『絵画と全方位』
沢山遼
A5判、上製、352ページ
予価:本体3,000円+税
ISBN978-4-86385-745-2 C0070
装幀 宇平剛史
絵画はいかに重力と階層秩序を解体してきたか?
マレーヴィチ、モンドリアン、クレー、ポロック、ラウシェンバーグら20世紀の画家たちは、重力という地球の拘束を脱し、宇宙空間を前提として絵画を描いていた。「平面性」(グリーンバーグ)という支配的な概念を組み替え、「全方位性」という新たな視座から抽象芸術の歴史を書き直す画期的著作。
「抽象画家たちはみな一様に絵画を回転させていた。従来の美術史記述から奇妙にも脱落してきたのは、視覚や様式に還元できないこの力学であり、そこから生み出される全方位的な運動である」(本文より)
2026年12月刊行予定です。
【著者プロフィール】
沢山遼(さわやま・りょう)
1982年生まれ。美術批評。武蔵野美術大学造形研究科修士課程修了。武蔵野美術大学美学美術史研究室教授。著書に『絵画の力学』(書肆侃侃房、2020年)。
