書籍

『おり鶴さん』西山進

KanKanComics
『おり鶴さん』
 ――漫画で描きつづけた被爆者の戦後
西山進

A5判、並製、224ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-535-9 C0079 2刷

 

マンガは、リアルに語ります。被爆者たちが戦後、何をしてきたのか。
もう、戦争をさせないために――

――川崎哲 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員

 

「被団協」新聞に連載 500 回。
被爆者に優しく寄り添い、励まし続けた漫画「おり鶴さん」
時代背景解説やコラムを交えた、およそ 40 年の連載からのベストセレクションです。

2022年8月上旬発売。

【著者プロフィール】
西山進(にしやま・すすむ)
1928 年生まれ。
17 歳の時、勤務していた三菱長崎造船所で被爆。
1960 年代から漫画家として本格的に活動する。
世界各地で核兵器廃絶を訴えたほか、自らの被爆体験を描いた紙芝居を携え、子どもたちへの被爆体験講話も続ける。

訃報
『おり鶴さん』の作者の西山進さんが2022年10月6日午前、逝去されました。94歳。
謹んでお悔やみ申し上げます。

 

掲載・放送情報

毎日新聞(8/5、8/10)被爆漫画家が41年連載「おり鶴さん」が本に 「核は絶対いかん」

《その時々の核を巡る情勢や核廃絶に背を向ける権力者への風刺などを織り込みながら描き続けた》

西日本新聞me(8/4)被爆者の日常描いた4こま漫画集 福岡市の西山進さん出版

《西山さんが反戦運動を行う中で出会った被爆者らの日常を、ユーモアと風刺を交えて書き上げたほのぼのとした作品だ》

長崎新聞(8/5)漫画「おり鶴さん」が単行本に ユーモアと風刺で核廃絶訴え

《長崎の原子野で見た「生き地獄」を繰り返さぬよう、ユーモアと風刺を交えて核兵器廃絶と不戦の願いを描いてきた》

読売新聞(8/6)被爆者励ます 94歳の4コマ

《描くのは被爆者の日常だ。被爆者援護法の成立や核兵器禁止条約の採択など時代背景も伝えてきた》

共同通信(8/6)「おり鶴さん」単行本に 被爆者漫画家の4こま連載

《おり鶴さんはほのぼのとしたタッチながら、時に鋭く社会を風刺し、反戦・反核への思いを描く》

朝日新聞(8/23) コミカルタッチで描いた被爆者の日常 連載40年のマンガが単行本に

《コミカルなタッチで描かれる被爆者の日常とともに、戦後の平和運動史がわかる一冊になっている》

 

NHKイブニング長崎(8/3)長崎の被爆者が40年余連載した4コマ漫画 単行本として出版

《被爆者の平和運動の様子や核廃絶への願いを風刺を織り交ぜて表現した4コマ漫画を1979年から去年まで40年あまりにわたって毎月、被爆者団体の機関紙に連載》

NBC長崎放送(8/4)42年間の連載を単行本に 被爆者・西山進さんの4コマ漫画「おり鶴さん」出版へ

 

KTNテレビ長崎(8/7)8月9日の長崎原爆の日に被爆漫画家 西山さんの漫画「おり鶴さん」を出版へ

 

 

正誤表
『おり鶴さん』本文中に誤りがありました。下記のとおり訂正いたします。
P221:1992年(平成4)年
誤「リトアニアのウナス訪問。」→正「リトアニアのカウナス訪問。」