書籍

『ちるとしふと』千原こはぎ

新鋭短歌シリーズ39
『ちるとしふと』
千原こはぎ
監修:加藤治郎

四六、並製、144ページ 
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-310-2 C0092

装幀・装画 千原こはぎ

歌のひとつひとつが静かな雨のように降り注ぎ、鼻の奥がつんとしました
恋をした、恋をしている、恋をなくした
あなたに読んでほしいのです
(谷川史子)

それはやっぱりすきなのですか
〈チルトシフト〉が生み出すおもちゃめいた世界
そこにリアルな恋心が溢れている
(加藤治郎)

2018年4月中旬全国書店にて発売。
2019年8月第2刷発行

 

【著者プロフィール】
千原こはぎ(ちはら・こはぎ)
大阪生まれ。イラストレーター・デザイナー。
中学生の頃、祖母の影響で短歌と出会う。
2010年7月からTwitter上での作歌を開始。
「短歌なzineうたつかい」編集部、「鳥歌会」主催、
合同短歌集などの企画・制作や、短歌朗読など、さまざまな短歌関連の活動を行っている。
2015年9月、イラストと写真付きの文庫サイズの短歌本『これはただの』発行。
Twitter : @kohagi_tw

 

【5首】
存在をときどき確かめたくなって深夜ひとりで立つ自動ドア
すべてから置き去りにされているような心地してたぶんありふれている
すきすぎてきらいになるとかありますかそれはやっぱりすきなのですか
距離を置く作戦実行中ですが月がきれいで話がしたい
おしまいはいつも「じゃあね」と言うきみに「またね」と返す祈りのように

 

新鋭短歌シリーズ
今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
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