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トランプ氏の vanity(虚栄心)

  • 2020-05-22 (Fri) 11:28
  • 総合

20200522-1590114224.jpg トランプ米大統領は最近ではマスクをつけることもあるようだが、依然、テレビカメラの前でマスクをつけることを拒んでいる。その理由を問われ、“I didn’t want to give the press the pleasure of seeing it.” と答えている。大統領の思考回路では「マスクをつける行為=敗北、降参の証し」なのか。CNNの女性のコメンテーターは大統領のvanity(虚栄心)の表れと一蹴していた。
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 一昨年の秋、台中(台湾)を旅していた時のこと。有名なカフェをのぞいて、コーヒーフロートのような飲み物を飲み、店員さんに感想を求められたので、「不错」と答えた。「大変美味かった」とほめたつもりだったが、その可愛い店員さんは「不错」は英語だと “So-so.”(まあまあ)程度の意味合いで、微妙な表現ですよ、というような趣旨のことを言われた。
 先日、NHKラジオの中国語講座で講師が「不错」という表現は「素晴らしい」という意味であり、「很好」(良い)よりもグレードが上の表現だと説明していた。NHK講座を信用すれば、「不错」は胸を張って口にできる表現なのだ。やはりそうだったのか。
 日本語でも「悪くないね!」と言ってほめることがある。職場で新入社員の仕事ぶりを尋ねられた上司が「あいつ、悪くないね」と語っている場面を頭に浮かべると、「あいつ、いいね」と同程度、あるいはもっと上の評価をしている印象だ。台湾を旅して中国語をしゃべり、台湾の人からいつか、私の中国語は「不错」と言われる日が来ることを願いたい。
 しかし、天下の情勢では今年は果たしてそうした旅ができるのかどうか心もとない。ひょっとしたら、コロナウイルスを比較的上手に抑え込んだと見られる台湾にも今年は足を運べない可能性も否定できない。どうなることやら・・・。
 私は今では森羅万象、すべて神様の思し召しと思うようになっている。この年になっても夢や目標に向かって日々の努力は続けるつもりだ。しかし、その上で無理なものは潔く諦める。神様がそう「差配」されているのだろうと。だから、今年、台湾や中国に旅することがかなわなければ、致し方ない。低空飛行を続けている懐事情には「朗報」ともなる。
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 昨年末、マンションの共用ブレーカーに不具合が生じ、200ボルトの電圧が流れて、入居家庭の電気製品が故障・破損して使えなくなる事態となった。私は洗濯機が動かなくなった。その結果、新しい洗濯機が届いたのはいいのだが、乾燥機を回していると、音がちょっとうるさいような気がしていた。最近の洗濯機はこんなものなのだろうか?と使い続けていた。
 今月初めの連休期間中、クーラーをもう一台入れることにして、電器店の人に来てもらった。たまたま乾燥機を動かしていたら、その人はその音を聞くなり、「これ、おかしいですよ。乾燥機がこんなうるさい音をさせるなんてあり得ない」と即座に指摘した。メーカーの修理屋さんに見てもらった結果、やはり内部のファンに問題があることが判明。修理後の乾燥機は静かな音で回るようになった。
 知らない(気づかない)ということは恐ろしい(悲しい)。私は電気店の人が指摘してくれなかったら、けたたましい音のする洗濯機をおそらくずっと使い続けていたことだろう。

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