書籍

『機関車に片思い』 宇都宮照信

鉄道とともに生きる男の半生

『機関車に片思い』
宇都宮照信


A5判、並製、252ぺージ+巻頭カラー36ページ 
定価:本体2,857円+税
ISBN978-4-902108-65-1 C0095

著者の宇都宮さんは、子どものころから機関車が好きで好きでたまらない。全国を回って写真を撮るだけでは飽き足らず、鉄道学校に挑戦するが果たせず、汽車にさえ乗れればと列車食堂のコックになる。そこで見つけた可愛い娘と、鉄道記念日に機関車の前で結婚式を挙げ、その後は毎年10月14日にその機関車に家族そろって会いに行く。そしてついに憧れのJR九州の社員として、九州鉄道記念館で働くことに。ああ、こんな人生もあるのかと、読む人に一種のさわやかな感動を与えてくれるに違いない。お宝写真も含めて懐かしく珍しい鉄道に関する写真も満載。マニアだけでなく、団塊の世代の一人の男の生き様を知る上で、魅力あふれる一冊である。

2007年10月中旬全国書店にて発売。

【著者プロフィール】
宇都宮照信 (うつのみや・てるのぶ)
昭和24年12月24日福岡市生まれ。昭和30年代より鉄道趣味を始める。長く食堂車の乗務員として〔日本食堂〕、後にジェイアール東海パッセンジャーズ勤務。東京、大阪と九州を結ぶプルートレインや電車、気動車、新幹線の乗務を終え、現在九州鉄道記念館に勤務。車両の整備や企画展の仕事をしている。趣味を始めた頃より模型製作や写真を現在まで続けている。著書に『鉄現人』(笠倉出版)、『九州の鉄道―1963-2000』(葦書房)、『九州鉄道の記憶』(西日本新聞社)、またJR九州、交友社、鉄道ジャーナル社、レールマガジン社などに写真を提供している。
現在、JR九州鉄道ファン懇話会事務局長、九州鉄道記念館館長代理