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英語でさるく 那須省一のブログ
猛暑の後は台風
- 2020-09-03 (Thu)
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凄い勢力の台風が北上しつつあるようだ。この時期になると日常的に行っている儀式の出番となる。パソコンのスクリーンに台風の進路予想図(グーグルマップ)を置き、「消えてしまえ、九州から遠ざかれ」と念を送り続けるのだ。直撃が不可避の場合でも奇跡的に被害が最小限で済むように神様に祈る。洗礼を受けているものの胸を張って「私はクリスチャンです」という資格も意思もない私だが、どこかの国で宗教的保守層の支持を得ようと取材陣を呼び集め、教会の前で聖書を手に立ったT氏よりはましかと思わないでもない。
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そのT氏、いやトランプ米大統領は事実、真実には全然関心がないようで、自分の利益だけに専念、現時点では11月に迫った大統領選でライバルのバイデン民主党候補をおとしめるため言いたい放題の暴言・放言を繰り返している。凄まじいと形容したいほどだ。
最近の例では大統領お気に入りの保守フォックスニュースとのインタビュー番組で、全米各地で起きている警察の黒人への度を超えた取り締まりへの抗議行動は “people in the dark shadow” が繰り広げているものであり、バイデン陣営も彼らによって操られていると荒唐無稽の論を展開した。
さらにとある都市から、大勢の黒ずくめの服装の暴漢たち(thugs)がワシントンに向かっていたという情報もあると語り、陰謀めいたきな臭い話までも飛び出した。大統領はこうした発言を裏付けるものは示していない。CNNの記者は大統領の発言についてコメントを求められると、“It’s almost too stupid to fact-check.” と一蹴した。コメントの真偽を確認する(fact-check)こと自体が愚かな行為と指摘される一国の指導者はそういないだろう。
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中国語の日々の学習はNHKのラジオ講座が頼りだ。平日の朝8時15分からの15分間。もっともその前に同じ15分間の韓国語講座がある。まっさらのA4の紙を目の前に置 き、ラジオから流れてくる講座の中国語の短い会話を書き取る。初級の講座だから比較的簡単な会話が流れてくる。ところがどっこい、これを完璧に書き取るのにてこずることがしばしば。ストレスにはならないが、気分は良くない。
最近の例。「私にレジ袋を一つください」という文章が読まれた。中国語では「レジ袋」は「塑料袋」ということは知っていた。拼音(ピンイン)で表記する、sùliàodàiであり、敢えてカタカナ表記すると「スリャオダイ」。ところがテープにとり、何度聞いても「スリャオダー」としか聞こえない。最後の「ダイ」が「ダー」としか聞こえないのだ。「ダイ」の「イ」が落ちている。しばし考えて分かった。「塑料袋」の末尾が「袋儿」と変化しており、「ダー」となるのだ。このような些細なことでも疑問点が氷解すると嬉しくなる。
ところで、ビニールのレジ袋がスーパーやコンビニで有料化されて以来、私は買い物にマイバッグを持ち歩いていることは少し以前に書いた。ジョギングの際にもマイバッグを小さく畳んで片手に持ち、走っている。ジョギングの帰途に買い物をするからだ。手ぬぐいなら汗取りとマイバッグの「一石二鳥」になると思って、どこかで売ってないかと探しているが、まだ幸運に巡り合っていない。
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中国の「n-1」
- 2020-08-31 (Mon)
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猛暑は続いているが、台風シーズンにも突入したようだ。NHKテレビの天気予報でも台風がよく話題に上るようになっている。大きな台風の直撃を受けることがないように、これから当分は毎朝神様に祈ることになる。
政界は一足先に台風が襲来したようだ。長期政権を維持してきた安倍首相が突然の辞任を表明した。後継の首相に誰が就任するのか。NHKテレビで首相の辞任表明会見の生中継を見た。首相職が激務であることは明白。やはり自身の身体の異常を悟り、辞任を決意せざるを得なかったのだろう。その心中は察して余りある。記者団との質疑応答を聞いていて、一つ思ったことがある。私が見ていた限りでは8年近くに及んだ首相職を辞する安倍氏にねぎらいの言葉を発した記者は一人もいなかった。そういう言葉をかける記者が一人や二人いてもおかしくなかっただろうに。安倍政権に対する評価とはまた別次元の話だ。人間味あふれる記者は絶滅か?
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公民館の中国語講座。老師(老师)が中国では今、政府が食べ物を残すことを戒めるために「n-1」を推奨しています、という趣旨のことを言われた。とっさには何のことか分からなかったが、やがて推察がついた。レストランなどで例えば4人で入ったなら、「4-1」で3皿の料理を頼むのだ。そうすることで頼んだ料理をできるだけ食べ残すことを防止しようという狙いだ。
ロンドンの特派員時代の食事風景を思い出した。中華街のレストランで同僚や友人たちと一緒に食事する時に、4人ならばそれぞれが好きな一皿、計4皿を注文し、それを全員でシェアするのが通例だった。中国では人数に見合ったお皿の料理を注文するのは御法度になるということか。
土曜朝。CNNのネットでまさにこの話題が取り上げられていた。Watch what you eat という大見出し。クリックすると、In authoritarian China, eating freely is a cherished activity. Now a food waste campaign wants to control meals, too(独裁主義の中国といえども、食の好みは個人の聖域。それが今や食べ物を残さないようにというキャンペーンで制約の対象に)という見出しが続いていた。
膨大な量の食べ物が消費されずにゴミとして捨てられている現実は中国に限らず、日本を含め全世界の課題だろう。飽食の世紀か。中国でそれが今年特に深刻な様相を呈しつつあるのはコロナ禍もあるが、洪水により食糧生産地が水没したりして食糧難の危機に直面しつつあるからだという。監視カメラが全国至るところに設置されているお国だ。自治体によってはレストランでの食事風景までモニターし、食べ過ぎや浪費を目撃した場合には当局に通報するように奨励しているとか。記事の中ではあるネット発信者の次のコメントが紹介されていた。“Why should I be reported for things I bought with my own money?”(自分自身のお金で買ったものに対し、なぜ当局に通報されなければならないのか?)
「n-1」は当然、市中の飲食業界にもコロナ禍に加えての追い打ちとなる。まあ、食べ残しをなくし、食べ物を大切にすることはいいことではあるが。日本の「もったいない」精神をお裾分けしてあげたい・・・。
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世界最軽量のパソコンで再出発
- 2020-08-26 (Wed)
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愛用しているノートパソコンを買い換えた。ここ8年近く使っていたパソコンに何の不満もなかったが、バッテリーが消耗したようで取り替えろという警告が画面に出始めていた。バッテリーは過去にも取り替えた記憶がある。電気店で尋ねると新しいバッテリーは2万円前後するとか。それなら新しいパソコンに買い換えた方が得策ではと思った。
その店で展示されているパソコンを見てみる。手にしたとき、信じられないような軽量のものがあった。世界最軽量という案内が見えた(気がした)。私がずっと使っていたパソコンも軽量だったが、はるかに軽い。1キロもしないのでは。手にしたとき、和菓子の最中の外側の上下の蓋の部分を手にしたようにさえ感じた。決めた。これにしよう。私がずっと使っているLifebookと呼ばれるブランドの兄弟機種でもある。
自宅に持ち帰り、初期化は自分では自信がないので、こういう時にいつもお世話になっている旧知のS君に週末、ご足労願った。彼は手際よく初期化してくれた。週明け、ブログをアップしようとしたが、どうもうまくいかない。仕事で忙しいS君にそうそう頼むわけにもいかず、メーカーの有料出張サービスをお願いすることにした。運良く電話をしたその日の午後に専門の人が来てくれ、問題をほぼ解決して頂いた。だから、こうやって新しいパソコンでブログの原稿を書き、アップしている。文字を打つのは凄く快適で調子がいい。このパソコンで2020年代を乗り切りたいと願っている。
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新しいノートパソコンでブログの原稿を打って(書いて)いる本日(水曜日)、テレビではCNNがアメリカで開催中の米共和党の党大会を生中継している。党大会は四日間の予定で本日は二日目。トランプ大統領支持派の人々が次々に壇上に立ち、トランプ大統領の政治姿勢や業績の素晴らしさを訴えている。あれ、そうなの? CNNのネットをのぞくと、トップの記事で Trump’s policies highlighted by everyday Americans という見出しが立っていた。共和党の有力者やトランプ氏の家族だけでなく、市井の庶民も登壇しているので everyday という語が使われている。
壇上の人々の「歯が浮くような」トランプ賛歌を耳にした後、トランプ大領が厳かに画面に登場した。場所はなんとホワイトハウス。こうした党大会では最終日に大統領候補に選出された主役が登場してスピーチするのだろうが、トランプ氏は毎日登場してスピーチするらしい。少しでも露出を増やし、有権者にアピールしたいという思惑は見え見えだ。
この日はホワイトハウスで中南米やアフリカ、アジアの出身者5人にアメリカの市民権を付与する式典が催され、大統領は彼らがアメリカ市民になったことを祝福した。レイシスト(人種差別主義者)とも批判されるトランプ氏が「皆さん、事実誤認です。私は世界各地からアメリカに憧れてやってくる多様な人々を温かく歓迎していますよ」と訴えたいかのようだ。あと二日。トランプ氏や共和党関係者はライバルのバイデン・ハリス民主党陣営を「左派であり社会主義者であり、アメリカを衰退に導く」と「口撃」するのだろう。
美辞麗句に満ちたトランプ賛歌を耳にしているとストレスがたまる一方だ。それならはなからCNNを見なければいいだけのことなのだが・・・。
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水がいない時でも・・
- 2020-08-24 (Mon)
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駅構内や公共施設、一般のビルなどの公衆トイレに「人がいない時でも水が流れることがあります」という注意書きが添えられていることがある。私は用を足しながら、この注意書きに出合うと、よく語を入れ替えて、その違いを一人で楽しむことがある。つまり「水がいない時でも人が流れることがあります」と読むのだ。「人が流れる?」・・・おお怖!という具合に。ただし、「水がいない時でも」という文章は日本語ではおかしいので、「水がない時でも」と修正しなくてはならないなあとちょっとがっかりはする。
日本語では「いる」と「ある」は根本的な違いがある。「人がいる」と言えても「人がある」とは言えない。同様に「水がある」と言えても「水がいる」とは言えない。「水がない」と言えても「水がいない」とは言えない。
長々と書いたが、中国語や韓国語ではこの「いる」「ある」が同じ語で済む。「有」(yŏu)と「있다」(イッタ)。中国語の辞書に次の例文が載っている。「我有一个孩子」(私には子供が1人いる)。「院子里有一棵大树」(中庭に大木が一本ある)。どちらも「有」でOKだ。韓国語の方でも「집 근처여 큰 공원이 있다.」(家の近くに大きい公園がある)。「오빠는 미국에 있다.」(兄はアメリカにいる)。どちらも「있다」が使われている。
日本語でも「いる」と「ある」が中国語や韓国語のように同じ語だったら、冒頭に紹介した注意書きの前後の語を入れ替え、凄く奇妙な、しかしスマートなジョークにすることができるのではと思うのだ。そんなこと考えるのは私ぐらいしかいないかもしれないが。
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宮崎の妹から宮崎のお菓子が送られて来た。コロナ禍でずっと帰郷できないので先日、ラインメールでお願いしたのだ。届いた宅急便には焼酎のつまみとなる地鶏やささ身の小さなパックも入っていた。週末、有難く頂こう。私は妹がいることでこういう具合に結構助かっている。個人的にはこのことを昔から「イモートコントロール」と呼んできている。テレビのチャンネルをかちゃかちゃと自由自在に変えることができる「リモートコントロール:リモコン」(remote control)を念頭に置いての私だけの他愛ない造語だ。コロナ禍で昨今脚光を浴びている「リモートワーク」とは関係ない。
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米大統領選。民主党のジョー・バイデン氏が指名受諾演説を行うのをCNNテレビの生中継で見た。コロナ禍のため、生の聴衆はおらず、オンラインを活用しての演説だった。特段気負うこともなく、トランプ大統領の失政を的確に指摘し、有権者に11月の大統領選での投票を淡々と訴えた。悪くなかったと思う。CNNの各コメンテーターからも上々の評価を受けていた。
まあ、今の情勢が続けば、バイデン新大統領が誕生することになるのかと思う。だが、アメリカといえども、政治の世界は「一寸先は闇」なのだろう。失礼ながら、愚劣ではあるが、狡猾であろうことは疑いないように思えるトランプ氏のことだ。どんな悪あがきの手を尽くして再選を目論むか予断を許さない。アメリカの有権者が今後の大統領の言動を冷静に見極めるよう期待したい。
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デスバレーに比べれば
- 2020-08-20 (Thu)
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Death Valley: What life is like in the ‘hottest place on Earth’ この見出しの下に気温計が見える。華氏で130度。摂氏で59度。信じられないような気温だ。このような酷暑を表現する語があるのだろうか? 炎暑でも足りないだろう。
BBCのネット記事。カリフォルニア州の「デスバレー」(死の谷)と呼ばれる国立公園で先週日曜日、地球上で「最も暑い」温度が記録されたという。我々には摂氏でないとピンと来ないが、摂氏では54.4度。写真では59度となっているが、あまりの暑さで気温計も狂ったようだ。ただし、デスバレーでは過去にこの温度を上回る気温を記録したとも言われ、史上最高と認定されるかは不明。
砂漠地帯にあるこの国立公園内に住み、勤務する写真の女性、ブランディ・スチュワートさんはその暑さを「外に出ると沢山のドライヤーの風を当てられたよう」と形容している。あまりに暑いので汗はすぐに蒸発してしまい、汗を感じることはできないとか。暑さに慣れると、摂氏で26度を下回るとchilly(肌寒く)感じるようになるとも。
福岡も毎日猛暑だが、猛暑が続く限りは台風の心配は無用とも聞く。私は連日の水シャワーを楽しんでおり、ずっと猛暑でも構わないと思い始めている。
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世に言う「アベノマスク」が私のところにもようやく届いた。予想に反し、ささやかな郵便物となってマンション一階の郵便受けに入っていた。あまりにささやかな郵便物だったので、どこかの会社のPRのティッシュペーパー入りのチラシかと思って、危うく郵便受けの下に置いてある共用のごみ入れに捨てるところだった。
海外でもマスク着用の流れが根付きつつあるが、それでもなお、マスクを敬遠する人々が少なくないことは理解に苦しむ。彼らはマスク着用の訴えを権力の乱用、個人の権利の侵害と考えているのか。そうした中、フランスではマクロン政権が職場でも来月からマスク着用を義務付けるとBBCのネットで読んだ。お隣の英国ではそこまでは徹底する必要はないと考えているようだ。英国では職場での感染ケースが少ないと見られるからだとか。
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今季からミネソタツインズに移籍した前田健太投手が18日(日本時間19日)素晴らしい投球を披露した。8回までノーヒットの投球をし、9回の先頭打者にアンラッキーなヒットを許し、マウンドを降りたが、それまで球団記録の8連続を含む12個の三振を奪った。クローザーが打たれ、勝利投手の権利を失ったが、最後にチームはサヨナラ勝利。チームのロッコ・バルデリ監督は以下のように語っている。最大限の賛辞と言っていいだろう。
“That was one of the best games I've ever seen pitched in baseball. Even for people who are in baseball, to watch a performance like that does put you a little bit in awe. I don't even know what else to say.”
この試合は日本では生中継されなかった。私はパソコンで大リーグのホームページにアクセスしてマエケンの快投を「リアルタイム」で追った。だから実際の投球を見ることはできなかった。マエケンは間違いなくミネソタのファンの心をわしづかみにしたことだろう。
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水シャワーが癒し
- 2020-08-18 (Tue)
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八月も半ばが過ぎた。春もそうだったが、今夏もコロナ禍で虚しく過ぎている印象だ。退職者の身の私にはどうということもないが、せっかくの夏休みが台無しとなっている子供たちや若者は多いことだろう。
猛暑の中、できるだけ、スロージョギングに精を出しているが、さすがに暑い。香椎浜に着いて、今日は歩くだけにしようかと思うが、「惰性」で走り始めてしまう。すぐに汗びっしょりとなる。ジョギング路を二周、約6キロを走り終え、帰途のコンビニでメロンやマンゴーなどの冷菓を食べるのが楽しみ。帰宅後、さっとシャワーを浴び、最後はお湯から水に切り替えるのも気持ちよい。水シャワーが気持ちいいと感じるのはコロナ禍も奪えない癒しだ。先週はお盆だったから、平日でも焼酎のロックを楽しむ口実ができたが、今週からはそれもない。うーん残念。早く週末が来ないかなと願う私は本当に小市民だ!
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このところCNNも外電もあまり真剣にチェックしていないが、アメリカでは秋に迫った大統領選での郵便投票が物議を醸しているようだ。郵便投票の詳しいところは正直よく分からないが、トランプ氏がこれを蛇蝎の如く忌み嫌っていることは承知している。郵便投票は自宅に送付される投票用紙を郵便で返送したり、指定の場所に投函したりして投票する制度で、不在者投票の手段としては全50州で導入されており、前回大統領選では投票総数の4分の1近くが郵便投票だったという。
コロナ禍で今回大統領選では郵便投票がさらに伸びると見られているが、トランプ氏はこれにより民主党候補が有利になることを憂慮しているようだ。郵便投票の配達を担う米郵政公社(USPS)への追加経済支援の法案を拒否する姿勢を示しており、彼は「なりすまし投票や投票用紙の偽造を防ぐのが難しい」と主張している。支援策が滞れば有権者の貴重な投票が集計作業に間に合わず、投票が無効となる可能性が大。民主党はさすがに危機感を抱き、議会招集の動きを見せている。世論調査が苦戦を伝えているトランプ氏の悪あがきであることは誰の目にも明らか。彼はgood loser(潔い敗者)となる気はさらさらないようだ。
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先週は終戦記念日だった。正確には敗戦記念日と呼ぶべきだろう。BBCをネットで読んでいて、久しぶりにVJ Dayという表現を見た。そうだった。英国ではこの日をVJ Day(Victory over Japan Day)と呼んでいるのだ。
記事の見出しは ——— VJ Day: People celebrate with street patties and kisses ——。1945年8月15日に英米豪などの都市で人々が日本の降伏宣言を狂喜乱舞で祝ったことを当時撮影された白黒写真で紹介していた。ニューヨークの中心部やロンドンのピカデリーサーカスは無数の人で埋め尽くされている。次の文章には日本人として複雑な心境にならざるを得ない。Japan treated prisoners of war very badly, including American and British soldiers who had surrendered. 大戦で死亡した英国及び英連邦の兵士数は71,000人で、そのうち12,000人が日本軍の捕虜となって死んだという。現在の日本人の大半は戦後生まれだろうが、こうした悲しい傷ある過去はいつまでも私たちに付いて回るようだ。
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「エモい」と「青」信号
- 2020-08-12 (Wed)
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少し前に大谷翔平君が再び右腕を痛め、今季はマウンドに立たず、打者一本で勝負することになったことを書いた。それで大リーグへの興味が雲散霧消しそうだとも。その翔平君はDHとして復帰後も三振・凡打の山を築き、見るに耐えない感を呈しつつあったが、10日(日本時間11日)のゲームでは見事な同点ホームランを放ち、チームの逆転勝利に貢献した。現地11日のゲームでも複数安打を放ち、低迷するチームも連勝した。
私は昨日は小倉の英語教室に出かける仕事があり、小倉のうどん屋さんで昼食を食べながら、スマホで大リーグのホームページをチェックした。どうせこの日も駄目だろうなあと思いながら、ホームページを開けるとすぐに飛び込んできたのが、翔平君が同点ホームランを放ったというニュース。ビデオを見ると、例のアナウンサーが “Big fry, Ohtani-san!” と絶叫していた。翔平君を見限るのはまだまだ早そうだ!
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プロ野球も好試合を繰り広げている。福岡はソフトバンクホークスが地元だけにラジオも地上波のテレビもソフトバンクホークス一色だ。昨日の夜、ホークスのゲームをラジオで聞きながら、雑用をしていた。ホークスのスラッガー、柳田選手が彼にしか打てないような逆転ホームランを放つと、アナウンサーが「エモい、エモい!」と興奮気味に叫んでいた。「凄い!」「感動した!」などと言っているのかと推察できたが、違和感を禁じ得なかった。このアナウンサーが若手だったらともかく、そう若手とは思えない。若者言葉に精通しているのだろうが、老若男女が拝聴するラジオで「エモい」はないだろう!
第一、私は「エモい」がどういう意味なのかよく分からない。ネットで検索すると「若者言葉で感情の高ぶり・興奮などを表現。英語のemotional に由来する新語」などといった説明が出ている。書き方も「エモい」でいいのかどうか知らない。このアナウンサーには興味もないが、そこまでして若者層のリスナーに迎合したいのかと「きもく」なったことだけは確かだ。
◇
「英日中」の語学読本を読んでいたら、「赤、黄、青は交通信号の色です」という文章が載っていた。英語では Red, yellow and green are the colors of traffic signals. であり、中国語の文章では「红,黄, 绿是信号灯的颜色。」であると記されていた。
ずっと以前から、そしてこれからも不思議に思い続けるだろうことは、日本ではなぜ交通信号の「緑」が「青」と表現されるのかということ。「青菜」とか「青野菜」「青汁」と言うのと同じことと考えればそれで済むことかもしれないが。英語では「青信号」はgreen だし、許可が出たなどの意の「青信号」は green light と表現する。中国語では「绿」だと知ると、妙に納得してしまう。
◇
今日(12日)はお袋の命日。あれから何年になるのかぱっと頭には浮かばない。19年か20年前か。ひと頃はよく夢に出て来ていたが、近年はそういうこともあまりない。今日は水曜日だが、お袋を想い、焼酎を少し飲ませてもらおう。お袋も許してくれるだろう。
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