『地上絵』
橋爪志保
四六判、並製、144ページ
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-456-7 C0092 2刷
装丁:成原亜美
装画:イケガミヨリユキ
解説:宇都宮敦
I am a 大丈夫 ゆえ You are a 大丈夫 too 地上絵あげる
第二回笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者の第一歌集。
大胆な間違いで鷲掴みされるほんとうのこと、
私にとって橋爪の短歌の最大の魅力はこれだ。
────宇都宮敦(歌人)
2021年4月に全国書店にて発売予定。
【収録歌より】
ボーダーを着てボーダーの服買いに行くのはながいきのおまじない
淀川は広いな鴨川とは全然ちがうなほとんど琵琶湖じゃないか
悪夢でもただなかに手を広げてる 風に揺れてる僕らはドレス
目を細めにらむみたいに紅葉見るきみを守れば失うだろう
いちめんの雪 死んだひとにあいたい いきてるひとにはいきててほしい
【著者プロフィール】
橋爪志保(はしづめ・しほ)
1993年、京都市生まれ。2013年に「京大短歌」に入会し、作歌を始める。現在は、同人誌「羽根と根」の同人として活動中。
2020年、「とおざかる星」50首で第二回笹井宏之賞の永井祐賞を受賞。