書籍

『光のひび』 駒田晶子

現代歌人シリーズ7
『光のひび』
駒田晶子

四六判変形、並製、144ページ
定価:本体1,900円+税
ISBN978-4-86385-204-4 C0092
装幀 毛利一枝

なかなかに引き抜きにくい釘抜けぬままぬけぬけと都市の明るし

あの2011. 3. 11。
出産のために病院にいた。

いまも住みつづける仙台
この夏の朝のひかり 
ちいさく跳ねるひかり
ひかりはつめたく静かにふりそそぎ
あたらしいうたが生まれる瞬間を待つ。

2015年11月中旬全国書店にて発売。

著者プロフィール

駒田晶子( こまだ・あきこ)
1974年5月、福島県福島市生まれ。桐朋学園大学短期大学部芸術科音楽専攻卒業。第49回角川短歌賞受賞。『銀河の水』(ながらみ書房)により現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞、宮城県芸術選奨新人賞を受賞。仙台市在住。「心の花」所属。

現代歌人シリーズ

現代短歌とは何か。前衛短歌を継走するニューウェーブからポスト・ニューウェーブ、さらに、まだ名づけられていない世代まで、現代短歌は確かに生き続けている。彼らはいま、何を考え、どこに向かおうとしているのか……。このシリーズは、縁あって出会った現代歌人による「詩歌の未来」のための饗宴である。

現代歌人シリーズホームページ:http://www.shintanka.com/gendai