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嬉しや らっきょう酢

  • 2018-03-11 (Sun) 23:16
  • 総合

20180311-1520777618.jpg らっきょう酢がスーパーの棚から消えて以来、穀物酢やなます酢など他の酢を買い求めて試していたが、らっきょう酢の風味とは比較にならなかった。少なくとも私にはそう思えた。それでしばらく野菜の酢漬け(ピクルス)から遠ざかっていたが、先日、いつもは足を向けないスーパーにらっきょう酢が置いてあることを知った。
 早速買い求めて、ニンジンやダイコン、ゴボウ、小松菜など手あたり次第にタッパーや瓶に詰めて一晩冷蔵庫で寝かせて食した。これからは当分、種々の野菜のピクルスが楽しめる。野菜を食っている限り、大病はしないかなと願う。“You are what you eat.” だ。
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 超ビッグな国際ニュースが飛び込んできた。北朝鮮の金正恩氏が米国のトランプ大統領に首脳会談を持ち掛け、トランプ大統領が快諾、この5月にも初の米北朝鮮首脳会談が実現する運びになったというのだ。金正恩氏は首脳会談実現のために核実験やミサイル発射実験を停止するとともに、北朝鮮の非核化の意向をも表明したとか。エイプリルフール?
 急展開を告げている朝鮮半島情勢が真の緊張緩和・和平につながれば幸いだが、外電で読んだ米国の専門家の次の意見に首肯せざるを得ない。“I would be very, very surprised if North Korea actually gives up the nukes and missiles it has.” この専門家はそのためには米政府は難しい交渉の荒波を乗り切る手腕と日韓など関係国との緊密な連携が必要であるが、トランプ政権は中枢の幹部の辞任が相次いでおり、とても屋台骨が盤石とは言い難いとして、次のように憂えている。“Unfortunately, this administration has shown zero capacity in any of those areas and the gutting of the State Department and the turmoil in the White House does not bode well for our capacity in any of these areas going forward.”
 日本の外務省に当たる国務省(State Department)から有能な職員が次々に辞めている現実が、魚の内臓を取り除くかのようにguttingと表現されている。
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 最近はソファーに寝転んでときを過ごすことが増えた。手にするのは「中日・日中」のコンパクトな辞書。まさか自分がこのように中国語の辞書に親しむ日々がやって来るとは夢想だにしなかった。韓国語も類似の辞書を持っているが、寝転んで手にした記憶はない。
 パソコンに中日辞典を入れており、これまではそれで十分用が足りた。自分の実力ではまだ紙の辞書は必要ないと考えていたが、書店で辞書を立ち読みしていて、これからは役に立つのではないかという気がした。それで購入したのだが、買って良かった。暇に任せて拾い読みするだけで十分面白い。
 例えば、「起死回生」という表現。上記の辞書に「死者をも蘇らせる」と載っている。我々が使っている「起死回生」と同じ意味合いだ。中国で使われていた表現を日本人はそのまま利用しているのだろう。辞書には「一般に医者の腕をほめる際に使う」という注釈も付記されている。我々がテレビで野球の試合を見ていてよく口にする「あのホームランは起死回生の一発だった」という使い方が中国語でもできるかどうかは私には分からないが、この表現が本家本元の中国語にあることを知っただけで十分ハッピーな気分になった。

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