- 2025-08-03 (Sun) 23:42
- 総合
嬉野温泉のひなびた宿には二泊した。素泊まりなので食事は近くの寿司屋と居酒屋で。十分に満足した。嬉野温泉の次にはどこに行こうかと思案した。JR鹿児島本線を利用するなら大牟田かな。大牟田も嬉野同様、足を運んだことがない。大牟田にも土地勘が全くない。どこか温泉地はないかとネットで検索していたら、「大牟田天然温泉・最高の湯」という名称の温泉場が飛び込んできた。素晴らしいネーミングではないか。電話をかけると、お一人様でも歓迎との由。ただし、予約はネットでクレジットカードで済ませて下さいとのこと。何とかネットでの決済を済ませて大牟田に向かった。
ここで残念な報告を一つ。実は嬉野温泉の項ではアップしたい写真があった。百聞は一見にしかずだ。例えば投宿した宿屋のお風呂。肌に優しいお湯までは写真で伝えることはできないだろうが、清潔感漂う小さい湯船の写真を載せれば、この宿のアットホームな雰囲気がよく分かるのではないかと思った。だが残念ながら、これまではそう苦労することなく私でもできていた写真のアップができなくなっていた。何度も何度もトライしてみたが、どうしてもだめだった。嬉野には以前パソコンの技術的なことで指導を仰いでいたS君が移住しており、彼に急遽連絡を取り、カフェで相談したが、彼にも解決策は見いだせ得なかった。万事休す。しばらくは写真なしで、駄文だけで綴っていくしかない。
さて大牟田天然温泉の「最高の湯」。温泉そのものは幾つものサウナ設備があり、ゆったりと温泉を楽しめるようになっていた。大勢の人たちで賑わっていたのも宜なるかなだ。夜の食事も温泉内で済ませた。今夜は早めに就寝しよう!と思っていた。実は知らなんだ。ここの宿泊施設は通常のホテルや宿屋のようではなかった。キャビン方式というのであろうか。半個室にベッドが置かれ、仕切りはアコーデオンカーテンのようなもので、かぎはかからない。カプセルホテルみたいでちょっと心許ない。
このキャビンを利用するためにはフロントでカードをもらう必要があり、不特定多数の者が自由に出入りできるわけではない。そんなことより、土曜日夜というのにどうも私以外に宿泊客がいないようなのだ。半個室のベッドに一人の利用者が収まれば、楽に70人ぐらい、あるいはもっとそれ以上の泊まり客を収容できるのではないかと察せられた。しかしこの夜は宿泊は私一人だけ。心細い。幽霊が出たらどうしよう。怖い。何だか水の流れるような不思議な音もさっきから聞こえてきた・・・。田舎の言葉が心に浮かんだ。きぼせぇー。
備え付けのテレビとパソコンのYouTubeで気を紛らせ、情けないことに結局一睡もできずに翌朝を迎えた。嗚呼疲れた、身体もきつい。それでも「最高の湯」の名誉のために付記しておきたい。ここの従業員の方々は親切でとても良心的に遇してくれた。悪い印象は少しもない。眠れなかったこと以外は。いや、一つあった。温泉宿なのに、翌朝は確か10時オープンとなっており、早朝の湯浴みができなかったことだ。残念!
今、私は玉名温泉に来ている。玉名も初めての地。チェックインして早速湯に浸かった。ここもいい湯だ。夜は温泉近くの高級レストランでちょっと豪勢に食事した。パンフレットには玉名極上焼肉と載っている。確かに美味だった。上半期、一生懸命に働いた自分へのご褒美だ。さて明日はどこに向かおうかしら?
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