文学ムック
「たべるのがおそい」vol.2
A5判、並製、176ページ
定価:本体1,300円+税
ISBN978-4-86385-237-2 C0495 2刷
編集 西崎憲
装幀・装画 片岡好
小説と翻訳と短歌を中心にした文学ムック
わたしたちは誰もが重力というものに支配されています。
「たべるのがおそい」は、その重力を少し弱めてみたいと思っています。
読んでいるあいだ、少し動きやすく、歩きやすい、
それがこの一風変わったタイトルの文学誌の目標です。
西崎憲(編集長)
2016年10月中旬全国書店にて発売。
【巻頭エッセイ】
金原瑞人「文と場所 立つべき場所、失った場所」
【特集〈地図−共作の実験〉】
石川美南×宮内悠介「リャン―エルハフト」
円城塔×やくしまるえつこ「星間文通」
西崎憲×穂村弘「三人の悪人」
【小説】
津村記久子「私たちの数字の内訳」
森見登美彦「チーズかまぼこの妖精」
大前粟生「回転草」
四元康祐「ミハエリの泉」
【短歌】
今橋愛「今橋愛」
岡野大嗣「公共へはもう何度も行きましたね」
瀬戸夏子「二度と殺されなかったあなたのために」
吉野裕之「忘れてしまう」
【エッセイ】
倉本さおり「すこし・ふくざつ」
中野善夫「無限本棚」
【翻訳】
ヤン・ヴァイス 阿部賢一訳「遅れる鏡」
アンナ・カヴァン 西崎憲訳「カウントダウンの五日間」