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なんじゃろ会

  • 2014-06-08 (Sun) 21:45
  • 総合

 また6月がやってきて、上京した。高校時代の仲の良い同窓生の恒例の集まり「なんじゃろ会」のためだ。福岡からはさすがに遠い。今年はよそうかとも少し考えたが、やはり、上京した。つい先日かつて勤務していた会社の先輩の告別式で急きょ上京したばかり。この年齢になると、仲間には会える時には会っておいた方がいいという思いを一層強くした。友情にも時には「水」をやらないと、立ち枯れになってしまう心配もある。いや、ならないかな。
 私たちは昭和47年(1972年)に宮崎県西都市にある県立妻高校を卒業した。卒業後に東京周辺に進学、就職した同窓生が何人か自然に集うようになっていった。私は大学も宮崎の大学だったから、彼らの仲間に加わったのは留年を重ねて就職した25歳の時。出身中もクラブ活動もそれぞれ異なっていたから、高校時代に彼らと特段親しかったわけでもなく、こうやって年に一度は東京で旧交を温め合うことになろうとは思いもしなかった。
 私にとって、妻高校の仲間は西都市の山里の小学中学生時代を一緒に過ごした幼馴染とはまた別の味わいの仲間だ。幼馴染とは文字通り田舎の方言丸出しでしゃべるが、なんじゃろ会の仲間とは若干言葉が異なる。それでも、同じ西都市の市域で育っているから、方言の近しさはある。
 「おう、まっちゃん、元気なごたるな」「あんたもな、いつ東京に来たつや? あれ、太ったっちゃねえや。気いつけないや」「こら、こみや、なんばしよっとか? まだ乾杯の音頭しちょらんやろが」「たかちゃん、じゃ、始めよかいな。挨拶はむつおにしてもらおや」
 宴がたけなわになる頃、かずみ君があたいにささやいた。「なす君、来年はあんたがいる福岡でするっちゅうのはどげかな?」「お、いいな。俺は東京への旅費が助かるし、大賛成やが」「福岡やったら、ゆうじも来られるやろ」「そうじゃな、のがみ君も来っかもしれんな。福岡周辺に住んでる同窓生は知らんが、調べれば、案外、おるかもしれんしな。おもしれーかもしれんな。ぜひ、福岡でやろや!」
 まあ、こんな感じでいつものように盛り上がっていった。今年集まったのは同窓生の妻や夫の伴侶も加わり、計11人。一次会は去年に続いて浅草の中華料理店。餃子が美味い店だ。二次会は歩いてすぐのスナック。何曲歌ったか記憶にない。みどりちゃん、楽しかったね。みどりちゃんは名幹事のたかとしの奥さんだ。ここで写真を披露したいのだが、デジカメをホテルに忘れてしまい、紹介できないのがとても残念!
 日曜の朝、二日酔いのやや朦朧とした頭で羽田に向かった。でも、こういう心地好い二日酔いなら亡きお袋も許してくれるだろう。福岡に戻り、毎週末のぞいている居酒屋で一杯やって自宅に引き上げ、パソコンに向かい、このブログをアップしながら、来年は私が幹事役を引き受けてしまったことを思い出した。うっ! 石部金吉の身ゆえ、最近は中洲や天神界隈にはとんと疎い日々。どこかリーズナブルな価格で美味い博多の味を提供している店など頭には浮かばない。たかとしがお膳立てした浅草の中華料理店からスナックは申し分のない宴会の場だった。どうすんべ。中洲・天神界隈であのような店を見つけるのは至難の業だ。まあ、いいか。来春になったら、改めて考えよう。今は終わったばかりのなんじゃろ会の余韻に浸っておこう。みんな、ありがとう。

Comments:2

MUTSUO 2014-06-09 (Mon) 15:07

那須君 遠路お疲れさまでした。一年にいっぺんのことじゃあるけんどん、なんじゃろ会は何も難しいこた考えんでつきあえるかい、まっこちストレス解消になる楽しいひとときじゃがね。
来年のこた鬼が笑うかい、まだ近づいてからでいいが。でん福岡に行けるコツをたのしみにしちょるわ。

こんブログの他の記事も追っかけ、あとで読ませてもらうわな。

nasu 2014-06-09 (Mon) 17:38

むっちゃん ストレス解消、その通りやな。もっともフリーの俺はストレス皆無に近い日々じゃけどな。まあ、みんなに何とかついて行けるようにこれからも精一杯精進するわ。

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