書籍

『政治はどう動くか』 舟槻格致

日本の政治動向を探る

先行きの見えない民主・日本丸は
どこに向かおうとしているのか
民主・自民の議員に聞く

『政治はどう動くか』
九州・沖縄・山口の国会議員14人に聞く
舟槻格致

四六、並製、256ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-031-6 C0031

2009年8月の衆議院選による政権交代は、戦後の日本の政界に大きなインパクトを与えた。しかも、その政権交代の激震の後の「余震」の方が、8月の本震よりもむしろ強烈に社会を揺さぶり続けているように見える。選挙から9カ月を超えた今もなお、揺れは一向に収まる気配は見えていない。経済・財政の立て直し、外交・安全保障問題と先行きのみえない「民主党・日本丸」はどこに向かおうとしているのか。
政権党から野党へ転落した自民党大物議員の憤りと消えぬ情熱、そして与党となった民主党の中堅・若手議員たちの緊張感や思いが伝わる赤裸々な発言に要注目。九州・沖縄・山口の国会議員 人のインタビューをとおしてこれからの日本の政治動向を探る。

2010年6月中旬全国書店にて発売。
 

【著者プロフィール】
舟槻 格致 (ふなつき・かくち)
1967年、東京都生まれ。東京大学卒業、読売新聞社に入社。青森支局を振り出しに、政治部、社長室などを経て現在、西部本社社会部(政治・選挙、安全保障問題担当)。政治部時代に首相官邸クラブや与野党、外務省、憲法問題などを担当。共著多数。九州大、熊本大講師も務める。

【目次】
日本はどう動くか──政治を読み解く

【民主党】
原口 一博 既得権という害虫と戦い続ける
川内 博史 時計の針は逆に戻さない
平岡 秀夫 保守の強い山口県、苦労は今も多い
藤田 一枝 政務三役の3割は女性が必要
喜納 昌吉 沖縄の先祖の叫び、伝えたい
稲富 修二 新人でも政策提言はやれる
玉城 デニー 『コンクリートも人も』が必要だ

【自民党】
古賀  誠 今こそ『保守本流』の理念が必要だ
安倍 晋三 『戦後レジームからの脱却』を成し遂げたい
岩屋  毅 再生に向け、丸裸でやり直す
林  芳正 基本は『自助』。まず自分でやろうぜ、だ
江藤  拓 民主党に投票した人は怒っている
坂本 哲志 民主党のバラマキは長続きしない

【自民離党】
鳩山 邦夫 日本国民の誇りを取り戻す政治が必要だ

あとがき