- 2025-12-16 (Tue) 19:41
- 総合
記憶力の劣化にあきれるほどである。授業に活かそうと昔書いていた原稿や海外で撮影した写真を探そうとした。そうしたものが大切に保管してあるUSBメモリーやメモリーカードが確か、滅多に使わないデスクの引き出しにあるはずだ。一番あって欲しかったものがなかなか見つからない。不思議だ。他の場所に移した記憶はない。いろいろなところを漁った果てに、普段座って事務作業をしている居間のテーブルの上、あまたのガラクタの中からそれが出てきた。捜し物が見つかったことにほっとするとともに、あきれた。
続いて困ったことは海外で撮影した写真が残っているメモリーカードをデジカメに入れて見ようとしたが、全然、反応しなかったこと。デジカメは新聞社を辞める直前に購入していた。当時としては本格的なデジカメだったが、仕事の場ではあまり使うことなく早期退社した。アフリカの旅には携行しなかった。いいデジカメなので本当なら持参したかったのだが、誤解を恐れずに言えば、高級品のデジカメを持ってアフリカの街々をほっつき歩くことは「盗んでもらって結構です」というようなものだ。手のひらに収まるようにコンパクトで手頃な値段のデジカメ携行で我慢した。(実際にはそのデジカメは盗まれることなく全行程を無事終了したが、その後故障したので廃棄せざるを得なかった)。
さて、メモリーカードを残った今のデジカメで「再生」しようと試みたが、できなかった。デジカメ自体の操作方法が分からなくなってしまっていた。長く勤務した新聞社を早期退社してはや15年。当時は問題なく使いこなしていたように思うが、今は全然分からない。情けないことこの上ない。天神の近くにある、かつて勤務したいた新聞社に足を運び、写真部の誰かに教えを請おうとさえ考えたほどだ。いや、それはさすがに恥ずかしい。親しい記者が残っていればまた話は変わるが、そういう人はもはやいない。
それでしかたなく近くにある家電の量販店に行き、カメラ売り場にいた店員さんに尋ねた。いずれにしろ、新しいメモリーカードを購入する必要もあった。そのついでに店員さんに色々教えてもらい、凄く助かった。よく分からないが、アフリカで使っていたデジカメはパナソニック。今手元に残っているのはニコン。compatiblity(適合性、互換性)と言うのだろうか、ニコンのデジカメでは他社のデジカメのメモリーカードを再生することができないようだ。
パソコンなら大丈夫ですよとのことで、帰宅後、トライしてみた。これも量販店に行く前にトライしていたが、だめだった。再度トライしてみると、あら、不思議、これまで再生できなかったものが次々に現れてきた。そんなこんなで今手元にあるデジカメは問題なく使えることが分かった。普段の生活では旅先での写真も含め、スマホで十分事が足りるので不便はないが、スマホ以外にしっかりしたデジカメがあるのは心強い。
とにかく、部屋中が散らかりまくっていることに改めて気づいた。世間で言うゴミ屋敷ではないが、とても胸を張れるものではない。それで決意した。年末年始は遠出する予定はない。せいぜい、部屋の片付けに精を出そう。仕事の準備もソファーに座ってやるのではなく、きちんと机を前にイスに座って心静かに手がけることができるようになりたい。このマンション(アパート)に住んで13年。一頃流行した英語表現で言えば、declutter(物を減らしてすっきりさせる)には絶好の機会到来だ!
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