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中国(台湾)菜、取り箸必要なし

  • 2019-07-29 (Mon) 13:14
  • 総合

 週末ほどではないが暑い。本日29日の正午前、卓上の温度計は31.1度。湿度54%。窓とドアを開け放っているので室内に風が吹きこみ、暑さを辛うじてしのぐことができるが、夜はさすがにエアコンをつけないときつい。西日の熱が残り、夜中でもソフトサウナ状態だ。
 最近は香椎浜のジョギング路を走るのも一苦労。ともすると歩くだけでいいかと安易な妥協をしてしまう。走った後のジョギングパンツは体内の塩分が抜け出ているのかお尻の辺りに白いシミが浮き出る。ジョギング後の楽しみは週末だけだが、風呂上りの一杯。最近はまた焼酎に戻っているが、氷を浮かべた一杯が実に美味い!ひょっとしたら、週末はこれが楽しみで走っているのかもしれない。
                  ◇
 大家さんからまた家庭菜園で栽培しているゴーヤとキュウリ、ピーマンを頂いた。ゴーヤは肉と一緒に炒めても良いし、らっきょう酢に漬けてピクルスにしても可。会社を辞め、海外の旅を終えて少ししてから自炊の生活に入ったが、食べ物の重要さは日々実感している。非常勤講師時代には学生たちに “We are what we eat.” だよと訴えていたが、今はそれをまさに実感している。
 私のように料理音痴でレパートリーの少ない者には野菜をいかに毎日食するかがとても大切だと思っている。それでお世話になっているのが上記のらっきょう酢だが、これを活用するようになってどれぐらいになるのだろうかと思って、過去のブログをスクロールしてみて驚いた。「らっきょう酢」と題したブログは2015年12月11日付けで書いている。
 「らっきょう酢というものがあることを知った。スーパーで酢がある棚を漁ったら、あるある、らっきょう酢なるものが。それで少し調べたら、ニンジンや大根も刻んでタッパーに入れ、らっきょう酢漬けにしたら美味しいピクルスになると書いてある。早速やってみたら、あら不思議、本当に美味なものができた。知らない世界があるものだ。これで私の数少ない献立のレパートリーがまた一つ充実した感じだ」
 あれからすでに4年近いときが流れているのか。 “We are what we eat.” の観点から言えば、私の身体の一部はらっきょう酢からできているのかもしれない。
                  ◇
 公民館で教わっている中国語教室で使用している教科書『語ろう日中暮らしの文化』(白帝社)。私は途中からの参加だから最初の章はまともに読んでいない。それで暇に任せて最初から読んでみて、嗚呼これだ、これだという個所を見つけた。それは第1章の「吃饭」(食事)の項で、「中国人は料理を大皿や大きなお椀に盛り、めいめいが自分のはしではさんで食べます。中国の箸は日本の箸よりちょっと太くて長いです」と記されていたこと。
 先日の台北の大学のクラスメートたちとの食事会でまさにそうした場面に出くわしていた。私は最初に箸を付ける時に少し躊躇した。日本ではこうした行為を嫌がる女性がいることが脳裏をかすめたからだ。日本では「取り箸」という語もある。だが、上記の食事会では気兼ねする必要はさらさらなかったのだ。「入乡随俗」(郷に入っては郷に従え)。この成語も後の章で紹介されていた。

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