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さあ帰国へ

  • 2018-09-22 (Sat) 14:14
  • 総合

20180922-1537593235.jpg 本日は土曜日。今回の台湾の旅、最後の項を今、台北の桃園空港で打っている。出発前は2週間は少し長いかなと案じていたが、過ぎてしまえばあっという間だった。
 台北でいつも朝ご飯を食べていた食堂はホテルから歩くと少し距離がある。それでフロントにカギを預ける際、何気なく近くに美味い朝飯食べさせるいいレストランないかなと尋ねると、お粥はどうですか、近くに美味いお粥が食べられるお店があるよとの由。例によって道に迷い、通行人に尋ねながらたどり着くと、ビルの2階にそのレストランはあった。お店の前に着くと、いつも利用している庶民の食堂でないことはすぐに見て取れた。
 旅もほぼ終わりに近いし、たまには「高級」なレストランで食すのも悪くなかろう。来年当たりは妹を連れて来たいと考えているし、レパートリーを増やしておかないと。
 それで立派なメニューをぱらぱら。明らかに高い。単品だけで私がいつも支払っている価格を軽く上回る品も。卵を浮かべた牛肉のお粥、シュウマイ、それに、今ははて何だっかよく思い出せない総菜などを注文した。結論から書くと、どれもこれもみなとても美味かった。締めて231元(約860円)。決して高くはないが、私のここでの朝食の価格の2倍以上だ。
 メニューを見ると、麻婆豆腐やチンゲン菜炒め、チャーハンなども涎がでてきそう。よく考えると、私は台湾の旅でこうしたものは一度も食していない。この次からはたまには食べようと決意した。決意するほどのことでもないが・・・。
                  ◇
 前回の旅、台北から花蓮への車中で知り合ったKさんがホテルに訪ねてきてくれた。彼の90歳代になる母親は日本語が話せるとかで、お会いするのを楽しみにしていたのだが、彼女の体調の関係で今回の旅の直前にKさんからお断りのメールが届いていた。それで私は手ぶらで来訪したのだが、Kさんは台湾土産にとお菓子を私に持参して来た。
 ほぼ同じ年配だし、どうしても政治的な話題は回避し難い。話はやがて日台関係、台中関係に及んだ。彼は台湾の多くの人々は中国本土の人々と民族的にまったく重なるわけでなく、また思想信条、考え方も異なるので、台湾は現在の立場を堅持し、やがては独立の道を進むのがいいという思いを抱いているようだった。彼は私が還暦を過ぎた身でなぜ中国語に関心があるのかということに興味を示し、何度もそのことを質問した。あなたのような人のことを日本語で何と表現しますか? ぴったりする表現を即座に思い浮かべることはできなかった。「好奇心」「向学心」? 結局「向上心」のある人というところに落ち着いたような感じだった。単に暇を持て余しているだけのことかもしれない・・・。
 私はお土産を頂いた上に、喫茶店でのコーヒー代までKさんに払ってもらった。かたじけない。見た目もそうだが、Kさんは日本人以上に律儀な人だ。
 3度目となる今回の台湾の旅はマイペースでの独学に限界を感じた旅でもあった。この次に長期の休みが取れるのは3月から4月。1か月ぐらいの期間、集中的に中国語を学ぶ学校でもどこかに開講していないものだろうか。ネットで適当に検索して行き当たった大学に足を運んでみた。居合わせた担当者は日本語が堪能で、いろいろとこちらの質問に答えてくれた。これから台湾での短期集中講座の受講を真剣に考えたい。

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