶があやふやだが、板前が答えに戸惑っていると、彼は「普通(ランチ)は320粒、夕食では酒が入るため少し少なめ、280粒ほどだ」と言う。
 私は感心しながら見た。よくまあご存知だこと。今改めてネットでチェックすると、このエピソードは実は韓国最大の財閥グループのサムスン創業者の故・李秉喆(イ・ビョンチョル)会長の実際の逸話に基づいた台詞だという指摘があった。とにかく久しぶりに韓国ドラマを堪能した。韓国語の学習にもいいのだろう。でもはまりたくはないんだよな・・・と思いながら、スマホでまた別の韓国ドラマを見始めている自分がいる。

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