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謝恩会

  • 2018-03-17 (Sat) 12:15
  • 総合

20180317-1521256471.jpg 昨年に続き、大学の謝恩会に呼ばれた。非常勤講師でもあり、卒業の学生たちとはこの丸一年、授業がなかったので、まさか声がかかるとは思ってもいなかった。それで喜んで出かけた。久しぶりに再会した彼女たちはおめかしもあり、皆とても素敵に見えた。私が教えていた学科は彼女たちが最後の卒業生。謝恩会に呼ばれるのもこれが最後だろう。それだけに枯れ木も山の賑わいとはいえ、彼女たちの門出の祝福に加わることができて良かった。
 今年も花束をもらって帰宅。嬉しいことは嬉しいが、問題が一つ。昨年は香しい花を花瓶に活けて三か月以上も楽しませてもらった。最後には枯れた葉を一つ二つポプリの籠に入れて今も大切な思い出にしている。
 問題は私は明日(日曜)から台北に旅する予定であること。9日間は留守にする。その間、花の世話をすることができない。毎朝水をやることができない。数日で枯れてしまうのではないか。可哀そうだが、一人暮らしではどうすることもできない。それが残念でならない。花束をもらった時にこのことに気づいていれば、学生の誰かにあげたのだが、そこまで思い至らなかった。困った・・・。
                 ◇
 悪循環。英語ではvicious circle と呼ぶと記憶していた。というかいつも悪循環という語を英訳する時に、あれ、vicious cycle だったかな、vicious circle だったかなと、いつも悩まされている。それで悩んだ末に(電子)辞書をひくと、vicious circle と載っているので、あ、やっぱりこっちだったかと思っていた。この「煩悶」を何度繰り返してきたことか!
 数日前、英字紙ジャパン・ニュースを読んでいてvicious cycleという語に出くわした。読売新聞の読者投稿の「人生案内」の翻訳記事だ。日本文では「悪循環」となっていたが、英文ではvicious cycleと訳されていた。誤訳?という思いが頭の中を走った。しかし、このような基本的なミスはちょっと考えられない。それでネットでチェックしてみた。vicious cycleという訳例もあり得るのかと。そうしたらあった。どうもどらちの表現も可能なようだ。この記事を読み進めると、vicious circle という表現も後から出てきた。日本語の語感からはvicious cycle に「軍配」をあげたくなる人も多いだろう。
                 ◇
 謝恩会で嬉しかったのは同じテーブルに座った学生の一人が、私の英語の授業で印象に残っていることを話してくれたこと。私が力を入れて説明し、定期試験の問題にもした課題が「面白いと思いました」と語ってくれた。私自身、工夫したところで、こちらの熱意が通じてくれたことが分かって嬉しく思った。それはオー・ヘンリーの短編の結末部を自由に書き加えるという課題だった。英語力・日本語力に想像力が試される課題と自負していた。
 先生、今は何をなさっているのですか?と尋ねられたので、中国語と韓国語の独学に四苦八苦しながらも勤しんでいるよと答えた。中国語の辞書を繰っていて最近、いいなと思ったのが次の表現。「自作自受」。音声にすると、「ズーズォズーショウ」で意味するところは想像し難いが、「自業自得」という意味だ。漢字を凝視していると、何となくその意味合いが伝わってくるような・・・。

Comments:2

中川素子 2018-03-20 (Tue) 13:30

那須さん
大変ご無沙汰しております。
なんと!今台湾ですか?
実は私たち姉妹&両親で、22日から27日まで台北でございます。
那須さんのブログを拝見して予習しておりましたが。
どこかで遭遇するかも~~!!

那須 2018-03-20 (Tue) 20:41

素子さん ありがとうございます。メールします。

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