書籍

『レースの村』 片島麦子

『レースの村』
片島麦子

四六判、上製 192ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-459-8 C0093

装画 東山詩織
 

幽霊の世話をする人々、女性だけの村、姿が透明になる犬……。
とても不思議なのに、どこか懐かしい光景。
日本のどこかに、こんな場所がまだあるのかも、と思えてくる。
豊かな発想から物語を紡ぎ出す、新しい語り部の誕生だ!
松永美穂(翻訳家/早稲田大教授)

 

「ことばと」掲載の表題作を含む4編を収録。

2021年4月下旬全国書店にて発売。
 

【あらすじ】
大学の友人サクマの帰省に同行したぼくは、そこで幽霊と暮らす奇妙な村人たちと出会う…「幽霊番」。女性だけの村で育った卯月と、「騙されちゃ、だめよ」と云い、突然いなくなってしまったハルカ。サナさんの秘密の儀式を偶然目撃した卯月は、自分の知らない世界があることに気づいてしまう…「レースの村」。夫との関係はいつも少しずれていると感じる杏子はバイト先の店長とのふとしたはずみで起こった出来事により…「空まわりの観覧車」。透明になった犬の夢二、病気がちで寝たきりの姉綾子とともに過ごす日々はあの雪の日のように儚い…「透明になった犬の話」。綻びのできたレースのように繊細で不可思議な世界を紡ぎだす四編の物語。

【収録作品】
幽霊番
レースの村
空まわりの観覧車
透明になった犬の話
 

【著者プロフィール】
片島麦子(かたしま・むぎこ)
1972年広島県生まれ。小説家。著書に『中指の魔法』(講談社)、『銀杏アパート』『想いであずかり処にじや質店』(ポプラ社)がある。