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“All’s well that ends well.”

  • 2019-03-16 (Sat) 10:05
  • 総合

 大学の非常勤講師の仕事も先月でお役御免となった。私としてはこれからも教え続けたかったが、一年ごとの契約であり、需要がなければ致し方ない。海外放浪の旅を終え、非常勤講師となったのは2013年春から。以来6年にわたって2つの大学で教壇に立たせてもらった。学生に英語を教えるようになって分かったこと、改めて気づいたことが多々あった。英語力を磨かせてもらった。この一点だけでも学生たちには大いに感謝している。
 最後の授業は受講学生8人の小クラスだった。嬉しかったのは全員が一度は教えたことのある学生で、私の授業を厭わず参加してくれたこと。私が繰り出すジョークにもよく笑ってくれ、これまでの講義で最も楽しく、教えがいのあるクラスだった。定期試験が終わると記念撮影をしたいと学生たちが申し出てくれた。
 「終わりよければすべてよし」ということわざがある。英語だと “All’s well that ends well.” という訳文が出ている。中国語では「只要结果是好的,什么都好。」というようだ。非常勤講師の仕事をこうした感慨とともに一区切りできたことにも感謝したい!
 とはいえ、まだまだ働かねばならないし、働きたい。それゆえ5月から一般の人を対象にした英語教室を天神と小倉で開く方向で準備を進めている。大学の授業では受講生が少なければ少ないほど授業が進めやすいので、人数が少ないと嬉しい面もあったが、受講料が講師報酬に直結する一般の英語教室ではそうもいかない。多過ぎない程度に受講生が集まってくれないものかと願っている。
                 ◇
 先日、福岡市の保健師さんの団体から生活習慣病に関する問い合わせが届いた。私は毎年秋に年一回の定期健診を受けているが、昨秋以来の健康状態の変化を尋ねる手紙だった。体重と腹囲の数値を書いて、同封の返信用封筒にて報告をお願いしたいと書かれていた。
 体重はともかく、腹囲を測るメジャーがない。保健師さんの団体に電話を入れると、私の住まいの近くの会館で健診がある日に来てくれれば測ってあげるとのこと。素直に従った。
 相手をしてくれた保健師さんは昨秋の定期健診の結果通知時にあれこれ助言をしてくれた担当者だった。体重と腹囲を測定してもらうと、もちろんまだまだ満足のいく数値ではなかったものの、それぞれ確実に数値が減っており、保健師さんにいたくほめられた。平日の断酒は継続しているし、スロージョギングも細々ではあるが、きちんと続けている。
 ささいなことでも人様にほめられるのは気分が悪いものではない。これからも今のライフスタイルを継続するインセンティブとなった。
                 ◇
 メガネを買い換えた。以前からかけたいと思っていた遠近両用のメガネだ。これまでは手元の本を読もうとすれば、メガネを外して裸眼で見ないとだめだった。非常勤講師時代には教室の学生を見る時はメガネをかけ、手元の教科書やプリントアウトの内容を説明する時はメガネを外さなくてはならず、面倒なことこの上なかった。
 新しいメガネは上手に使いこなせるようになれば、英語教室でも役立つだろう。メガネのかけ外しが少なくなるだけでも随分楽になるはずだ。

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