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引き続きレイ・ミランド

  と思っていたら、デアゴスティーニの『刑事コロンボ第11巻・悪の温室』が届いていました。犯人役はレイ・ミランド。昨日観たヒッチコックの『ダイヤルMを回せ』と同じです。(何という偶然!)
  そう思って観るせいか、最初頻繁に電話が登場したりするのは『ダイヤルM』を意識しているのかという印象を受けました。犯人が罠をしかけたアイテムで、自らの首を絞めるという寓意性も生きています。
 この作品、実際に殺人が起こる前からコロンボが登場するという設定上の工夫を凝らしています。偽装の誘拐事件が行われるのですが、どの時点でコロンボが犯人の嘘に気がついているのか(コロンボが止めた車のトランクに被害者となる男が入っているなんて際どい場面があります…)考えさせられる作品でもあります。あらためて、じっくり検証してみたいと思っています。刑事コロンボ 完全版 Vol.6

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