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再び台北に

  • 2018-09-20 (Thu) 12:39
  • 総合

20180920-1537414719.jpg 水曜日も花蓮は気持ちのいい好天。ホテルの窓を開けると青い空が見え、心も晴れやかになる。嗚呼、残念ながら、本日の午後には台北に戻らなくてはならない。台北に特段、大事な用事があるわけではない。明日木曜午後に一人の男性と再会する約束はしているが、花蓮滞在を1日引き延ばすことぐらいわけなくできる。ホテル代も段違いにこちらの方が安いし、そうしようかとも何度も思ったが、また来春訪ねることとして重い腰を上げた。
 今回の花蓮ではいい喫茶店を見つけた。そこの店主と英語を中心に色々話をさせてもらった。もちろん、旅の目的は中国語の学習だから、できるだけ中国語を交えながら話をしたが。こちらの方はあまりはかばかしくなかった。花蓮では前回の旅でも馴染みになった喫茶店があるから、これで2軒目。またの再会が楽しみだ。
 さて、花蓮を発って台北に。花蓮発午後3時27分。台北着5時38分。切符代440元。車窓の風景を楽しむつもりだったが、毎日歩き疲れていたのか、アメリカ人の友人に頼まれていた歌詞の和訳を済ませた後はうつらうつらに。台湾で過ごす時間はわずかあと2日間。土曜日には帰国だ。次回はさらに時間をかけてゆっくり旅をしたい。私はお金の余裕はないが、時間だけはたっぷりある。
 そういうことを考えていると、宮崎の山の中で一緒に育った幼馴染の一人からラインのメッセージが届いた。同級生に胃がんが見つかり、来月手術することになった、それで近く激励の飲み会を開くという連絡だった。私たちはそういう年頃なのだと改めて思い知らされた。会社をやめかつての同僚たちと疎遠になると、友人と呼べる者は限られてくる。明日は我が身とはまだ思えないが、気持ちが少しふさいだ。
                  ◇
20180920-1537414753.jpg 花蓮でテレビを見ていてもニュースが分からない。NHKが見れるチャンネルもあるが、そうそう付き合ってもいられない。それでいつも英字新聞をコンビニで買い求めている。台北では割と簡単に入手できるが、花蓮ではそうもいかなかった。それで店内をうろうろしていて、ある雑誌が目に入った。英語関連の雑誌だ。退屈しのぎには丁度良い。
 「用英語翻身 懂1500字就夠了!」という活字が表紙に踊っていた。正確に理解しているか自信はないが、「英語を用いてキャリアアップを図ろう 1500ワードが分かればそれで十分だ!」というような意味合いらしい。冒頭に簡単なテスト問題が10問あった。英語表現自体はそれほど難解ではないので簡単だったが、嬉しかったのは中国語、この場合は台湾の中国語でも私には正解が答えられたことだ。
 例えば、次の問題。「請問 a pain in the neck 是什麼意思?」(a pain in the neck とはどんな意味ですか?)。問いには絵が添えられていて、ドラキュラのような男が女性を抱きかかえ、“How do you feel about me?” と尋ね、女性が “A pain in the neck.” と答えている。答えの項には三つの選択肢が書かれていて、私でもすぐに3つ目の「討厭的人」が正解だと分かった。中国のドラマを見ていて覚えた表現だ。「うざい人」「嫌いな人」という意味かと思う。
 中国語(台湾語)が分からないと、フラストレーションがたまるので、こんな些細なことでも気分は少し晴れてくる。

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