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産経新聞(11/20)にアン・カーソン『赤の自伝』の書評が掲載されました。評者は阿部公彦さんです。

産経新聞(11/20)にアン・カーソン『赤の自伝』の書評が掲載されました。評者は阿部公彦さんです。

《カーソンの筆致には軽妙な滑走感があるが、その遊び心が、時に痛みやヒヤッとする闇の予感を捉える。身近な世界が、つかの間、遠く見える。胸を突くそんな鋭い刺激に、珠玉の詩の味が詰まっている。(……)時とジャンルの枠を超え、声も目も誰のものか分からない。そんな流動的な語りを実現できたのは、その想像力が、詩がまだ個人の所有物でなかった時代に遠くつながるからだろう》

http://www.kankanbou.com/books/kaigai/0539