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嗚呼釜山

  • 2016-08-26 (Fri) 21:34
  • 総合

20160826-1472214734.jpg 今年3度目の釜山。幸い、福岡ほどは蒸し暑くはないようだ。天候が悪いことが一因かもしれない。週末にかけて雨模様らしい。私は釜山に来るとどうも雨にたたられる。最近は普段の行いに後ろめたいことはないのだが・・・。
 博多港で日本円を韓国ウォンに両替。今度は10,000円が10,500₩のレートで少し嬉しかった。千円がほぼ百ウォン(₩)だから、数字に弱い私にも計算しやすい。
 釜山港でフェリーを降り、タクシーで南浦洞地区に向かった時は夜の7時を過ぎていた。お腹が空いていたが、さすがに宿を決めないことには落ち着かない。予約はしていない。これまで定宿にしていた国際市場近くの安ホテルに足を運ぶ。顔見知りになった方がフロントにいて、「おや、ひさしぶり。お元気でしたか」といった挨拶を交わす。シングル45,000₩の部屋が空いているとのことだったが、前回は40,000₩の部屋に泊まったことを覚えており、今回もぜひと頭を下げると、嫌な顔もせず受け入れてくれた。カムサハムニダ!
 チェックインを済ませて夜の街に。釜山はさすがに賑やかだ。大通りにさまざまな屋台が出ている。言葉巧みに屋台のおばちゃんと話しながら食べたら楽しいだろうなあと思う。私はまだまだその域には達していない。
20160826-1472214768.jpg それで一人でも気楽に食べられるお店を探していると、3月の初回の旅で行ったことのあるホルモン店の前に着いた。幸いカウンターの席が空いている。愛想の良いおばちゃんに席を勧められた。旅の間は日本での断酒は小休止。アルコール度の低い地元の焼酎の小瓶を1本注文。アルコール度が低いから、すすっと喉を下る。普段肉はあまり食べないから、ホルモンも美味い。おばちゃんを相手に片言の韓国語でおしゃべりして、お腹一杯になって勘定の段。この夜はおばちゃんにビールを1本奢ったため、締めて42,000₩。おばちゃんは福岡に戻る前にまたぜひ来てくれと宣い、名刺を手渡してくれた。なんとなく見たような名前だなと思いながら、ホテルに向かう。
 途中でこれも顔馴染みになったマッチ箱のような喫茶店で一杯のコーヒー(2,500₩)、屋台でチジミのようなもの(5,000₩)を買ってホテルに。シャワーを浴びて、ジーンズから財布や小銭を出していると、ホルモン店でもらったおばちゃんの名刺がでてきた。最近はあまり使うことのない名刺入れを整理していると、これまでの釜山訪問で受け取った名刺がいくつか出てきた。そのうちの一つは何と、この夜に頂いたあのおばちゃんの名刺だった。私は仕事柄、記憶力の良さだけは自信があった。それがこの体たらく。What a short memory!(こんなに物忘れが酷いとは!)
20160826-1472214806.jpg 金曜朝。かねてから決めていた定食屋をのぞく。前回の釜山滞在の終わりの方で知ったお店だ。ここのビビンパが結構いける。4,000₩。日本円だと400円というわけで、これは日本人の感覚からすると相当安いと言えるだろう。それでもってまずまずの味だから行かずにはいられない。おそらく釜山滞在中、私はずっとこの食堂で朝飯を食することになるだろう。それもビビンパだ。朝からビビンパが適当かどうかは分からないが、頻繁に入ってくるお客を見ていると、私同様ビビンパを注文している人が少なくないから、おかしくはないのだろう。見ていると、箸は使わず、スプーンでこねてすくって食べている客が多い。私もそうしよう!

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