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青列車、再び

 次に観たのはDVD第36巻『青列車の秘密』です。
 実は、これは短編作品「プリマス行き急行列車」の同工異曲で、しばしばアガサ・クリスティーは同じ題材を短編と長編(または中編)で書きわけて使っていました。
 すでに「プリマス行き急行列車」はドラマ化されています(第十三巻)。よって今回はキャサリン・グレイという、もう一人の主要登場人物に焦点を当て、話を膨らませています。
 このポワロ・ドラマのニューシーズンは基本的に原作に忠実なのですが、この作品は大きくアレンジされています。登場人物総てが関係付けられ、そのためにクライマックスは一同の前で真相が語られるというミステリーの王道が守られています。
 原作には、美術商パポポラスや情報屋ゴビーといった不思議な登場人物も出てきます。青列車の秘密 (クリスティ文庫)

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