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秋本番

  • 2021-09-09 (Thu) 16:42
  • 総合

 秋本番。私の一番好きな季節の到来だ。台風が来ない限り、日本に生まれた幸せを一番感じる季節かもしれない。朝夕の爽やかな風。クーラーともおさらばでき、窓と玄関のドアを開け放ち、涼しい風を部屋に引き込み、机に向かう。午前中はもっぱら中国語の学習。早朝のNHKラジオの放送(15分)の録音テープを聞き返すことから始める。
 深夜も起きていることが多く、私は朝が全く駄目。だからラジオ放送が流れるスマホとICレコーダーを枕元に置き、放送に耳を傾ける。時に惰眠を貪りながらの聴取となる。普段はだいたい目覚めていて、朝食後にレコーダーを巻き返し、復習に取り組む。辞書を引き、うろ覚えの単語に改めて向き合い、覚えるよう頑張る。悲しいかな、毎朝、5つの表現(語)を覚え、3つ忘れていく虚しい作業の繰り返しか。致し方ない。とにかく、継続して挑戦していかないことには前進は望めない。
 今朝は笑ってしまった。レコーダーを聞き返していたら、気持ちの良さそうな寝息が聞こえる。ときにいびきさえかいているではないか。誰?私だ。どうやら寝落ちしてしまったようだ。その証拠にこの日の講座内容は一切、頭に残っていない。朝食を食べた後に改めて復習に励んだ。この日の文章で印象に残っているのは次の一文。「他借给你的那本小说,你看完了没有?」。日本語訳は「彼があなたに貸してくれたあの小説、読み終えましたか」。冒頭の表現が発言者の主題(テーマ)となっている。日本語と全く同じ語順の文章であることが心強い。英語だとおそらく “Have you finished reading that novel he lent you?” とでもなるのだろう。日本語の語順とはだいぶ異なる。
                 ◇
 区役所から納税通告書みたいな書類が届いた。開封してみると、「市県民税の課税について」と題して、平成31年度の市県民税の申告がなされていないとの通知だった。急ぎ、申告書を提出してくれとの由。書類を読むと、出版社から支払われた印税が申告漏れになっているとか。この印税が私に支払われた時に、源泉徴収税も徴収済みであり、私は改めて申告する必要があるとは知らなかった。第一、たいした額でもない。
 それで区役所の課税課の担当者に電話をかけ、相談した。親切なお人で、私がこの何年か確定申告をしていないことを告げると、私の記録を(パソコン上で?)さっと調べて、税務署できちんと確定申告をした方がいいですよ、税の戻りがあるかもしれませんよと言われた。大学の非常勤講師職も消滅したため、確定申告は気にもかけていなかった。それで税務署に出向くと、持参すべき書類を教えてもらった。机の上や収納袋に投げ込んでいたあまたの郵便物をあさって申告に必要な書類をそろえた。税務署には来週改めて足を運ぶ。どれだけの戻りがあるか楽しみ。レストランでの豪華な食事が何回かはできるかな?
                 ◇
 じんましんに処方された飲み薬を毎朝夕、飲んでいる。おかげですっかり治まったようだ。合わせて週末の飲酒も我慢している。飲み薬は月曜朝の分まで残っている。ということは神様が今週末も禁酒せよとおっしゃっているのだろう、きっと。来週末からの楽しみに取っておこう。

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