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とほほの幕開け

  • 2023-01-09 (Mon) 20:00
  • 総合

 新年第一号のブログ、通し番号では第778号を今の惨憺たる状況下でアップすることになろうとは想像もしなかった。諸悪の根源は身体の熱なのだが、なぜこうなったのか今もきちんと説明できないのがもどかしい。
 当初、嗚呼遂にコロナウイルスに毒されてしまったかと嘆いた。ところがどうもそうではないみたいだ。薬局でコロナ検査キットを買い求め、検査してみたが、陰性だった。それならば流行がささやかれているインフルエンザに罹患したかと思ったが、これもそうではなかった。それなら、正月以来ずっと我が身を悩ませている発熱の原因は何なのだ?普通の風邪?いや、そうとも思えない。
 しゃきっとしたいのだが、身体に熱があればそういうわけにもいかない。最初の頃は36度台前半だったような気もするが、段々と右肩上がりになり、38度に達するようになった。平熱が35.7度の私にとって38度は危険水域なのだが、ちょっと趣が違う気もした。第一私は体温が38度に達すると、寝ていて幻覚を見るようになる。不快感一杯の幻覚だ。寝るのが怖くなる。ところが今回の発熱は幻覚を伴わない。素人の見立てだから当てにはならないが、幻覚がない分、助かる。
 とはいえ、発熱を除去しないことには何も始まらない。本来だったら、正月明けに関西方面に旅して、亀岡に住む実兄の顔を拝み、芦屋の教会で日曜礼拝に参加し、特別の願い事を託すつもりだった。そうした計画がもろくも瓦解。連休が明けると専門学校と中学校での授業も再開する。余裕をもって準備に勤しむことにしていたが、これもあえなく頓挫。私は元来、キビキビと起床し行動に移る性分ではない。それでも目が覚めてからベッドの中で10分も20分もうとうとしているのは好きではない。それが今回の発熱ではまさにずっとそうしていたい気分だった。身体がきついからだろう。
 症状としては発熱の他には倦怠感、頭痛、右胸の痛みぐらいだろうか。咳は全然出なかった。鼻水の類もなし。あ、そうそう、食欲はかなり減退したように感じた。台所が汚くなって料理の気力も失せ、普段は滅多に行かないレストランに足を向けたはいいが、快食というわけにはいかなかった。まあ、普通誰だって熱があれば食欲は落ちるものだろう。
 ぐだぐだと無為に過ごしただけの正月休み。幸いにも診てくれる内科医院を見つけた時にはほっとした。実際には平熱に戻るまでにはさらに数日を要するのだが、応対してくれる医院が見つかっただけで熱が少し下がったような気がした。
 新しい年を気持ちよくスタートすることはできなかったが、終わりよければの心境を目指していこう。第一、まだスタート地点に立っている気がしない。と思っていたら、玄関の呼び鈴がピンポン。対応に出ると、国際郵便のようだ。韓国から?宛先のハングルを読むと、見慣れた感覚。あれ、これって私が昨年暮れ、クリスマス前にソウルに住む友人のジンさんに贈った郵便物ではないかいな。まさか日韓関係の悪化から送り返されてきたのではないだろうな?どうも宛所に行き着かなかったようだ。転居したのだろうか。よく分からない。隣国とはいえ結構高い郵便料金を払って送り出したような記憶がある。すべては徒労に終わったということか。あ、また熱が出てきた!

Comments:1

板東美貴子 2023-01-11 (Wed) 21:43

体調いかがでしょうか?びっくりしております。ゆっくりお休み下さい。

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