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聖書読了

  • 2014-07-17 (Thu) 11:16
  • 総合

 福岡はこのところ、雨模様の曇天が続いていたが、木曜日の今日は青空が少し窓の外に見える。ふと気づくと、セミの鳴き声がかまびすしく聞こえる。ああ、本格的夏の到来だ。
 アメリカで出版されたThe Way (The Living Bible) というタイトルの聖書を読み始めたと書いたのはいつのことだったか。ブログをたどると、昨年4月にそう記している。気が向いた時に本棚から取り出し、ベッドに寝転んで読むという読書スタイルもあって、数日前にようやく読み終えた。怠惰極まりない読み方であり、これを果たして「読了」と表現していいのか甚だ心もとないが、一応、そういうことで許して頂こう。
 この聖書の冒頭には時系列の読書方法が示されていた。なるほど、そういう読み方もあるのかと思い、そのアドバイスに従って読み進めた。「創世記」(Genesis)の1から22までを読み、次に「ヨブ記」(Job)、それから「創世記」の残りの部分、続いて「出エジプト記」(Exodus)、「詩篇」(Psalm)の90、「レビ記」(Leviticus)・・・という順に読み進め、もちろん終幕は過去に何度も読んだことのある「ヨハネの黙示録」(Revelations)だった。
 印象に残った文章はマーカーを走らせている。幾つかを以下に記したい。「キリギリス」の身には実に心強い教えだ。
 My whole life is but a moment to you. Proud man! Frail as breath! A shadow! (神よ、私の人生などあなたに比べればほんの一瞬。人間とは何と思い上がった者であることか! 吐く息のようにか弱く、その正体は影法師に過ぎないのに!) Psalms 39(詩篇39)
 Look at the birds! They don’t worry about what to eat—they don’t need to sow or reap or store up food—for your heavenly Father feeds them. … And why worry about your clothes? Look at the field lilies! They don’t worry about theirs. (空を飛ぶ鳥を見よ。彼らは食べ物のことなど案じてはいない。彼らは種をまき、収穫し、貯蔵することもない。天にまします神が餌を与えてくださるからだ。{中略}衣服のことをなぜ心配するのだ。野に咲くユリを見よ。彼らは身に着けるものを案じてなどいない) Matthew 6 (マタイ伝 6)
 Because our acquittal is not based on our good deeds; it is based on what Christ has done and our faith in him. So it that we are saved by faith in Christ and not by the good things we do.(我々が神の赦しを得るのは我々が善行をしたからではない。キリストが我々のために十字架に架けられたからであり、キリストを信じるからこそ、赦されたのだ。すなわち、キリストへの信仰ゆえに救われたのであり、我々が行ったと思っている善行ゆえではないのだ) Romans 3 (ローマ人への手紙 3)
 Do you want to be truly rich? You already are if you are happy and good. After all, we didn’t bring any money with us when we came into the world, and we can’t carry away a single penny when we die. So we should be well satisfied without money if we have enough food and clothing.(あなたは真に裕福になりたいと思っているのか? 幸せで心地好く感じているなら、あなたは既に裕福なのだ。詰まる所、我々は生れた時にお金など持って生まれてきたわけではない。息絶える時に、一銭たりとも手にして旅立つわけではないではないか。だから、今食べて、着る物に不自由がなければ、お金がなくとも、十分満足すべきなのだ) Timothy 1-6(テモトへの手紙1-6)

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