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英語でさるく 那須省一のブログ

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口髭(mustachio, moustache)

20200122-1579668724.jpg 英字新聞「ジャパン・ニュース」を購読しているが、最近は紙面が薄っぺらい時もあり、そろそろ購読をやめる潮時かなと思うこともある。英文ニュースはケーブルテレビのCNNやBBCで接することができるし、ネットだとリアルタイムでフォローできる。ただし、紙の新聞を取っていると、テレビやネットの記事では見逃すであろうニュース、話題に触れることがあり、やはり、日々、英字新聞を購読している価値はありかなとも思える。
 最近読んだ中では次の記事が印象に残った。“U.S. ambassador becomes mustachioed face of S. Korean discontent” という見出しで、アメリカのハリー・ハリス駐韓大使が口髭を生やしていることから韓国の大衆・メディアに不興を買っているという内容のロイター電。米韓関係が北朝鮮政策や中韓米軍の駐留費の負担問題などから緊張をはらんでいることが大きな要因だが、ハリス大使の特徴ある風貌も一因しているとか。
 ハリス大使の口髭が韓国社会には植民地時代の日本の政治家や軍人を想起させているのだという。ハリス大使の母親が日本人であり、日本人の血を引いていることが背景にあるようだ。大使も十分にこのことを承知しており、ジャパン・ニュース紙によると、彼は「私は駐韓の日系アメリカ大使ではなく、駐韓のアメリカ大使だ」と語っている。
 ジャパン・ニュース紙に掲載されている彼の風貌から「日系」を読み取ることは難しいが、口髭のくだりは興味深く読んだ。確かに韓国を旅していて、口髭を生やしている韓国人を見ることは稀な印象がある。私が韓国ですぐに日本人と「看破」されていたのは短足短躯にハンチングという姿だけからではなかったのだ。口髭も絡んでいたのか、と改めて気づかされた。まあ、それはそれとして、このような興味深い記事は紙の新聞を購読しているからこそ巡り合える。まだしばらくはジャパン・ニュース紙とお付き合いすることになりそうだ。
                  ◇
 英王室のヘンリー(ハリー)王子が妻のメーガン妃とともに王室の活動・行事から完全に身を退くことが英王室より正式に発表された。二人はこれにより王室のメンバーとして公費を受け取ることはできなくなり、 “Royal Highness” (殿下・妃殿下)という敬称も失う。束縛よりも自由・独立を選択したヘンリー王子は完全に王室と袂を分かつことまでは考えておらず、彼にとっても驚きの展開だったようだ。祖母のエリザベス女王の意向が強く働いているのは間違いないと思えるが、チャールズ皇太子の風貌には似ても似つかぬヘンリー王子に対する厳しい対応の裏事情を詮索したくもなる。
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 大晦日以降、たるみきった身体を鍛え直すべく、香椎浜でのスロージョギングも隔日には続けたいと思ってはいるものの、このところ、雨模様の日々が多く、なかなか腰を上げることができない。雨が降っていなくとも、曇天だと、走る意欲は失せてしまう。残念ながら、今週も天気予報だと雨マークが連なっている。月曜は何とか走った。水曜。午後からは雨が降るとかで、午前中に走った。途中から冷たい小雨が降り始めたが、なんとか二周、約6キロを走り終えた。明日以降は無理かもしれない。今の心持ちを中国語で書くと、我想在蓝天下跑步。<私は青空の下でジョギングしたい>

デジカメ戻る!

20200119-1579395503.jpg 北陸・関西方面への正月の旅で紛失していたデジカメが戻ってきた。大阪の曽根崎警察署の落とし物係から着払いで届いた。包みを開けると見慣れた銀色のデジガメ。撮影済みの写真を確認すると、最後に写っているのは、金沢から京都へのJR特急サンダーバードの車中で撮った金沢名物の駅弁。そうか、この駅弁を食べながら写真を撮り、リュックにデジガメを収納すればいいのに、おそらく座席のお尻の辺りに置き、そのまま忘れてしまったようだ。
20200119-1579395789.jpg 何度も書くが、これは2010年のアフリカ放浪の旅以来、苦楽を共にしてきた「戦友」のようなデジカメ。手の中にすっぽり入り、一見すると携帯電話のようにも見え、被写体に向けても、相手に警戒心を抱かせることがない。アフリカでは写真撮影の是非が微妙なときが少なくなく、まさに取材の旅には打って付けだった。
20200119-1579395833.jpg20200119-1579395883.jpg デジカメのメモリーカードに残っている写真を改めてチェックして見ると、最初の撮影は2016年3月初旬の韓国・釜山への初めての旅。以来、数多くの忘れ難い人たちや光景が収められている。デジカメを紛失することも痛いが、こうした旅の思い出が消失することも辛い。ある程度の写真はブログに記載しているとはいっても、大半は未掲載だ。
 さて正月の北陸・魚津では良く飲み、良く食べたが、デジカメにもそうした思い出がちゃんと残っていた。
                  ◇
 最近はホテルの部屋に外国語の案内文を見ることは珍しくない。韓国語や中国語のものもあるが、やはり圧倒的に多いのは英語の案内文だろう。だが、そうした英語の文章が意味不明だったりすることもある。上記の旅では最後の晩は神戸のビジネスホテルに泊まったが、トイレ兼バスルームに置かれていた案内文が実に難解だった。日本文も?だったが、英文は何度も読み返した。それでも意味がよく分からない。
 デジカメを紛失していたため、スマホでとりあえず撮影し、英語教師でもある旧知のアメリカ人の友人に画像を送り、彼の意見を求めた。結論を書くと、彼にも??ということだった。その文章は以下の通り。For customers staying: In order to cherish resources, we do not replace used toothbrushes, etc., and we are supplementing new items. If you wish to discard it, please do so as you discard it in the garbage box. 今改めてこの英文を読んでも、私には納得のいく日本文にすることは不可能だ。
 要するに「エコフレンドリー」を掲げるホテル側が主張したいのは次のようなことか。私たちは資源を大切に扱っており、資源回収にも積極的に取り組んでいます。お客様が使った歯ブラシやシャワーキャップなどはゴミ箱に捨てないでください。捨てたいとお思いなら、そうなさっても構いませんが、ということだろうか。それにしても凄まじい英文だ。
 よく利用する郵便局でもこっけいな英文案内に出くわしたことがあり、そのことを指摘すると、窓口の職員は「あら、そうですか。でもスマホの翻訳機能を使って作ったんですよ」と表情が曇った。ひょっとしたら、神戸のホテルでもスマホか何かの翻訳機能を使っていたのかもしれない。チェックアウトの際にフロントのスタッフに老婆心ながら、私の考えを文章にもして伝えはしたが、おそらく変更されることはないだろう、きっと。

狐につままれたような

 スポーツ中継もこの時期は数が少なく、テレビに釘付けになることは稀だ。タイのバンコクでは若手主体のサッカーのアジア選手権が開催されているが、名前を知った選手も少なく、放送時間帯も時差の関係で微妙なずれがあり、熱心には見ていない。日本代表は予選3戦を戦い、2敗1分けと無残な結果に終わった。
 日本の最初の試合はゲーム終了が午前零時過ぎ。最後までゲームを見ず、どうせ負けているだろうから、結果は翌日の朝刊で確認しようと思い、就寝。翌朝、朝刊を見やると、あると思っていた結果が報じられていない。不思議だなあと思ったものの、そう熱心なサッカーファンではないのであまり気にはしていなかった。2試合目も全く同じ状況。不思議だ。
 手にした新聞の一面の左肩を何気なく見やると、13sという文字が目に入った。あれ、14ではなかったかいな? 一般の読者にはこの数字は全然気にならないだろうが、新聞記者出身の私には驚愕の数字。これは「版建て」と言われる数字で、その日の最新のニュースが入っていることを示している。東京都心や大阪都心で配達される新聞は14版だ。福岡でも中心部は14版の新聞。私が住む東区もずっと14版が配達されていた。それが突然の13sへの「格下げ」。14版なら上記のサッカーのゲーム結果も楽に含めることができるが、締め切り時間の早い13sでは無理。私の購読新聞に結果が報じられていないのは当然の帰結だ。
 すぐに販売店に電話を入れた。販売店の人の話によると、昨年秋ごろか、お店にやってくるトラックが変わり、時間帯も早くなったとか。なるほど、そういうことか。事情は呑み込めた。ただ、不思議なのは、紙面でこの「版建て」変更のお知らせを読んでいないこと。これはとても重要なことだ。言わば「商品価値」にも直結する。読者に何ら知らせることなく、版建ての変更を、この場合は格下げになるが、実施していたとしたなら、???。私が小旅行に出ていた間に告知されていた可能性や見落としていた可能性もあるにはあるが、どうも釈然としない。古い新聞は手元にはないから確認しようもない。古巣の新聞社だから、あまり酷なことは記したくはないのだが、これは全く別の問題だ・・・。
                 ◇
 大リーグでサイン盗み疑惑(sign-stealing scandal)がついに監督やゼネラルマネージャーの解任劇にまで発展した。渦中の球団がワールドシリーズで優勝を果たしたヒューストンアストロズとボストンレッドソックスであることも驚きだ。プロ野球なら巨人やソフトバンクホークスが絡むような事態で、野球観戦どころではない重大な不正行為だ。
 アストロズの場合は本拠地球場の外野に設置したカメラで保守のサインを撮影し、ベンチのゴミ箱を叩く音などで打者に球種を伝達していたという。投手が投げる球種が分かれば、打者には圧倒的に有利であることは素人にも理解できる。選手の処分は対象者があまりにも多いことや移籍しているケースもあることから見送られるとか。上記の球団と対戦してワールドシリーズから敗退したチームやファンにとっては納得のいかない裁定かもしれない。アストロズ、レッドソックスのそれぞれ2017、2018年のワールドシリーズ制覇が色あせることは不可避の情勢だ。両球団は今シーズンはアウェイのゲームでは対戦チームのファンの罵声を浴びることになるのだろう。それは致し方ない。

「游」は「泳ぐ」

 さあ、本格的に新しい一年が始動した。小倉と天神(博多)の英語教室。少しは受講生が増えてくれないものかと願ってはいるが、どうなることやら。まあ、今の受講生はどちらの教室も熱心に受講しているようなので、それだけでも感謝、感謝だ。
 今年は中国語・韓国語ともに長足の進歩を遂げたいと思っている。頼りにしているのはNHKのラジオ講座だ。再放送が多いので復習しながら力をつけていくにはもってこいの講座だ。金曜日の講座では次の二つの文章が出ていた。「我会游泳。」と「我能游一千米。」。最初の文章は「私は泳げます」で次の文章は「私は千㍍泳げます」という意味。「游泳」(yóu yǒng)は「泳ぐ」という語。二つ目の文章では「游泳」のうち、「游」という漢字は出ているが、「泳」という漢字はない。我々日本人には「泳ぐ」と言えば、「游」ではなく「泳」という漢字が頭に浮かぶかと思う。中国語では「游泳」という語句はあっても、数量を付加して表現する場合には「游」が言わば「代表」して表に出てくるということか。この辺りは私には実に頭が混乱する。「游」を中国語の辞書で引くと、①「泳ぐ」の次に②「ぶらぶらする」という意味が出ている。②の方が何となく分かるような気がする。
                 ◇
 欧州連合(EU)のくびきから自らを解き放つブレグジット(英国のEU離脱)で揺れ続けている英国で、今度はまた新しい「離脱」が波紋を広げている。王位継承順位6位にあるヘンリー王子(35)が妻のメーガン妃(38)とともに王室から一歩身を退くと表明したのだ。日本のメディアでは二人が「王室の中心メンバーから退く」と紹介されている。「中核メンバー」あるいは「主要メンバー」と訳出したメディアも散見した。初めてこのニュースをNHKテレビで耳にした時に「中心メンバーって英語ではどう表現しているのだろう?」と思った。
 BBCのホームページにアクセスして上記の表現は “senior members of the royal family” となっていることを知った。なるほど、senior か。私は central とか leadingという語が頭に浮かんだが、senior members が自然な表現ということだろう。この辺りも英語のネイティブスピーカーでないと苦労するところだ。
 ところで、ヘンリー王子夫妻の決断はエリザベス女王を筆頭に王室の他のメンバーには一切、寝耳に水だったようで、女王も心を痛めているとか。これからさまざまな説得工作、駆け引きが展開されていくのだろうが、報道によると、二人は自分たちのプライベートな生活に対する英国メディア、特にタブロイドペーパーと呼ばれる大衆紙の取材攻勢に辟易していたことがうかがえる。これからは生活のベースを北米、特にメーガン妃がかつて暮らしたことがあるカナダに移したい意向であると伝えられている。
 とはいえ、二人は英王室から完全に身を退くわけではなさそうで、果たしてどのような妥協案が出て来るのか。BBCの記事によると、カナダの国民はヘンリー王子夫妻がカナダを「半定住」の地に選んだことに概ね好意的な見方をしているようだ。英国民はどうか。二人が王室の一員として種々の(経済的)特権を保持したまま、海の向うで優雅な暮らしをエンジョイすることを許容するのか。それは分からない。

デジカメ見つかる!

 正月早々、中東情勢がきな臭くなっている。民放テレビのテロップでは第三次世界大戦の勃発を憂えるものもあったようだ。第三次世界大戦はともかく、アメリカとイランが本格的な戦争状態に突入する危険性は確かに否定できない。
 ただ、イラン政府はイラク領内の米軍基地へのミサイル攻撃に出た8日(日本時間)、報復攻撃が「完結した」と表明しており、トランプ米政権が新たな重大な挑発行為に出ない限り、対立がこれ以上激化する可能性は薄そうにも思える。収束することを切に祈りたい。
                  ◇
 正月早々紛失したデジカメ。前項で書いたように、新聞社を2010年に早期退社した際、会社から記念品としてもらい、アフリカの旅以降、ずっと私と一緒に旅してきた「戦友」だった。それで福岡に戻って以来、ベッドで横になっている時など、魚津のママさん家を出る瞬間から亀岡の兄の家を出る直前の荷造りまで、何か思い出せないものかと再三試みた。魚津を後にした宇奈月温泉駅から金沢駅までの北陸新幹線の車中、金沢駅から京都駅までの特急サンダーバードの車中の行動も。だが、デジカメをどうこうした記憶がない。
 半ば諦めかけていた時に神戸で会食した新聞社勤務時代の同僚Iさんからメールで「警察に紛失届を出したらいかがですか」と促された。そうだなと思い、とりあえず、JR西日本の忘れ物センター(金沢)に電話を入れてみた。最終的に大阪の曽根崎警察署に問い合わせることになった。どうも、該当するような忘れ物がこの警察署に保管されているようだ。
 忘れ物担当の部署に回され、担当者に尋ねてみると、確かに私のデジカメと酷似したものが届いているとの由。「どんな写真を最後にお撮りですか」との問いに「魚津の訪問先でご馳走になった海の幸がテーブルに並んだものや鍋料理の写真です。英語の四コマ漫画をフレームごとに撮ったものもあるはずです」と答える。本当に嬉しいことに、私のデジカメであることが判明した。
 やはり、サンダーバードの車中で座席かどこかに忘れていたようだ。おそらく、金沢駅の地下の商店街で買った駅弁を食べようとした際にその駅弁をデジカメで撮影し、そのまま座席のお尻の辺りに置き、バッグにしまうのを忘れた可能性がある。私が京都駅で下車した後、親切な乗客が車掌さんに届け出てくれたのだろう。その人と神様に感謝!家中を探してくれたママさんや兄にもすぐ電話を入れ、詫びた。日本はやはりいい国だ。
                  ◇
 実はデジカメが出てこないものと思い、引き出しにしまっていた古いデジカメ二個を引っ張り出していた。一つは新聞社を辞めるまで仕事で使っていたデジカメ。これは多機能の付いた本格的なデジカメ。それと、会社を辞める直前の2009年に購入していた小型のデジカメ。この二つを取り出し、使ってみようとしたが、ともに十年以上触っておらず、使い方をすっかり忘れていた。取り扱い説明書などどこにあるかも分からない。
 メモリーカードも残ったままで、確認すると2009年に当時の若い女性スタッフらと食事した時の記念写真などが目に飛び込んできた。懐かしく思うと同時に複雑な気持ちにもなった。この10年、私は一体何をしてきたのだろうか。何を考えてきたのだろうか。

デジカメ紛失!

 大晦日から正月にかけ、実によく飲み食いした。正確には飲み食いさせてもらった。体重は今80キロに限りなく近いかと思う。恐ろしくて体重計になど乗りたくない。身長のない私には限界だ。よし、今年は真面目に減量に取り組もう。目標体重とりあえず70キロ。つい先日の記憶では77キロ程度あったはずだから、少なくとも7キロの減量となる。9月の定期健診までに70キロを目指そう。本当はこの数値でも標準体重からは程遠い。
 そういえば、昨年最後のこのブログで、「从明天开始,我一定要减肥」という中国語の文章を紹介していた。これを再利用するなら、「从今年开始,我一定要减肥」となるだろう。「今年から私は絶対ダイエットするつもりだ」
                  ◇
 などと、このブログを今、関西から福岡に戻る新幹線の車中で(ラップトップのキーを叩いて)書いている。頭の中はこの一週間の酒(ビール・日本酒・焼酎・赤ワイン)でまだぼぉーとしている。実はけさ神戸のホテルでいささかショックを受けた。いつも旅に持参しているデジカメが見当たらないのだ。愛用のバッグ(リュック)に入れていた(つもりだった)。ホテルの部屋をくまなく探したが、キャリーバッグも含めどこにもないではないか。
 前日の昼、関西に住む古い知己の方々とホテル近くの和食のお店で一年ぶりの会食を楽しんだ。その際、写真でも撮ろうと思っていたので、そのお店に置き忘れたのかと思い、朝電話を入れてみたが、デジカメの忘れ物はないとの由。写真を撮りたいとは思っていたが、デジカメをバッグから取り出した明確な記憶はない。魚津を出て途中二泊した亀岡の兄の家にも電話を入れたが、忘れ物はないという。
 そうなると一番可能性のあるのは魚津のママさんの家。そこでご馳走になった海の幸や鍋をスマホで撮影し、宮崎の妹や帰省している姪っ子にラインで送付していたが、私はブログ用にはいつもデジカメを使用している。福岡に戻って改めてブログで書き残す際にブログ用の写真を別途、デジカメで撮影した記憶があるようなないような・・。
 ひょっとしたら、デジカメを自宅に残したまま、今回の旅に出た可能性もある。いずれにせよ、福岡の自宅に戻ったらはっきりする。デジカメがあることを願ってはいるが、そうなれば私がすっかりもうろくしたことの証左ともなるので、実に情けない。
                  ◇
 そしてようやく先ほど新幹線で帰福。マンションに戻り、ひょっとしたらという思いで机の上やテーブルの上を探すが、デジカメは見当たらない。やはり、バッグに入れて旅したようだ。どこかに置き忘れたか落としたか。
 あのデジカメは新聞社を早期退社した際、会社から記念品としてもらったもので、アフリカの旅以来、これまでずっと私と一緒に旅してきた。戦友のようなものだ。心がふたがる。ここは亡きお袋がこういう時によく口にしていた言葉を思い出すことにしよう。あのデジカメは私の替わりに遺失物となってくれたのだ。もっと悲惨なことが我が身に降りかかっていたやもしれない。デジカメが身代わりになってくれたのだ。その程度で済んだことを神様に感謝しよう。お袋が生きていたら、きっとそう諭したはずだ。嗚呼、それにしても!

良いお年を!

20191228-1577497245.jpg エリザベス英女王のクリスマス恒例のビデオメッセージは英国民及び英連邦の人々に団結・融和を呼びかけるものだった。英国は欧州連合(EU)からの離脱を巡り、国民の間に大きな亀裂が走った一年。イングランドとスコットランドの確執はこれからさらに深刻なものになる可能性が大だ。女王にとっては、次男のアンドリュー王子にまつわる醜聞もあり、個人的にも心穏やかならない年だったことだろう。
 それにしても御年93歳のエリザベス女王はいつまでも美しく凛としていらっしゃる。彼女は間違いなく、英国及び英連邦の団結を維持する最後の「砦」だと言っても過言ではないと思う。エリザベス女王のメッセージの締め括りの言葉は “Merry Christmas!” ではなく、“I wish you all a very happy Christmas!” だった。原意が「ほろ酔い加減」の “merry” ではなく、「幸せ」の “happy” だ。
                  ◇
 NHKラジオが毎朝夜に再放送している中国語講座「まいにち中国語」が60回目を迎えた。来年3月まで全120回放送されるから丁度折り返し地点だ。今のところ、そう苦もなくついていけている。初級の講座だし、何と言っても再放送だから当然と言えば当然だ。しかし、記憶力が鈍化している身にはこれから段々ときつくなっていくのだろう。
 それはそれとして、次のような文章が出てきた。日本語で書くと、「鳥になって空を飛びたいなあ」と「あしたから絶対ダイエットします」。中国語では次のようになる。「我想变成一只鸟,在天空中飞翔」と「从明天开始,我一定要减肥」。日本語の方がずっと簡潔な物言いに思える。中国語では「一羽の鳥」と言わなくてはならないし、「空を」という個所が「在天空中」と仰々しい。ダイエットしたいという文章も「开始」と「减肥」が離れており何だか面倒なあと思わないでもない。まあしかし、その逆の場合もあるような気がするし、慣れていくしか手はないのだろう。余談だが、「鸟」(鳥)の発音はニャオ。「猫」(猫)はマオ。鳥が猫に思えてならない。
                  ◇
 2019年ともあと少しでお別れだ。個人的にはうーんという感じの年だったが、健康で快適に日々を過ごすことができたのだから、文句を言ったら罰があたるというものだ。神様に深く感謝。
 『歎異抄をひらく』(1万年堂出版)を一応読み終えた(気になっている)。『歎異抄』(岩波文庫)よりは楽しめたみたいな印象はある。それでも難解は難解だ。それで「積読」というか途中で読むのを放棄していた親鸞聖人著の『教行信証』(岩波文庫)を再び寝しなに読み始めた。いや、読むというよりは活字をぼぉーと目で追っている感じだ。あのチコちゃんに知られたら、「ボォーと読んでんじゃないよ!」と喝を入れられること必至。
 晦日からまた北陸に旅する予定。京都・神戸・芦屋を経て5日に帰福する。新幹線を手始めに車中で長い時間を過ごすことになるから、『教行信証』が「睡眠薬」となり心地良い眠りに落ちていることだろう。皆さま、良いお年を!

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