Home > 総合 > 南大門市場

南大門市場

  • 2019-10-18 (Fri) 09:28
  • 総合

20191018-1571358274.jpg 一夜明けてフロントで来週月曜までの宿泊代金を一括で払う。金土日は代金がアップするが、再度のホテル探しも難儀だからOKする。そして土曜日だけは朝に荷物をまとめてフロントに預けることも承諾する。それぐらい、どうということもない。
 木曜朝、真っ先にやったことは前日にホテル探しに面倒をかけた駅のトラベルサービスで働く女性二人にお礼のお菓子を渡すこと。喫茶店で買い求めたクッキーを手渡した。気は心とかいうではないか。凄く喜んでくれた。
20191018-1571358321.jpg この日は夕刻に韓国人の友人2人と再会する以外は予定がない。とりあえず、ソウル駅にまで出かけてみることにした。そこからソウルを代表する市場と言われる南大門市場に行くことにしよう。ソウル駅の周辺を歩いていて高いところにある通路のようなものが目についた。あそこから眺めればいい景観が楽しめるのでは。それで上がって見た。確かにソウル駅周辺のいい景色が眺められた。通路そのものも植栽が豊かで見事な盆栽も置いてある。空中庭園といった感じだ。こんな粋なもの、昔からあったのだろうか?
20191018-1571358367.jpg 観光案内所みたいなボックスがあったので、のぞいてみる。係員のような女性が一人いた。尋ねてみると、一昨年にできたものだという。元は高速道路の橋梁だったとか。その道路が老朽化したのを契機に遊歩道として生まれ変わったのだという。元の道路が完成したのが1970年。遊歩道として再生したのが2017年。それで遊歩道のあちこちに since 7017 という告知があったのがようやく理解できた。最初は7017って何のこと?と思いながら歩いていたのだ。
20191018-1571358416.jpg 歩き疲れてランチは南大門市場の中にある食堂街の店をのぞいた。狭い通路に美味そうな品々が並んでいる。胃袋がいくつあっても足りないだろう。感じの良さそうな一軒に入り、キムチチャーハンを注文する。びっくりするような美味さではなかったが、まずまずの味。スープとお惣菜もほぼ完食。リーズナブルな6,000ウォン。
20191018-1571358454.jpg その後もちんたら歩き、カフェを何軒か利用して、夕刻、約束の地下鉄駅に向かう。ソウルは地下鉄が充実しているが、乗り継ぎ駅が実に難解。私だけ? 約束の時間に遅れないように気を遣った。この夜再会したのはもう何十年前になるか、中東のイラクでサダム・フセイン大統領がまだ君臨していた頃、日本人を含む多くの外国人が米軍の爆撃を阻止するための人質となった事件を取材するために、首都バグダッドで会った韓国人の元記者2人だ。2人とも少し私の年下でまだ現役の身だ。
 Pさんは今は大学で経済学を教えている。Jさんはメディアの全国的組織の要職にある。私はバグダッドで取材をした当時の記憶は薄れている。記事はスクラップとして残していない。当時パソコンがあればどれほど良かったことだろうかと思わざるを得ない。ブログもあったら折々の思いを綴ることができただろうに。Jさんは出会いが1990年の9月だったと明確に覚えていた。そうだ。90年9月だった。30年ほど前になる。バグダッドのホテルの私の部屋で彼ら韓国の取材陣と語らい、酒を飲んだことは覚えている。
 この夜の話題はいつしか年金のことにも及んだ。第二の人生をどう過ごすかということにも。韓国語で語らいたかったのだが、やはり英語で語り合うしか手はなかった。残念!

Home > 総合 > 南大門市場

Search
Feeds

Page Top