ユニヴェール9
『音INTERVALLE程』
西田リーバウ望東子
四六判、上製、168ページ
定価:本体2,300円+税
ISBN 978-4-86385-340-9 C0092
カバーデザイン:Cécile Echard
写真:Karin Albers
美しいフォルテを君にと思ふときわたしの遠いとほいふるさと
ベルリン、南アフリカ、そして日本
音楽と言葉が出遭い、共鳴するとき
短歌(うた)は日々の多面体となる
2018年10月中旬全国書店で発売。
著者プロフィール
西田リーバウ望東子(にしだ・りーばう・もとこ)
1953年福岡生れ
1982年よりドイツ、ベルリン在住
2011年「 未来」入会
「ベルリン短歌会」主宰
5首
さういへば二日あなたを忘れてたさう思ふときあなたを想ふ
半球の南の地図の折り山をぽんとたたけば海ひらけゆく
黙すとはあはれいづくの國語とも言はで黙しぬ一分ほどを
ひたひたと人が集まるバス停に乗りそこなつたわたくしの過去
涅色(くりいろ)は君の肌いろバスでゆくわれらの街にもう壁はない
ユニヴェール
新鋭短歌シリーズ、現代歌人シリーズが生まれ、
短歌世界は思いもかけない方向にひろがりをみせている。
そして今、新しいレーベルが生みだされる。
ユニヴェールとは、短歌の壮大な宇宙。
これからもきっと、新しい歌人との出会いが待っているにちがいない。
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