書籍

『白猫倶楽部』 紀野恵

現代歌人シリーズ16
『白猫倶楽部』
紀野恵

四六判変形、並製、144ページ
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-86385-267-9 C0092

装幀 毛利一枝

円かなる白のかたまりひとつねむる地球の芯に吸ひ付けられて

時空をはるかに超えて
言葉は自在に行き来する
水がながれ光がはじける
時の小舟はゆったり微睡む

2017年7月上旬全国書店にて発売。

著者プロフィール

紀野恵(きの・めぐみ)
昭和四十年徳島生まれ。高校生の頃より短歌を作り始める。歌集『さやと戦げる玉の緒の』『架空荘園』、『La Vacanza』、『午後の音楽』、『歌物語 土左日記殺人事件』など。「七曜」「未来」所属。

現代歌人シリーズ

現代短歌とは何か。前衛短歌を継走するニューウェーブからポスト・ニューウェーブ、さらに、まだ名づけられていない世代まで、現代短歌は確かに生き続けている。彼らはいま、何を考え、どこに向かおうとしているのか……。このシリーズは、縁あって出会った現代歌人による「詩歌の未来」のための饗宴である。

現代歌人シリーズホームページ:http://www.shintanka.com/gendai