- 2026-08-03 (Mon) 22:28
- 総合
朝早くホテルを出て花蓮駅にタクシーを走らせ、台南に向かった。花蓮駅で改めて気づいたが、花蓮から台南への便は極めて不便。花蓮駅には8時前に着き、前夜にネットで調べた9時頃の電車で台南に向かおうとした。切符売り場の女性スタッフにその旨を伝えると困った表情で同僚に相談に行った。両耳にイアリングをした若い男性スタッフが現れた。彼はパソコンのキーをたたきながら、「お客さん、9時の電車はお薦めしません。それより、10時21分の電車がいいかと思います。これなら高尾乗り換えで台南に15時48分に着きます」といった趣旨のことを宣う。
よく分からないが、島の中央を山々がそびえる台湾は東西の横断がなかなか厳しいようだ。駅員さんがそう宣うのだから、従うしかない。電車の座席に身を沈め、車窓を流れる風景をしばし楽しんだ。前日もそうだったが、目に入るのは線路沿いの何の変哲もない雑木や雑草の類。時々沿線の町の民家や田畑なども見える。ぼけっとしながら、見とれた。そして来し方に思いを馳せた。今はこの世にいない母親や姉兄のことなども。スマホでNHKラジオ放送が生で聴けることを知ったので、ワイアレスでNHKの放送に耳を傾けもした。熊本の地震関連の続報のニュースの後はFMの「歌謡スクランブル」。森進一や八代亜紀らの演歌を聴きながら、車外の光景を見ているとまあ、どうでもよくなってくる。
あ、そろそろお昼を食べようか。今朝は花蓮駅の小さなスタバでサンドを食っただけ。長旅になることは分かっているから、お肉の弁当といなり寿司を買っていた。さて、お味の方はどうだろうか。あまり期待しないで食べよう。ビールでも買えば良かったが、思いつかなかった。旅慣れてないと、こういう時に下手を打つ。
さて、覚悟していたとはいえ、やはり5時間半近い電車の旅は疲れた。台南に着いた時はさすがにもう今日はホテルでおとなしくしてようかとさえ思った。でも、貴重な台南滞在の時間だ。できるだけ有効活用せねばと思い、ホテルのフロントスタッフに夕刻に行くべく美味いレストランを尋ねた。おっとその前に一つ書いておかねばならないことがある。私はネット予約の時に少しでも価格を下げるために「窓なし」を選択したみたいだった。覚えていないのだが、若い女性スタッフは窓ありにグレードアップしておきましたとの由。え、それは望外の幸せと感謝した。それで早速5階の部屋に入ってみると見晴らしのいい大きな窓がついているではないか! ここに2泊できるのはありがたい。値段もまずまず。
それで一息入れて夕刻、スタッフに教えてもらったレストランに急いだ。疲れているのでタクシー(ほぼ500円)を利用した。着いたのはレストランと言うより庶民の食堂という感じのお店。いやもっと正確には屋台に屋根が付いたようなせわしないお店で、元気のいいおばちゃんたちが数人忙しく立ち働いていた。言葉も分からず、どうやって注文していいかも分からないので右往左往していると、現地に住んでいるハンサムな日本人男性がたまたま居合わせて、私にあれこれ教えてくれてずいぶん助かった。
小ライスに煮込み、野菜に煮卵、それと牡蠣のスープ。私も時々牡蠣を味噌汁にぶち込んで食べたりするが、この牡蠣スープは美味かった。しかも凄く安かった! 明日もここに来ていいとさえ思ったが、明日はせっかくだから台南名物を食したい。










