- 2025-10-11 (Sat) 12:16
- 総合
中国語の独学は全然進展していない。公民館講座の受講を辞めて久しいし、NHKラジオの初級講座を毎朝、聴いている程度の学習に過ぎない。韓国語も似たようなものだが、韓国語はネイティブ講師の面白い講座をYouTubeでほぼ毎週定期的に聴いているので、遅遅とした歩みではあろうが、ちょっとずつは身につけあるかと願っている。
残念なのは中国語に関してはこれもNHKラジオの初級講座以外には習慣にしているものはない。ネットすなわちYouTubeで面白いものがあればとずっと漁っているが、どうもそういうものは見当たらない。数日前のこと、いつものように麻雀番組をAbemaTVで見ようとスクロールしていたら、現代の中国ドラマのようなものが目に入った。ちょっとのぞいてみたら面白かった。吹き替えではなく、字幕付きだから、中国語の勉強にもなる。残念なのは何回か見ると、その後は有料となっている。無料だったらなあ!
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今村夏子氏の小説『むらさきのスカートの女』の英訳本 “The Woman in the Purple Skirt”をオンライン英語教室で読んできていたが、今月末でようやく読み終える。受講生(2人)も楽しんでくれたような印象だ。
来月からは短編の名手の米作家オー・ヘンリーにちなんだ “The Best Short Stories 2025: The O. Henry Prize Winners” の受賞作品の数々を読もうかと考えている。アマゾンで既に本は入手しており、これからゆっくり読んでいこう。
11日からの3連休。関西方面に旅する。今度は神戸ではなく明石を目指し、明石在住のU先生の庭園の見学が主目的。5月の連休時に集まった方々と再会する。美味い酒が飲めそうだ。私はこのところずっとノンアルだけを飲み、「断酒」の日々を続けているが、この日ばかりは本物の酒か焼酎を頂こう。楽しみだ。
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小説と言えば、2025年のノーベル文学賞が発表された。受賞したのはハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースロー氏(71)。読売新聞を引用させてもらおう。スウェーデン・アカデミーは「週末的な恐怖の中で説得力に満ち、先見性のある作品は芸術の力を再確認させる」と評価したという。デビュー作の『サタンタンゴ』は共産主義崩壊直前のハンガリーの田舎にある放棄された集団農場で暮らす貧困層の住民たちを力強く示唆に富んだ言葉で描いたと紹介されている。
へえ、ハンガリーの作家が受賞かと思ったものの、その名を耳にしたことはないし、ハンガリーの国の位置を正確に頭の中で思い浮かべることさえ難しい。ネット購読しているケニアの新聞「デイリーネーション」をいつものようにちらっと通し読みしていたら、ネーション紙もこの受賞を報じていた。その見出しがふるっていた。“Writer who uses looooong sentences wins Nobel Prize for Literature” 彼の作品の一つ “Herscht 07769“ は400頁を超える大作だが、なんと一文で書かれているとか。この文章が長々と続くのが彼のスタイルだとか。辛抱強い読み方を余儀なくされるのだろう。英訳本を読んでみたいような、いや、そこまでして読みたくはないような。英米の作家からは味わえない作品世界が広がっているのだろう。
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