『理想の医療につながる新しい選択肢、コンシェルジュ医療』
パーソナルドクターJ(産婦人科医)、中村信太朗(医師・弁護士)、山﨑龍一(精神科医)
四六判、並製、208ページ
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-86385-749-0 C0047
装丁 100KG
「身内に医師がいる」安心感
あなたの人生と医療に向き合う、新しい医師のかたち。
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「コンシェルジュ医療」について実践している医師たちがわかりやすく解説した一書。国際的にも評価の高いわが国の皆保険体制を「補完」する1つの選択肢として、コンシェルジュ医療の今後が注目される。
尾形裕也(九州大学名誉教授)
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2026年12月中旬発売
【著者プロフィール】
パーソナルドクターJ(コンシェルジュドクター・産婦人科医)
保険診療の枠組みに限界を感じ、患者に深く寄り添う医療を求めて、2015年より東京を拠点に完全紹介制の米国式コンシェルジュ医療を開始。日本における本格的なコンシェルジュドクターの先駆けとも評され、全国・海外のクライアントとその家族、企業役員の健康管理を担う。高度に個別化した精密検診、24時間相談、専門医への同行、海外医療連携を通じ、「自分や家族が患者ならどうするか」を基準に最善の医療を追求している。完全紹介制という診療スタイルから、本書では「パーソナルドクターJ」の名で執筆している。
中村信太朗(弁護士法人大江橋法律事務所 医師・弁護士)
浜松医科大学医学部卒業、京都大学法科大学院修了。京都大学医学部附属病院での臨床研修修了後、初期診療・救急科勤務を経て2023年から現職。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師。医療法務弁護士として、医療安全・臨床倫理分野の法律相談に加え、医療サービス関連事業の実装・運営支援に注力。医療現場と法実務の双方の視点から、患者の意思決定を支え、より患者本位の医療を実現する方策について研究・発信を続けている。第三者として患者の意思決定を支えるコンシェルジュ医療の可能性に着目している。
山﨑龍一(こころの港クリニック京橋・東京駅前 院長)
東北大学医学部卒業、東京慈恵会医科大学大学院修了(医学博士)。同大学精神医学講座講師を経て、2025年に開院。うつ病・不安症を中心に、働く世代のこころのケアを専門とする。都心の企業で産業医を務め、職場復帰支援にも携わる。同講座非常勤講師として脳刺激療法の研究、医療系スタートアップ企業でのプロダクト開発にも従事。保険診療の制約に限界を感じ、精神科領域へのコンシェルジュ医療の導入を試みている。
日本コンシェルジュドクター協会
https://concierge-doctor.jp
【目次】
はじめに
執筆者紹介
第1部 コンシェルジュ医療とは何か―日本の医療を補完する新たな選択肢
第1章 理想の医療を求めて 【中村信太朗】
(1) 米国のコンシェルジュドクターとの出会い
(2) コンシェルジュ医療の価値
(3) 保険診療の限界を超えて
(4) コンシェルジュドクターという医師のかたち
(5) なぜいまコンシェルジュ医療なのか
第2章 日本の医療制度、実はどうなっているの? 【山﨑龍一】
(1) だれもが使える医療保険の仕組み―国民皆保険制度とは
(2) 増え続ける医療費―高齢化社会という大きな波
(3) 「1時間待って、診察は3分」のなぜ―短時間診療が続く構造的な理由
(4) 「先生にお任せします」では、もう足りない―医療情報の格差と、自分で決める難しさ
(5) 診療報酬制度の「ゆがみ」―お金の仕組みが医療の質を左右する
(6) 医療者の「限界」と、制度が生む悪循環
第3章 コンシェルジュ医療の可能性 【中村信太朗】
(1) コンシェルジュ医療はどこで生まれたの?―アメリカでの誕生と歴史
(2) コンシェルジュ医療の「本当のすごさ」―一人ひとりに合わせた医療
(3) コンシェルジュ医療が受けてきた批判と、その答え
(4) 日本の医療の「弱点」を補う存在として
(5) どのような医師がコンシェルジュドクターになる?
(6) 患者さんが本当に求めているもの―「身内に医師がいる」安心感
第2部 ドクター対談 コンシェルジュ医療が切り拓く「持続可能な医療」の未来
PART1 コンシェルジュ医療の先駆者
PART2 コンシェルジュ医療とは何なのか?
PART3 コンシェルジュ医療の今後
第3部 コンシェルジュ医療の実際・パーソナルドクターJの症例集
症例1 深夜のLINEから20分、出張先での緊急眼科対応
症例2 針生検「陰性」を覆した摘出生検の判断
症例3 脳梗塞2日後の発見、無理と言われた回復を引き出した介入
症例4 Zoomで実現した術前の三者面談
症例5 現地医師との直接交渉と緊急帰国、避けられた卵巣切除
症例6 麻酔科訪室への同席
症例7 「異常なし」で帰宅した患者に見つかった致命的な病気
症例8 舞台袖で見守った夜
症例9 難治性高血圧の原因を掘り下げる、副腎腫瘍の早期発見と根治
症例10 手術施設の選択がアウトカムを決める—食道がんとハイボリュームセンターへの紹介
症例11 発作性心房細動治療施設の選択と紹介先の医師も守るコンシェルジュ医療
症例12 甲状腺がん手術待機中に発見された早期大腸がん—PET-CTと重複がんの同時治療
症例13 腹膜播種の診断と予後の告知—残された時間の質を守る
症例14 膵臓の影、ハイリスクな手術を防いだ医師同士の対話—腫瘤形成性膵炎
症例15 悪性中皮腫患者への2週間クルーズ同行—終末期における包括的な医療アテンド
症例16 機内での痙攣発作—上空での緊急対応と着陸判断
おわりに
日本コンシェルジュドクター協会の理念と活動
参考文献
