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『石蓮花』『世界樹の素描』刊行記念 吉川宏志さん×吉岡太朗さんトークイベント「社会と向き合う短歌」を開催します。

吉川宏志さん×吉岡太朗さんトークイベント「社会と向き合う短歌」を開催します。

短歌結社「塔」の主宰である吉川宏志さんの第八歌集『石蓮花』(書肆侃侃房)と
吉岡太朗さんの第二歌集『世界樹の素描』(書肆侃侃房)の刊行を記念して、トークイベントを開催します。

吉川宏志さんの『石蓮花』では身近な人の喪失に加え、沖縄の基地や福島の原発が歌われています。 
また、吉岡太朗さんは、大きな話題をさらった第一歌集『ひだりききの機械』に引き続き、『世界樹の素描』でも、
職場である介護現場の歌が多く詠まれています。

共に、その作品から、社会と真摯に向き合う姿勢を強く感じさせる、吉川宏志さんと吉岡太朗さん。

京大短歌会という同じ学生短歌会の出身でもあるお二人に、お互いの歌集については勿論、短歌の技巧や文体、結社や世代間の断絶、
そして、短歌の可能性について、存分にお話していただきます。

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『石蓮花』『世界樹の素描』刊行記念トークイベント

吉川宏志さん×吉岡太朗さん「社会と向き合う短歌」

日時:2019年4月27日(土)17:00~18:30(開場16:30)

場所:梅田 蔦屋書店 4thラウンジ

参加費:1,500円

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http://real.tsite.jp/umeda/event/2019/03/post-749.html

吉川宏志(よしかわ・ひろし)

1969年宮崎県生まれ。京都大学文学部卒業。現在、京都市在住。
1995年、第1歌集『青蝉』を刊行。翌年、第40回現代歌人協会賞を受賞。
2016年刊行の第7歌集『鳥の見しもの』で、第21回若山牧水賞と第9回小野市詩歌文学賞を受賞している。
歌集には他に、『夜光』、『海雨』、『曳舟』、『燕麦』などがある。
評論集に『風景と実感』、『読みと他者』など。
塔短歌会主宰。京都新聞歌壇選者。

吉岡太朗(よしおか・たろう)

1986年、石川県小松市に生まれる。2002年、J・R・R・トールキン「ニグルの木の葉」を読み、創作を志す。2005年、井辻朱美に触発され、短歌をはじめる。2007年、3 0首連作「六千万個の風鈴」にて第50回短歌研究新人賞を受賞。2014年、第一歌集『ひだりききの機械』(短歌研究社)を刊行。