書籍

『サイレンと犀』  岡野大嗣

新鋭短歌シリーズ16
『サイレンと犀』 
岡野大嗣
監修:東 直子

四六、並製、144ページ 
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-166-5 C0092
装画:安福 望
装丁:駒井和彬

死にたいが、生きたい 
同じ命をみても、言葉にせざるをえない。忘れないために。
(長谷川健一 シンガーソングライター)

本音の祈り
書かずにいられなかった"今"が、鼓動を打ちはじめる。
(東 直子)

2014年12月中旬全国書店にて発売。
2018年12月 5刷発行

 

【5首】
もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい
ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる
河川敷が朝にまみれてその朝が電車の中の僕にまで来る
そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき
つよすぎる西日を浴びてポケットというポケットに鍵を探す手
 

新鋭短歌シリーズ
今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
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